2004年01月30日(金) |
La Musique du Soleilの活動・・・ |
半年以上経ってしまいました。 ついこの間終わったと思ったのに、もう半年・・・。 5月8日に場所がとれたので、 早速プログラム詳細を決める集まりを持ちました。
もうみんな手馴れたもので、 あっという間に全体の流れが決定♪ 今年も楽しいプログラムになりそうで、 詳細が決まるとウキウキしてきます。(^-^)
ちなみに、今年のプログラムは・・・
♪第1部 名曲集!
昨年同様に名曲集だけれど、今年は連弾をたっくさん集めました。 トランペットの休日やタイプライター、 ビゼーのカルメンから前奏曲やハバネラ(これは歌の予定♪) そのほか行進曲などなど。
♪第2部 日本のうた
懐かしいメロディを! 子どもたちよりも、親御さんの方が喜ばれるかもしれない・・・。 そんなプログラムです。 でもでも、聴くだけじゃつまらない! ということで、メドレー演奏を聴いてのクイズや、 みんなで手遊びしながら歌ったり・・・なんてのも盛り込んでいます。
もうすでに、来年こんなのできそうだねぇ〜なんて話にもなり、 だんだんストックが増えてきて、 どれにしようか悩んじゃう!嬉しい悲鳴です。 アイディア満載の先生方が仲間だから、 本当にありがたいです。(私は頭が固いので・・・(T-T))
今年はどんなお顔に出会えるでしょう。 演奏会後たくさんのにこにこ顔に出会えることを祈って、 今年もがんばろう♪(って打上げも楽しみなんですけどネ(笑))
2004年01月26日(月) |
岩田先生のレッスン(テンペスト)と公開講座 |
昨日は、作曲(和声)とレッスンがありました。 レッスンは3月に弾く予定のテンペスト。 各楽章1回ずつレッスンで見ていただいたのですが、 2楽章がどうもうまくつかめず不安だったので、 2楽章中心に見ていただくことにしました。
で、ここのところ2楽章ばかり練習していたら、 2楽章は結構いいところまでいっていた・・・(^_^;) ということで、1,3楽章がかなり崩れかかっていて、 気づいてよかった〜といったレッスンになったのでした。(自爆) 特に3楽章が随分と雑になってしまっていたみたい。
このテンペストとは、かなり長い付き合いになるけれど、 長い付き合いをしてる曲・・・ (ある程度仕上がって、仕上がりが崩れてきている曲)を、 本番最高潮の演奏が出来るよう、仕上げなおしていく方法・・・ これを学ぶのによい機会かな、とも思っています。
また、今回はテンペストだけでなく、 他にも演奏予定の曲が別の日程であったりするので、 そういったものを上手に掛け持ちして仕上げていく、 そういうコツも身に付けられたらなぁ・・・なんて期待しています。
作曲(和声)の方は、和声の宿題ではなく、 この続きを作ってごらんよ・・・という遊びの作曲が宿題に出ていたので、 インベンション片手に(爆)、簡単な曲を作っていました。 ハーモニーを感じながら、2つの旋律を重ねていくことの難しさに直面。 そのことについて質問すると、コツを教えていただけ、 「そっか〜〜」と眼からうろこの面白さ♪ 稚拙な曲ではあるけれど、作る楽しみをちょいと堪能できたのでした。(^-^)
そして、今日はディアベリのソナチネ。 ディアベリって知ってはいるけれど、 どういう人なのか詳しくはよく知りませんでした・・・(^-^;A ベートーヴェンとの関係や、 そこから想像する岩田先生独自の視点が面白かった! また、かなりきちんとしたソナタ形式なので、 省略されまくっているソナタ形式の曲より、理解しやすかったかも。
省略されまくっているソナチネのとき、 ん〜〜どの部分を展開しているの? と展開部があまりに短いため、 思わず探してしまうことがあるのですが(まだまだ未熟です・・・)、 この曲の場合、それがはっきりわかるので面白いです。 2楽章のテーマが、3楽章に引き継がれている点も、 2楽章が短いせいか、または印象深く何度も繰り返されているせいか、 3楽章に入ったとき、「あ、さっき聴いたメロディ」って、 すぐにわかって、それが面白い。
