MIKI.PRUNEの方丈日記
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2004年11月28日(日) いろいろな処へ

 この頃、休みの度に外に出掛けて過ぎ行く秋を求めていた。
 21日は、足利市立美術館で行われている「ばんな寺の宝物」展を
 見に行く。足利氏歴代の木像や金文字の法華経、仮名法華経など
 ばんな寺に納められている宝物がたくさん展示してある。
 美術館近くにばんな寺があるので、散策をするとイチョウの黄色が今を
 盛りであった。また、すぐそばの足利学校を訪れるとその日は入場無料では
 ないか。そして、なんと無料のボランティアのガイド付き!らっきーだった。

 23日は、烏山町に紅葉を見に行く。里の紅葉風景を堪能する。
 
 さらに、27日は山中千尋ニューヨークトリオのJAZZコンサートを
 大泉文化むらで聴く。
 山中さんのニューヨークJAZZのアップ・テンポのリズムに合わせて体を
 動かしているわたしがいた。

 このように、美術館で鑑賞、外で風景の鑑賞、ホールで音楽鑑賞と
 残りわずかな秋を堪能した日々でした。

  今日の一首

  それぞれに 過ぎ行く秋を 感じつつ 心に残る 思い出ひとつずつ
 


2004年11月18日(木) ほっと!

 ようやく、今月の給与関係の仕事も一段落する。
 土・日に加え、給料日前に休日が入るととても忙しくなる。
 (休みが多いのは結構だがしわ寄せがくる)
 何故なら、それだけ早くデータを仕上げて銀行に
 送らなければならないからだ。
 気の抜けない仕事だけに、疲れもどっと押し寄せてくる。

 今日は仕事も一段落したし、外が寒かったので晩酌に
 熱燗を飲んだがほっとした体に酒がしみわたる。
 あー、うまい!

 今日の一首

  寒き日は 熱燗きゅっと 飲み干せば ほかほかとして 夢心地なり

   
 
 


2004年11月15日(月) 霧のなか

 今日も家路に向かうときには、霧のなかを車で
 帰ってきた。というのも、金曜日も霧のなかを帰っていたから。
 車を運転するには、見通しが悪いので注意が
 必要だがとても神秘的な世界が広がる。

 車を運転していると霧が流れて、とてもロマンチック・・・
 ヘッドライトに浮かぶ霧のなかにいろいろな世界が広がります。
 白い霧の向こうから素敵な妖精が現れそうです。ナンテ・・・
 
  今日の一首

   流れ行く 霧のむこうに 見えてくる 
               無限に広がる 夢想の世界 
 
 


2004年11月13日(土) ああ、よかった

 今日、胃の再検査をしたところ異常なしと言われ
 ほっとしました。
 正直、今回はちょっと心配だったから・・・。


2004年11月09日(火) 検診結果、その後

 10月に行った日帰り人間ドックで要再検査のため医者に行く。
 胃のレントゲンで再検査は今度で3度目だが
 前2回と違うところが指摘されたなので先生も慎重になり、
 13日(土)にもう1度検査を行うこととなる。

 お昼に中学時代の友人と食事をし、会計を済ませていると
 どこかでわたしを呼ぶ声がする。
 振りかえると何と高校時代の恩師が2人もいるではないか!
 「今日会社はどうした?」と問われる。
 
 医者に行ったものでというと、「若くないのだから体に気を
 つけろよ。」と言われる。
 ほんと気をつけなくては・・・。
 でも、日中に学校以外で先生に会うと補導の先生に
 呼びとめられた感じがする。
 うしろめたいことはしていないのにドキドキした。
 何処で誰に会うかわからないものです。

  今日の一首

  恩師より 声をかけられ びっくりし
              なぜかこころが 動揺してる 

 

  

  
 


2004年11月08日(月) 菊花大会

 昨日の夜、娘が食べ過ぎたというので8時すぎ夜の散歩に出掛ける。
 二人で街の中心部を歩き、帰りに佐野厄除け大師まで行ってみる。

 今、菊花大会が開かれており、境内は数多くの菊の花が並んでいる。
 電球に映し出された黄色や白、赤茶色(べにいろ?)など、
 大輪や盆栽風に仕上げた菊、それに大きな菊の寄せ植えが
 ところ狭しに並んでいます。

