MIKI.PRUNEの方丈日記
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2007年09月30日(日) 9月・終わり

 今日で9月が終わる。

 昨日から、関東地方は11月の陽気と天気予報で

 言っているように、とても寒い日が続いています。

 とは言うもの、昨日は夕方からの関東地方の気温

 しか知りませんが・・・。


 実は木曜日から昨日まで、石川県・和倉温泉に泊まり

 家族旅行をしていました。

 和倉温泉は、3月に能登地方を襲った地震の爪あとが

 まだ少し残っているけれど、地元の人たちは、

 復興に向けて懸命に生きている印象でした。

 1日目は、色々な路線や電車に揺られて3時頃、

 和倉温泉に到着。散歩がてら温泉街を歩くと、

 湯っ足りパーク(ゆったりパーク)という無料の足湯を

 発見、早速娘と浸かる。

 日本海を目の前にして、のんびり、じっくりと

 足をつけているととても気持ちよく帰りの足取りが軽く

 なったようです。

 宿に帰ると、夕飯前に一風呂浴びる。

 塩分の強い、透明でさらさらのお湯が自慢の和倉温泉は

 開湯1200年の歴史ある温泉です。

 夕飯は、海の物がたくさんそして、能登牛まであり

 美味しくてお腹がぱんぱん。

 また、太ってしまう〜!!!

 夕飯後、腹ごなしに娘と卓球をする。日本の温泉に卓球は

 なくてはならないですよね。

 汗をかいたので、また、一風呂浴びて寝ました。


 2日目は、レンタカーを借りて、能登半島をドライブする。

 午前中は輪島にある千枚田や漆器会館、キリコ会館を見学、

 千枚田は稲が刈ってあって少し残念、日本の田んぼの風景を

 見たかった〜。

 漆器会館では、職人さんたちが実際に行っている輪島塗の

 工程に沿って見学できて、美しい漆器が出来るまでに

 沢山の工程と人の手がかけられているのがわかった。

 キリコ会館では、キリコまつりで使われているビル4階相当の

 高さがあるキリコや江戸時代に作られたキリコをみたり、

 まつりの風景を写したビデオをみたりした。今度は実際の

 キリコ祭りを見たいと思った。

 午後は、日本海の荒波によって出来た自然の岩が有名な巌門を

 見学。ここは、松本清張さんの「ゼロの焦点」の舞台になった

 所でもある。切り立った断崖、岩にぶつかり白くはじける波は

 日本海そのものと言った風景でした。

 七尾市にある高沢ろうそく店に足を運び、色鮮やかな和ろうそく、

 いろいろなろうそくや香のかおりが店内にたくさんあり、

 素朴さと日本的なたたずまいに魅了されました。

 宿では、露天風呂や内風呂にやはり3回入り、夜には、

 風呂あがりに中庭にたぬきが現れて、小一時間、

 たぬき君と話したり愛嬌のある顔をじっくり眺めて過ごしました。

 3日目は、和倉温泉から金沢に向かい、列車の合間をぬって

 兼六園を娘と見てきました。日本の3名園と呼ばれるに相応しい

 落ち着いた庭園は、20歳の頃、1度訪れていましたが、

 今回の方が印象に残り、庭園のこけもとても風情があり、

 感激しました。

 タクシーの中から近江町市場、尾山神社、旧制4高など金沢を

 代表する名所を眺め、またいつか、ゆっくりと金沢を見学したいと

 思った。

 今回の旅では、地震の爪あとが各所に残る様やそれでいて、

 なんとか街を盛り上げて行こうとする人たちに会えて、

 私も明日からがんばろうと思った。

 

  今日の一首

   海猫が ゆったりと舞う 空と海

       碧色の日本海と 秋色の風吹く


   趣きある 日本の風景 目にすれば

       こころやすらぐ 旅の思い出

       



 

 

 

 


2007年09月24日(月) 秋の彼岸

 秋のお彼岸中です。

 土曜日はお墓参りに出かけましたが、

 暑さ寒さも彼岸までとは言いがたい、

 とても暑い日でした。

 お墓やお墓の前をきれいにして

 手を合わせてきました。


 夜から降りだした雨のおかげで

 日曜日は肌寒いくらいな天気でした。

 横浜の親戚が来たので、厄除け大師へ

 行ったり、みんなでわいわいと話したり、

 夕飯を食べたりした。


 横浜のおばさんは5月に亡くなって

 しまい、寂しいです。

 おばさんはガンと戦いながら、

 最後まで明るく振舞っていてくれた。

 今はゆっくり休んでいることでしょう。

 
 今日はこれから東京ドームまで、

 野球観戦に出かけます。

 G がんばれ !

