MIKI.PRUNEの方丈日記
DiaryINDEXpastwill


2006年04月30日(日) 愛のあとにくるもの 読んでPART1

 辻仁成の「愛のあとにくるもの」を読み終える。

 7年前に韓国人女性崔紅(チエホン)と別れてしまった潤吾は、

 自分の気持ちを言葉に表現するのが下手な青年です。

 無口となり自分の気持ちを相手にうまく伝えることができず

 別れてしまった恋人をいまでも好きでいて、新しい恋ができない。

 そんな潤吾は、自叙伝風に 韓国の友人 日本の友人 を出版し

 韓国でも話題となり、かつての恋人崔紅に再会を果たすが・・・。

 互いに素直に話すことも出来ずにいるが、韓国を離れる日に

 潤吾は崔紅を待ち続け、「ごめん、ぼくが悪かった。」

 「あの頃、君を孤独にさせて」と謝る。

 あの時、その一言が言えれば、崔紅に気持ちをわかってあげられれば

 こんなに遠回りせずにいられた2人。

 でも、最後はHAPPY END で終わるこの小説は、愛することの

 素晴らしさを2人に置き換えて読者に語る。

 つい起こしてしまう、相手の気持ちをわかっているつもりが

 いつしか相手の気持ちが掴めず、離れ離れとなってしまう男と女を

 うまく扱っています。

 

 本文中より

  「時間をかけて誤解を解くことができるわ。過ちを犯したのであれば

   心を込めて謝れば届くものよ。でも、努力を惜しまないこと。

   そして、どんなに大変であっても、誠意を持ち続けること。

   いいわね。恋はね、最後は気持ちよ。あなたが彼女への思いを大切

   にもっていれば、いつかきっとその思いは届くわ。」

   と、しづ子という女性が潤吾に語りかけています。


 恋はね、最後は気持ちよ。あなたが彼女への思いを大切にもっていれば

 いつかきっとその思いは届くわ これを実践した潤吾は崔紅の心を

 掴むことができる。よかった、よかった。

 愛する人を思う気持ち、永遠に忘れてはいけない。

 潤吾と崔紅 の愛がいつまでも続きますように!

 さて、今度は女性の立場から書かれた 孔枝泳(コン・ジヨン)さんの

 愛のあとにくるもの を読もう。

 
  今日の一首

   離れてから 募る想い 強くなり

          ひとときたりとも 忘れられない女(ひと)


   眠れない 夜を幾度も 過ごす日々

          やっと掴んだ 真実(まこと)の愛 とわに

  
   すれ違う 男と女 幾度となく

          想いを強く 結ばれること祈る

 

  


2006年04月29日(土) IMAI MIKI

 今日、BS Fujiで IMAI MIKI コンサート2005を

 放映し、7時から9時までTVに釘付けでした。

 瞳がほほえむから で始まった今回の今井美樹のコンサートは

 バラード系の聴かせる楽曲で構成されていた。

 慕情、潮騒、Good bye Yesterday、PRAID、

 野生の風、夕陽が見える場所、幸せになりたい、黄色い意TV、

 愛の詩など。

 曲の合間にインタビューが入り、今の今井美樹の心境や歌への思いなど

 切々と語る。音楽への情熱をいつまでも持ち続け、わたしたちの心に

 響く歌を歌い続けてほしいと思った。

 年を追うごとに人への思いやり、温かさを感じる今井美樹の生き方は、

 満たされた人生が裏打ちされている。

 アカペラで歌った PIECE OF MY WISHは最高!

 彼女の持ち歌で自身が思い入れのある曲は、わたしも大好きな曲です。

 前向きに生きて行こうとするこの詩は最高です。

 2時間、夢の中。今井美樹 大好き!!


  今日の一首

   舞台たち スポットライト 浴びながら

          歌い続ける 優しい歌姫


   いつまでも 素敵な歌を 歌うきみ

          澄んだ歌声よ 永遠にと祈る


   想い出の 詰まった曲を 聴くたびに

          よみがえるよ 青春の日々

           

           

          

 


2006年04月27日(木) 愛のあとにくるもの

 今、読み始めた本です。

 韓国人の崔紅と日本人の潤吾は、別れたあと、互いに

 連絡をとらずに7年が過ぎた。

 言葉が足りなかったために起こった、すれ違い。

 若さゆえにお互いを理解できなかった男と女。

 偶然が二人を再会させるところから、この物語は始まる。


 男の視点で辻仁成が、女の視点で孔枝泳(コン・ジヨン)という

 韓国の女流作家が、一冊ずつを描いている。

 それぞれの作品を読み比べるのが楽しみだが、

 まず男の視点から書かれた辻さんの作品から読んで行こうと思う。

 この二人の愛は、どうなるのかな。

 
  今日の一首

   愛すれど すれ違いの 男と女

          今度こそは 永遠(とわ)の愛を


   近くても 遠くにいても すれ違い

          心繋ぐよ 運命の糸 

 