 今は菊の展示ばかりですが、わたしが小学生の頃の菊花大会は
 輪投げ、射的、スマートボール、綿菓子屋などたくさんの出店が
 立ち並び、芝居小屋も建ち賑わっていました。
 この期間だけ、境内の中にたいこ橋まで出来てそれはそれは
 いつもと違う空間となっていました。

 娯楽も少ない時代、芝居小屋の役者さんの演技を食い入るように
 見ていました。家中のおばあちゃんはお弁当まで持って1日中
 菊をみたり芝居を見たりしていたのを覚えています。
 わたしも1ヶ月ぐらいの菊花大会の入場パスを買ってもらって
 毎日その中で遊んでいました。随分のんびりした少年時代で
 とても楽しかったです。
 
  今日の一首

   散歩道 菊の花咲く 境内を 娘とふたり 寄り道帰る

   菊花展 時代をこえて 変わっても 
              変わらぬものは 菊の花なり 

   親子して 菊にみとれて 歩みとめ 昔ばなしに 花咲きほこり


2004年11月07日(日) 美術展

 今日は県立美術館に家族四人で出掛ける。
 今、展示されているのが、栃木県出身の画家
 刑部人さんという人です。
 この方は、父の生まれ住んだ下都賀郡家中町で生まれ
 父の同級生のおじいさんにあたるそうです。
 そんな刑部さんの昭和日本紀行と題された美術展には
 彼が北海道や十和田湖、山形など北から、奈良・京都、
 神戸、長崎など南まで文字どおり日本の風景を余すところなく
 描き展示されている。勿論、塩原、中禅寺湖・光徳牧場など
 栃木の風景もあります。
 作風は、パレットナイフを大胆に使ったキャンバスには
 その土地〃の自然が色鮮やかに描かれていた。
 身近にこんな画家がいたことに感銘を受けました。
 宇都宮市内で昼食をとり、秋の街路樹を散策して帰って
 来ました。

  今日の一首

   枯葉舞い 落ち葉を踏めば サクサクと 
                秋のかほりと ソフトな感触 

   キャンバスに 描き出される 風景に
                思い出される なつかしき情景  


2004年11月06日(土) 天使の卵(エンジェルス・エッグ)

 これは、村山由佳さんのデビュー作品で、
 今日この本をもう1度、読み直してみる。

 何故なら、この作品の続編が久しぶりに出たため
 内容を思い起こす意味を込めて・・・。

 「天使の梯子」と名づけられた新しい作品は
 前作で同級生のボーイフレンド歩太を思いながらも
 姉、春妃に歩太を取られた夏姫。
 ガールフレンドの姉、春妃と生活を始めようとした
 矢先に愛する春妃を亡くした歩太。
 その後、彼らがどのように立ち直り、
 二人はどうなるか?を描いたようです。

 約10年ぶりの作品は・・・。
 二人の物語がどんな風に描かれて行くのか?
 読むのが今から楽しみです。

 今日の一首

  ストーリー 読み返すごと 蘇えり 新たな旅立ち 胸ふくらます 
 


2004年11月05日(金) 森の中の海(下巻)

 先日から読んでいた宮本輝「森の中の海」が終わる。

 奥飛騨の山荘に移り住んだ仙田希美子と息子達は、
 神戸の震災で家族を失った隣人の三姉妹を引き取り
 生活を始める。やがて、そこへ姉妹を頼って七人もの
 少女がやってきて、希美子は少女達も引き受け、
 大所帯で暮らすこととなる。
 そして、炊き込みご飯の店を開店させたり、子供達との
 格闘のような生活が始まる。

 山荘の森の中にある巨木をある少女は大海(ターハイ)と
 名づけ、希美子はその根元から不思議な水差しを見つける。
 山荘の持ち主であった毛利カナ江の生涯を追い求めるうちに、
 以前カナ江が生み落した彼女の息子と出会ったり、数奇な人生を
 過ごしてきたカナ江の息子との交流で、希美子は人生とは何か、
 人との結びつきとは何かを教わる。