 Dとの直接対決3連戦を3タテしよう!!!

 では、行ってきます。


  今日の一句

   秋の夜 力のかぎり 応援す

   声だして 共に戦う 3連戦



2007年09月18日(火) 誕生日

 またひとつ歳を重ねました。

 納得の行く人生には程遠いですが、

 これからも一歩一歩自分なりに

 歩いて行こうと思っています。

  今日の一首

   秋の宵 虫たちの声 高らかに

         窓辺にひとり 物思い耽る


   重ね行く 人生の道 とぼとぼと

         過ぎ行く秋に 自分を見つめ


   ころころと 草むらに鳴く こおろぎよ

         おまえもひとり 鳴き声悲し


   さわやかな 秋の夜風よ 心しみる

         せつなさ募る 独り寝のまくら


  月日行く 遠い昔の 秋の日に

         生まれし我は  今 生きている

         


2007年09月17日(月) 最後の研修会

 土曜日は多文化コミュニティの日本語支援ボランティア研修

 3回目に参加する。

 今回も国際日本語普及協会 の N先生が

 楽しい日本語教室とするためにいろいろな方法を教えて

 下さる。先ずは心と体を使って日本語を共に学ぶ教室とは

 ゲーム・・・しりとり フルーツバスケット じゃんけん 

 クイズ・・・なぞなぞ シルエットクイズ

 詩・物語 などで学んでゆくというものです。


  金子みすず

  わたしと小鳥と鈴と

 わたしが 両手を 広げても

 お空は ちっとも 飛べないが

 飛べる 小鳥は わたしのように

 地べたを 速くは 走れない


  わたしが 体を 揺すっても

  きれいな 音は 出ないけど
 
  あの 鳴る 鈴は わたしのように

  たくさんな 歌は 知らないよ


 鈴と 小鳥と それから わたし

 みんな 違って みんな いい


 人はいろんな人が生活していて

 いろんな言葉があり、いろんなことを

 考えている。どれがよくてどれが悪いなんて

 ありえない。みんな違っていることがいいんだよ

 ということを教えてくれる教材としても

 すばらしい詩を紹介して下さる。



 また、 さよなら さんかく では


 さよなら さんかく またきてしかく

 しかくはベッド ベットははずむ

 はずむはボール ボールはまるい


 というように言葉遊びをしながら

 学べると話してくれる。


 何気ない詩や遊び歌なども教えるのに

 役立つことがわかった。


 3回の講義はどれも、これからの日本語教室で

 活かしてゆける素晴らしい研修内容で、

 生徒さんには休んだ分、いっぱい教える

 材料を手に入れることが出来ました。

 
  今日の一首

   いろいろな 言葉のなかに ちりばめられた

            ことだまたちを 共に学ぶよ


   額に じわっと出てくる 汗を拭く

            残暑厳しき 九月の半ば


   

         

 


2007年09月09日(日) 週末

 台風の直撃を受けた関東地方だが、週末は台風の置き土産が

 沢山あった。増水、台風の去った爪あと、残暑などです。

 さて、土曜日は宇都宮で地域日本語教育をボランティアの

 研修第2回目でした。

 今回は、AJALT 国際日本語普及協会 M先生を迎え、

 「共に学ぶ生活日本語」「コトバを伝える工夫」と題し、

 勉強をしてきました。

 先ず、先生が体験した日本語教育の中のエピソードを語って

 くれて、外国の人は「どうして普通に使う言葉を教えないのでしょう」

 と、思っていると紹介して下さる。

 日本語教育というと我々もそうだが、教本のとおり、読んだり、

 書いたり文法を教えたがるけれど、外国の人は、日本で生活する上で

 必要なコトバを学びたいと思っているのだと教えてくださる。

 つまり、私たちが教えようとするものではなく、ごく普通の

 日常会話を勉強したいと思っているのだと・・・。

 暮らしの中のことばを教えるには、AJALTのリソース型生活日本語

 を利用するのも1つの方法だと教えてくださる。

 リソース型生活日本語は生活する上で、病院にかかる、役所の

 手続きの仕方、学校との連絡の仕方、PTAとは、あらゆる

 生活のシーンに即した内容と教え方などが示されていて

 教材の1つにすると外国の人が喜ぶと思うと話される。

 実際に私たちも教材の中の電話で欠勤を伝える、スーパーで買い物をする

 食事の準備をするなどをどのように教えたらいいか考えた。

 この勉強を教えるにあたっては、生徒がやってみたい教材を

 選んでもらい、教えるのが効果が上がると思った。

 また、教材・素材を沢山持っていると、外国の人とのコミュニケーション

 作りに大いに役立つことがわかった。

 今回も収穫することが多く、今後の教室活動で生かして行こうと

 思いました。

 
 帰ってきて、夜は仲の良い元PTA役員との飲み会に参加。

 いろんな話をして、青春時代の懐かしい曲を歌って、

 飲んで食べて楽しいひとときを過ごす。

 気のあう仲間、大事にしたいものだ。


 日曜日は、日光中禅寺の親戚の家へ行く。

 下界では、味わうことの出来ない爽やかさ実感してきたのは

 良いのだが・・・。

 あーあ、下は蒸し暑い!!!