わかりやすいって、聴きやすさや面白さに繋がる部分って多いと思う・・・。 今回のソナチネは、しっかりと「主題の再確保」までしてくれているため、 1度聴いただけで印象に残る度合いが、やはり強いですよね。 これはわかりやすさに繋がるし、 展開部も、さっき聴いた部分をこんな風に展開してるんだって、 楽譜を見なくても、聴いているだけでわかる・・・。
もちろん、中には実際に楽譜に対面して、 こうして受講することによって見えてきた浸透動機・・・なんてのもあって、 それがわかるとどうやって演奏しよう・・・と楽しめる部分が増えるわけで、 それまた面白いのです。
あんまり単純なソナチネよりも、 これくらいのソナチネの方が、やっぱり楽しいなぁ・・・。 岩田先生もおっしゃっていたけれど、 省略されすぎているソナチネを説明するのは本当に難しいです。 生徒に教えるとき、これくらい「ソナタ形式だ〜」ってわかる展開をしていたら、 ソナタ形式について教えるとき、教えやすいなと実感したのでした。
あ、それからもうひとつ面白かったこと。 この曲は転調がとても面白くて、 その点についてたくさん説明していただけたのが、 めちゃくちゃ面白かったです♪
次回はベートーヴェンにするつもりでいます。 どういった形の講座にするか、実は今悩んでいるのですが・・・。 人数固定にしてじっくりベートーヴェンと付き合う、 研究会のような形に持っていくのも楽しいよな〜と思ったり。
今年もレッスンに講座に、 楽しく学んでいけたらいいな〜と思った二日間だったのでした。
2004年01月24日(土) |
発達障害重度の子のレッスン |
今日、障ピの知的障害部会で知り合った方々と新年会がありました。 いつもの分科会と同様、打ち解けたリラックスできる空間で、 とても楽しく過ごすことができました♪ この会の方々って、本当に素敵な方々ばかりなのです。(*^_^*)
最近、重度の子の個人レッスンを試験的に始めています。 グループレッスンで3年近くやってきた子ですが、 この会で知り合った先生が、 重度の子は個人レッスンが向いていると思うよ、とお話くださって。
この子のレッスンイメージ。 最初はなかなか想像できず、どうしようか悩みました。 でも、グループレッスンで物足りないものも感じており、 必要だなと思い始めていた矢先のお話だったので、 お母様にお話して、試験的に1レッスン制でやってみることになったのです。
先日第1回目のレッスンがあり、 びっくりするほど30分楽しく2人で過ごすことができ、 グループで物足りなく感じていた点、 (この子だけに合わせた内容、この子とのコミュニケーション) を充分補うことができ、これならやっていけそう・・・と 手ごたえを感じたところでした。
そして今日。 新年会でこの先生にお会いし、 またいろんなアイディアをいただくことができました。 お話をしていると、普通の会話の中にたくさんのヒントが隠されていたりして、 実践的なアイディアだけではなく、 こういうアプローチがいいかもな・・・と想像できるようになるのです。
今回いろいろお話してみて、 なるべくこの子に合わせたレッスンを試みたいと思っていながら、 独り善がりな部分もあったのではないか、と反省点が見えてきました。 帰り道、アプローチの方法を具体的に想像できる自分がいて、 レッスンのイメージがどんどん膨らんできました。
昨年1年、この分科会でたくさんのことを学びました。 レッスンをしていて、「悩みまくってる〜」という状態ではなかったのですが、 とにかくアプローチするための視点をたくさんいただけたような気がしています。 この分科会に入っていなければ見えてこなかったことが、 たくさんたくさんあって、入ってよかった〜と心底思ったのでした。
ここのとこ、基礎練習の重要性を改めて感じています。 というのも、お正月休みで指がかなりぼけていたっ!!(自爆) そんでもって、3月の発表会用にテンペストを練習したら、 思ったように表情がつかないつかない・・・・。 「私ってへたっぴ〜!」と悲しくなってしまったのです。