2006年04月24日(月) ハナミズキ

 街路樹のハナミズキがきれいです。

 ハナミズキの歌が好きになってから

 この花がスキになりました。

 白・ピンクのハナミズキの花が

 可憐に咲いています。

 今日もハナミズキの花を

 見上げました。

 美しい花が百年続きますように・・・。

 


2006年04月23日(日) 九州へのたび 4

 いよいよ九州最後の日となった。

 別府の宿をおかみさんの見送りを受けて、車を昨日、

 Uターンして帰ってきた湯布院へむける。

 今日は青空だが、風が強い。

 8時30分には車を止めて、9時から乗る辻馬車の

 切符を買い求める。

 辻馬車は、約1時間をかけて由布院の町を案内してくれる。

 朝、1番の馬車のせいか、私たちともう1グループの5人で

 案内をはじめる。パカパカとリズミカルに走る馬、御者の

 おじさんはこの辻馬車を操って30年のベテランです。

 おじさんの巧妙な話術と綱裁きは見事で、人馬一体となり

 私たち観光客をひきつけます。

 由布岳を町のいろいろな角度から眺める。1番良いのは

 町はずれの田んぼから見る由布岳で、

 但し、水田となり苗を植えた頃が最高のロケーションと

 なるそうです。まだまだ早すぎた。残念。

 それに、寒波が居座り続けて、毛布を足にかけて馬車にのり

 ましたが、寒くて寒くて・・・。

 町の教会や神社、有名な店先を通りながら、走る辻馬車は

 歩いている人や車の中から写真を撮られぱなしです。

 ゆったりとした町には、辻馬車が似合っていて、車より

 この辻馬車が優先で走る街は素敵な町でした。

 辻馬車を降りたあと、町のお店を見て歩いたり、買い物を

 して、湯布院をあとに大分空港へ。

 そして、風が強い中、飛行機は大分を飛び立ち、3泊4日の

 九州へのたびは終わりに向かう。

 はじめて行った九州。南半分、太平洋側を主に旅したが

 いろいろな所ですばらしい風景、人、食べ物に出会えて

 満足の行く旅でした。

 今度は、北半分、福岡・佐賀・長崎・熊本などを旅してみたい。


 今日の一首

  旅すれば 行く先々で 出会うもの

           心にのこり 思い出となる


  ふれあいは いつの間にやら やってくる

           ひとつひとつと かさなりあって


  ゆっくりと 時をわすれて 旅すれば

           こころにあるは 愛しき人ばかり


  未知の土地 踏み込み出会う ふれあいに

           なごむこころと 笑顔、取り戻す


  旅のおわり 帰路にたつ 飛行機と

           こころの翼は 違う世界へ    

 

 