 今日の一句

  すすき揺れ 秋風吹くよ 中禅寺

  語るごと 深まりゆく 友情よ

  

 


2007年09月04日(火) 人間ドックから生還

 1泊2日の人間ドックから生還してきました。

 2日間、のんびりと検査をこなして

 結果は19日(水)に判ります。


 胃カメラは、好きにはなれないなぁー。

だって、異物が入りこんで行くのに

 力を抜いて、楽にしてと言われてもねぇー。

 力んでしまうのです。

 来年は、鼻から入れる細いのになっていることを望む。

 明日からは仕事に復帰です。

 がんばろう!

  今日の一句

   下界へと 生還すれば 残暑なり


2007年09月02日(日) 明日から

 明日から1泊2日の人間ドックです。

 今日はゆっくり休むことにします。

 その前に、また、映画に行ってきます。

 「夕凪の街 桜の国」

 という映画です。

  キャストは麻生久美子、田中麗奈、

       堺正章、藤村志保、吉沢悠ら


 楽しみです。

  今日の一句

   行く夏を 映画とともに 想い出に



 *「夕凪の街 桜の国」 を観て来ました。

  広島の原爆を被爆した後、13年生きた皆実(麻生久美子)は

  原爆の恐ろしさや肉親を亡くした痛みを抱えて生きている。

  彼女を愛する打越の優しさで心が和らぐ皆実だが・・・

  原爆症で命をおとす。

  また、50年後に生きる皆実の姪・七海(田中麗奈)は、

  皆実の弟・旭(堺正章)の子供で、黙って広島に行ってしまう

  父・旭を追って広島へ行く。

  自分のルーツや原爆症、家族が背負ってきた人生を通して

  七海自身が家族、自分に思いを馳せて行く物語でした。


  皆実が恋人の打越から「生きとってくれて ありがとう」と

  言われ、自分が生きていて良かったと思うシーンと

  最後に旭から七海が「お前が幸せにならなくてはいけない」と

  言われるシーンが心に響く。

  いい映画でした。

 

   


2007年09月01日(土) 日本語教育の研修

 九月は、日本語教室をお休みして研修に参加させてもらう。

 実際の教室の生徒さんには、事情を説明し、

 別な先生にお願いをしてきましたので安心。


 さて。自分の研修は東京外国語大学のI教授の

 研修を午前・午後2時間ずつ受ける。

 ボランティアによる日本語教室では、生徒を参加型の

 授業で、楽しみながら、会話や日常生活で必要な言葉

 文字を教えるようにしたほうがよいとアドバイスを受ける。

 どうしても、先生と生徒というように上下関係になって

 しまいがちだが、平行関係で共に学ぶといったスタンスで

 授業を進めるほうが良いともおっしゃっていた。

 体験1  部屋の四隅というゲームでは、質問して

 自分が何処のコーナーにあてはまるか、考え動き、

 どうしてそこをなったか理由を話させる。

 初対面の人たちのコミュニケーション作りをするのに

 有効な手法を体験する。

 体験2  フォトランゲージでは、ある写真から読み取れる

 ことをフリーに話し合わせて、話すことや各国の生活習慣の

 違いなど引き出し、勉強させる手法を体験する。

 今回は、グループに分けてその人たちと考え、発表する

 方法がとられて、ただ、聴くだけの研修ではなく実際に

 自分がどのように授業に活かせるか、外国の人とどのように

 接すればいいのかを勉強することが出来た。


 ここに集まった生徒は、皆、外国の人に日本語を教えているメンバー。

 話をしたり、聴いたりすると、自分と同じように

 自分の授業のやり方でいいのか不安があったり、

 やめて行ってしまった生徒さんは、自分の教え方が

 悪かったと自責の念を抱いていたり、生徒さんが

 なかなか来ないと嘆いていたりして、

 みんな同じ悩みを持っているんだなと感じることが出来、

 参加してよかった。

 あと2回、研修が続く。いろんなことを学んで日本語教室で

 活かして行きたい。


  今日の一首

   皆同じ 悩みを抱え 教えてる

       語らうたびに 深まる友情



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