あふりかくじらノート
あふりかくじら



 出張くじら講師サービス京都編。

人数120人程度。経済学部の専門講座の異色なやつ。

自らの学生時代を思い返してみれば、いわゆるパンキョーという
授業にはまったく単位のためだけ出席のためだけに顔を出していた。
その授業は言ってしまえばそんな「空気」が流れていた。
我が母校の国際学部のアフリカ地域研究の授業で講演したときとは
えらい違いである。

はっきりいって疲れる。
ぼけても反応なし。
私語をする者は少なかったものの、テンションの低さといったら!

わたしは講演をする際ノートなどをほとんど見ることがない。
かわりに学生の顔をじ〜っとみている。
なんだかこっちの顔を見ているやつ。
まじめに配布物を繰るやつ。
寝ているやつ。よく見えるんだ、教壇ってやつは。

顔だけをみると、やる気がない。魂の抜けた顔。
そういうの、疲れる。

でも、わかっている。
そりゃあ、心の底からつまらんと思っているものもいるだろうが、
ほんとうはわたしの言葉は一人相撲ではないこと。
数年前のわたしみたいに、無表情で座っていてもきちんと感動し
きちんと考えていること。

だからわたしは、こんな講演を嫌いではない。
あんたたちの秘密、ほんとはちょっとわかっちゃってる。
だからわたしは、にやにやする。

でもほんとは少しだけ、くじらは淋しがりやだけどね。

2002年01月09日(水)



 海がつながっている。

いろんなメールをいただくことがある。
今日、名前も名乗らぬ人からメールがあった。
メルマガを読まれて、励ましの言葉をくださった。

ずるいわたしは、そのメルアドを検索して
ものすごくすてきなページを見つけてしまった。

名乗られなかったその方のご行為を尊敬しなかったことに
とてもうしろめたさを感じてしまった。

でも、わたしはそのひとたちをすばらしいと思う。
大学のころ、似たようなサークルに入っていたから。

2002年01月06日(日)



 上信越道は雪のための規制。

ものをかくこと。
写真をとること。
絵を描くこと。
ピアノをひくこと。
うたを唄うこと。
音楽を聴くこと。
ダンス。
旅にでること。
本を読むこと。

マドモアゼル自己表現。
すべてのこと、わたしは望むけれど。

たくさんのイメージが交錯して脳に降りかかって
手を伸ばしてもその断片しかつかめない2002年正月のことは、
本当は秘密だった。

ほんとはヒミツだった。

おお、シャンゼリゼ。

それでもわたしの脳みその霧は晴れ、
背骨の一番下のかけら辺りに、動力が戻った。
その感覚、わかる?ねぇ、わかる?

2002年01月05日(土)



 くじら金魚の放流について。

『アメリ』を観た。
パリ滞在わずか20時間ほどにして足早に南に去ってしまったのを
初めてほんの2ミリほど後悔した。
だが、またいつの日かおとづれることができることを
わたしは幸せに思った。

そうか。夢想してもいいのか。

ライフ・イズ・ビューティフル。
なんてたくさんの小さな幸福たち。

ボンソワアル マドモアゼル。

2002年01月04日(金)
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