2006年04月22日(土) 九州へのたび 3



 九州への旅も終盤、大分・湯布院を残すばかりとなりました。

 今回の旅で、一番行きたかったところが湯布院ですが、

 しかし、ことごとく湯布院にはついてなかった気がします。

 湯布院に泊まって、温泉につかりながら由布岳を見ようと

 思っていましたが、宿がとれなかったことを皮切りに、

 湯布院に足を踏み入れた日は、ものすごい低気圧の接近で、

 雨・風が強く、観光どころではなくやむなく別府に引き返しました。

 その別府は晴れていましたが、風がつよく、展望台のあるビーコン・

 プラザ、グローバルタワーは運転中止。残念でした。

 次に見学したところは、日本の竹博物館は竹の生え方、日本中の

 竹の籠が展示してありました。わがふるさとで作られた野菜などを

 入れる籠も展示されていて、食い入るようにみてしまいました。

 そのほかにも、竹で出来た電球のフィラメントをつけてみたり、

 蓄音機のレコード針(竹製)を見ました。故障していて実際に

 レコードを聴くことが出来なかったのは残念でした。

 私たちの身近にある竹は、我々の生活のなかでなくてはならない

 ものだということがわかる素晴らしい博物館でした。

 ホテルでは、和室を選んであったので久しぶりの畳の部屋で

 足を伸ばすことができました。ちょうどその夜は、福岡の高校の

 剣道部の部員たちがたくさん泊まっていた。

 ホテル内はにぎやかな状態でしたが、武道をやっている若者たちは

 礼儀をわきまえ、挨拶もすすんでできる生徒たちに感心しました。

 さすがに大浴場では、一緒に入るスペースがなく彼らが出た後、

 時間をずらして、ゆっくりと湯につかりました。

 体を洗っている時、ホテルの従業員のおばさんが、

 「ごめんなさい」といって、洗面器や腰掛などきちんと整理しに

 入ってきました。ちょっぴりびっくりしましたが、生徒たちの

 入ったあとを片付けをしてくれているのだと気づきました。

 脱衣場でもそのおばさんが脱衣かどやタオルを整理したり

 洗面台などをきれいにしてくれていたので、「ご苦労様ですね。」

 というと、にっこり微笑んでいました。

 おばさんとしばし、今日の荒れた天気のことや若い生徒たちは

 元気でいいねいう世間話をしました。

 ホテルの裏方で働く人は、地味で大変なことばかりですが、

 そういう方が働いてくれるから、客は気持ちよく利用できるのです。

 感謝!

 部屋では、ふとんが敷かれていてゆっくりと眠ることができました。

 明日は、もう一度、湯布院を訪ねます。

 
 今日の一首

  旅の湯船 のんびりゆったり ひたる夜

         土地のひとと しばし 話をする


  和の部屋で 足をのばす 贅沢を

            別府の宿で 味わう旅よ


 



 

 

 


2006年04月15日(土) コンサート 4

 今日は、恒例となった所沢ミューズでの

 UNPORGETTABLE CONCERT VOL.4 に

 行って来た。

 このコンサート魅力は、JAZZピアニスト国府弘子トリオに

 毎回、いろいろなゲストが出演することです。

 今回は、アルパ奏者の上松美香さん、ヴォーカルにLyricoさん、

 ギター奏者として鳥山雄司さんを迎えて、国府さんらとコラボを行った。


       プログラム

  Barefoot Steppin’

  さくら便り
 
  月の光

  Oscar

  The Song of Life

  春花

  Nostalgia

  コーヒー・ルンバ

  キセキノハナ

  I don’t worry about tomorrow

  Spain


 なかでも、私が気に入ったのは、

 国府さんと鳥山さんの2人で演奏した ドビュッシーの「月の光」は

 ピアノとギターの音が融合して、すてきな音の世界でした。


 国府トリオと上松さんで演奏した国府オリジナル「Nostalgia」は、

 アルパの音色が加わり、オリジナルでは味わえないハーモニーが

 奏でられていました。


 全員で演奏した「Spain」は、それぞれが個性を十二分に発揮し

 ノリノリの1曲になりました。


 こうして、大いに盛り上がったステージに、私たちも時間を忘れ

 3時間を越えるコンサート楽しんで来ました。

 そして娘は、10名しか当たらない抽選にみごとに当選!

 出演者の色紙と薔薇をGetして帰ってきました。

 おそるべし、娘のくじ運の強さです。


 今日の一首

   流れてく きらめく音色の 数々が

           一夜限りと キラキラヒカル


   それぞれが 一夜限りの 夢舞台

           奏でる音色に ためいきをつく 


2006年04月09日(日) ある愛の詩(うた)

 新堂冬樹著「ある愛の詩」を読み終わる。

 この本も新堂さんの他の本と同様に読後感の

 爽やかな物語でした。


 主人公は、小笠原の海で育った優しい青年・拓海と

 東京の美しい歌声を持つ音大生・流香です。

 イルカのテティスに導かれて、拓海と流香は

 ドルフィンビーチで出逢う。

 小笠原の自然と拓海のこころに、流香は頑ななこころも

 解きほぐされてくる。2ヶ月後、コンクールの応援に

 東京にやって来た拓海は、純粋に流香の笑顔と夢を

 叶えさせてやるためにバイトを始める。

 何も知らない流香は、東京で薄汚れてきた拓海に

 疑心の念を抱き始める。

 コンクール決勝で、声が出なくなってしまった流香は

 失意の底、かつての恋人とミラノ行きを決心するが、

 成田に向かう途中に、やはり、拓海のことが好きと

 築き、小笠原へ向かう。

 小笠原で2人が再会するところで、幕は閉じられる。

 ざっとのあらすじはこんなところですが、新堂さんの

 物語には、主人公をとりまく動物が人のこころを

 つなぎとめて、物語の構成上、重要な役割を演じています。

 今回は、イルカのテティスです。


 新堂さんのピュアなこころの主人公を題材にした作品は

 いつ読んでも爽やかです。


  今日の一首

   はらはらと 舞い散るサクラ 寂しげに

           我のこころも 散り行く春よ


2006年04月05日(水) ボーリング大会

 今日は、社内のボーリング大会が開かれた。

 社内の半分くらい、50人が参加しての

 大会となりました。

 2ゲームの得点で、順位を争う。

 久しぶりの(去年、軽井沢で娘とやって以来)