で、これは曲を練習する以前の問題だと思い、 基礎練習を丹念にすることにしたのでした。 やってみてびっくりするほどの効果! ミスタッチがどうだとかいう問題ではなく、 「表情」を思ったようにつけるということ。 これがびっくりするほど思うように動くのです。
先日内田光子の演奏を聴いて、ひしと感じたのは、 左手の表情だったのですが、 それがびっくりするぐらいによい表情が出てくる。 表現力があるとかないとか以前の問題で、 基礎練習が足りなかったのね・・・と実感。
ということで、私オススメの基礎練習メニューをば。(笑)
1)コルトーのピアノメトード(全音) P9〜P14 P11以降の練習は、指のみによるスタッカート→レガートを フォルテ→ピアノでやっています。
これプラス、よさげなのをピックアップして練習します。(30分)
2)スケール全調 指のみによるスタッカート→レガート
これに15分くらいかかります。
基礎練習とはいえ、たったの45分ですが、これがすごい効き目!! もう楽しくてたまんなくなっちゃいます。(笑)
私が特に気に入っている練習方法は、 指のみによるスタッカートです。 これはリズム練習より魔法の練習だ〜!と気に入っています。 指先の摩擦を感じることによって、 1指1指を意識することができるようになるのです。 独立性が高まる上、指の強化にも繋がります。
ただ・・・・。 指が痛いとか、腕が痛いとかになると困るので。。。。 これを読んで練習しようと思われた生徒さんは、 練習の仕方が効率よい動きになっているかどうか、 先生にチェックしてもらってくださいね。
コルトーにしてもスケールにしても、 きちんとした動きができて、初めて練習の意味があるので、 まずは、それらの練習方法をきっちりと身につけてから・・・だと思います。 興味のある方は、是非お試しあれ。
今年は人前で弾く機会が多くなるし、 自分の練習に励みたいと昨年以上に気持ちが高まっています。 なんとか練習時間を作って、基礎練習を続けようっ♪ がんばるぞぉ〜〜!(っていうか、めちゃくちゃ楽しいよぉ!)
年末年始、クラシカチャンネルの番組をビデオに録画しまくりました。 まだ、全部聴き終わってないけれど、どれも当たりまくり! 保存版決定です。(嬉しい♪)
で、感動した演奏。 サイトウ・キネン・オーケストラのベートーヴェンピアノ協奏曲ハ短調です。 ピアノは内田光子。テレビの前から動けなくなる・・・・。 強力に惹きつける力のある、魅力的な演奏でした。
内田光子ってすごい・・・。(今更?) とにかく、細部にまで魂がこもっている、そんな演奏なのだもの。 意識せずに指だけが動いてしまう箇所なんて、 1箇所もないのだろうな・・・。 すべての音を把握しきっていて(オケの音も含め)、 すっごい集中力と表現力。 生で聴きたかった! ビデオでこんだけすごい感動を受けるのだから、 生だったらどんなだろう。。。
ところで、この日記の題名は「細部まで意識する」。 内田光子の演奏に感動し、練習した今日。 いかに自分が細部まで意識しきれていなかったか愕然。 細部まで意識するって大変!(^-^;A 改めて、片手ずつの練習の大切さを痛感したのでした。
片手ずつで自分の思った通りに表現できたとしても、 両手だとなかなかそうはいかなかったり。 なんともイライラ・・・・・イライラ・・・イライラ・・。 気長にね。地道にね。じっくりね。 そう自分に言い聞かせるしかありません。(T-T)
いい演奏を聴くと、自分の表現に幅が出てくるように思います。 自分に足りないものが、たくさんたくさん見えてくるから。 昨年も、自分に足りないものをたくさんたくさん痛感した1年だったけれど、 今年もたくさんたくさん痛感して、精進していきたいな・・・。
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