 ターハイは楠と欅と翌檜と栃の木などが何百年の間に互いが
 絡み合い、成長し、大きな巨木となったものです。
 物語のなかで作者は登場人物にこの巨木と通して

  「すべてを受け入れて動じず」

  「すべてを包んで動じず」

 と言わせている。

 これは、人生・そのものだと言っているように感じる。
 希美子や息子や少女達の人生、毛利カナ江の人生、
 カナ江の息子の人生はいろいろな波瀾に満ちたもので
 それらを受け入れて、いろいろな人生を包み込んで
 人間は成長して行くのだと作者は言いたいのだと思う。

 自分のことだけを優先して生きている現代人に
 警鐘を鳴らす作品であり、重い物語だが、読んで
 良かったと思う1冊となった。

  今日の一首

  複雑に 入り組み合った 人生で 
              出会った人達と 末永くと思う  
 
 


2004年11月03日(水) She is 発売

 She is は今日発売された今井美樹の新しいアルバム名です。
 She の言葉どおり、このアルバムにはいろいろな女性の心情を
 歌にしている。また、現在の今井美樹を表している作品だと思う。

 ♪ Rose ♪

  バラの香りに満たされながら
  私は愛を歌いつづける
  燃え尽きるまで燃え尽きるまで
  愛を奏でたいの

  あなたのための花でありたい
  抱きしめて...I’m your rose

 とせつせつと歌っている。
 これはファンへのメッセージと布袋さんへの思いでもある。
 やはり、彼女の中で、夫であり、ミュージシャンである
 布袋さんが彼女の音楽に大きな影響を与えていると思う。
 このほかにも Don't Be Afraid など愛する女性のこころを
 歌にしたステキな曲があるので、今宵はゆっくりと聴きたい。

 K楽器店で、このアルバムのポスターをもらって感激!
 白いシャツに黒いパンツルックの今井美樹が映っています。
 (すてき!)

  今日の一首

   歌声が 遠い空を 駆け巡り わたしの耳に こだまし聞こゆ   



 
 
  
 


2004年11月02日(火) 小春日和

 今日はとても暖かな1日だった。

 わたしのところは、朝、靄がかかっていたが、
 ところによっては霧が濃くて交通機関に影響が出た。
 ところが、昼間は穏やかな日和にこころがウキウキする。
 久しぶりに講習会で、会社から離れられたことも
 1つの要因ではあるが・・・。
 現在の担当になってからは、デスクとコンピューターの
 前に座り続けで、外に出ることなどほとんどない。
 だから、年に数回の講習会が唯一の楽しみです。
 
 こころウキウキと言えば、明日は今井美樹のアルバム
 発売日だ!K楽器屋さんに取りに行かなくちゃ。
 どんなアルバムかな?
 
  今日の一首

  穏やかな 光こぼれる 窓際で 本を読んでる 夢見る少女

  カーテンの 揺れる窓より 射しこむは 
               やわらかな風と 包み込む光り 


2004年11月01日(月) 今日から

 今日から11月で、早いものですね。
 年を取るにつれて、1年が過ぎて行くスピードが
 早いこと、早いこと。何にもしないで年だけが
 増えて行く感じがします。

 今、読んでいる本は宮本輝「森のなかの海」
 という小説です。
 阪神大震災を命からがら生き延びた主人公
 仙田希美子の再出発を描いた物語に引きこまれて
 いて、上下巻あるうちの上巻を読み終わったところ・・・。
 
 人には、いろいろな出来事と転機がやってくるが
 仙田希美子にも震災・夫の浮気・離婚など
 思いもかけない出来事ばかりが起こるが、学生時代に
 知り合った老婦人から奥飛騨の広大な森と山荘を
 相続し、息子2人と生活をはじめてから転機が訪れる。

 これから、ストーリーがどのように展開されるか
 楽しみです。
 わたしの人生もいろいろあるが、自分なりに納得の行く
 ものにしなくては。
 人生これから!

  今日の一首

   人生は 厳しき峠を 上下して それでものぼる 孤高の山へ  

  
 
 


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