 ボーリングに最初は、119点。

 コントロールが大事な私は、ミスの連発でした。

 2ゲーム目は、3連続のストライク(ターキー)が

 出たおかげで、156点でした。


 たまには、ボーリングも楽しいな。

 飛び賞 10位の商品もゲットしたし・・・。

 よかった、よかった。


  今日の一首

   雨の中 ボーリングに向かう 会社員

          ストライク出せば ストレス解消

            


2006年04月02日(日) 九州へのたび 2

 桜島をあとに、えびの高原・生駒高原を抜け、

 宮崎・日南海岸に向かう。

 えびの高原は、ハイキングの季節にはちょっと早く、

 初夏から秋にここを散策するには、絶好のところだった。

 エコセンターで、高原のことや動植物のことを知ることが

 出来ました。

 途中、道路脇には3頭の野生の鹿がまじかに見られて

 自然を満喫した。生駒高原では、菜の花が満開で黄色の

 じゅーたんといった様子でした。


 宮崎に入り、先ず、青島海岸に行く。白い砂と青い海、

 太陽がサンサンと輝く日。半袖がちょうどいい気候です。

 G選手が参拝する青島神社にもお参りし、家族の幸せ・健康を

 祈る。やつでの実で作ったお守り かわいい黒い猿のおまもりは

 「苦労がさる」というお守りです。

 それから、青島の鬼の洗濯板といわれる岩を歩いたり、

 近くにある植物センターを散策、気持ちのよい散歩となりました。


 また、車を走らせて堀切峠や道の駅なんごうで 真っ青な

 太平洋の海を眺めました。どこまでも続く青い海原からの風を

 うけて、とても気持ちいい。

 さらに、サンメッセ日南では、日本でモアイ像をみることができる場所。

 日本を離れ、外国に行った気分になれた所でした。


 宮崎市内のホテルに戻り、夕餉。今宵は、外にくりだす。

 ホテルの人に聞いた、○平というお鮨屋さんに行く。

 得盛りと普通の盛り合わせを頼んで、お腹いっぱいになるという

 お鮨屋さん。超ラッキー!!! 値段は2人で2、100円という

 安さ。ねたも栃木では考えられないほど、新鮮でうまい。

 3重○のお店でした。

 娘は、遠いところから来店してくれた記念にこのおすし屋さんの

 湯のみまでお土産にいただきました。

 大満足で、ホテルに帰ってきました。(徒歩3分)


  今日の一首

   真っ青な 大海原に 白い船

             時を忘れて のんびり進む


   白き砂の 潮風を受け 青島を

              娘とふたり なかよく歩く


     

              

 

 


2006年04月01日(土) 九州へのたび 1

 先日、行って来た九州への旅。

 はじめて、踏み入れる土地の第一歩は、

 鹿児島空港でした。

 東京は晴れていたが、鹿児島は雨での出迎え

 でも、小雨で散策をする頃にはやんでくれる。


 はじめに訪れたのは、 名勝 仙巌園(磯庭園)
 
 ここは、島津家別邸で明治維新後は島津家の

 本邸となったところです。


 庭のみごとなことといったら、言うまでも

 ありません。

 桜島を築山に錦江湾を池に見立てるという

 磯庭園はみごととしか言いようがありませんでした。


 また磯御殿では、島津久光らが過ごした居間や寝室

 応接間など豪華な造りと細かな造形が目を見張るもの
 
 がありました。中庭を見ながら、抹茶を一服いただく

 こともでき、満足しました。


 尚古集成館では、島津斉彬が時代を見据えて、高い

 技術力を養ってゆき、近代日本の礎となった製鉄、

 造船、造砲、ガラス、ガスなどを展示したスペースです。

 幕府を倒すまでの力を備えていたことが、よくわかりました。


 隣には、薩摩切子の工場もあり、素晴らしいガラス細工に

 目を奪われました。


 桜島、磯庭園といった自然美とガラス細工という造形美に

 感動した1日目でした。


  今日の一首

   艶やかな ガラス細工に 仕上がった

            薩摩切子の 優美な輝き


   雄大な 桜島を 目の前に

            自然の神秘と 時代のロマンよ



 4月1日、日本語教室が新たにスタートしました。

 2週間のお休み後でも、生徒さんは引き続き来てくれて、

 楽しい教室です。

 名前を

         とちぎごらく会

                  としました。

 いろいろな言葉を楽しむ、会話を楽しむ、人との交流を楽しむ会

 という意味です。

 いつまでも、皆さんが楽しんでくれる日本語教室にしてゆこうと

 思っています。

       

          

 


MIKI.PRUNE |MAIL

My追加