ヒトリゴト

2005年10月23日(日) 言葉に出来ず そっと手を振った

あの日から一ヶ月
今、思い返してる

あなたは追い込まれていて
その苦しみが胸を刺すようで
毎日が心配で不安でたまらなかった

でも何もかも脱ぎ捨てて
前を見て歩き出したあなた

あなたは強い人ね


だからとても弱い部分があるんだってこと
誰にも見せずにいるのね

私にも


この先続く道が輝くものでありますように
優しさと温もりに満ちていますように



たったひとつ
毎日、毎朝、そう願うことを
私に許してね

あなたの幸せを願い続けること
あなたを応援し続けること

それだけは私に許してね


去っていった街で
あの日からのこと思い返してる


歩き出すあなたの重荷になりたくないから
ここで見送るね

遠く見えなくなっても
この街を
私を

忘れないでね












2005年10月20日(木) 嘘つき




ほんの小さな嘘が
許せなくて

何度失っただろう


ほんの小さな嘘に
振り回されて

出るのはため息ばかり


嘘つき


もうあなたが誰だかなんて知らない




知らない人




そういう私が一番嘘つきなのに





2005年10月06日(木) 夢の中で

とてもとても近く感じた

隣にいると
それが当たり前すぎて
不思議なくらい
ずっと前から一緒にいたようで

手が温かくて
心まで温まった


この長くて短い夢の中で
私は一番 本当の私だった


夢から醒めて
目を開けると

何もなかった

残ったのは行き場のない思いだけ
思っても思ってももう届かない


あなたは私の夢

失ってもずっと輝き続ける儚い夢








2005年10月02日(日) ずっと言わない


あの日つないだ手の温かさ
優しく撫でられた髪
抱きしめあった時 胸で感じた心臓の音

ずっと言わない

どんなにあなたを好きだったか なんて


もう二度と
こんなに誰かを好きになることはない なんて


遠い遠い
私の知らないあなたには




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purisira [MAIL]

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