書簡

神隠し  [2001年06月26日(火)]

親戚の家が東北にありまして。かなり山奥だったりするのですが。今は近代的な家になってしまっていますが、わたしの小さい頃はほんとに古かった!ときめくね、これは、というレベルだった‥薄暗くて、屋根裏があって土間や廊下の造りが凝ってたわね。写真撮っておけばよかった(そんなチビッ子厭だわ‥)。今は新しいので家には楽しみがないのですが、裏山が残ってる。

裏山の頂上にほとんど廃虚としか思えない小さな小さな神社がある。いつ行っても誰もいない、っていうかマジで怖い。こんなとこまで人がくるのか?という場所。道中人に会ったこともない。何が起こっても不思議はない場所です。でも行ってしまうの、この足がとまらないの、しかもひとりで行きたいの‥(泣)。素晴らしく怖いのに、あの高揚感‥説明不可‥

小さい頃から親戚の家に行く度、泣きそうになりながら行っていましたが大人になってからは自覚があって行ってます。三つ子の魂〜といいますが治りません。悪化する一方。

だからおかっぱ黒髪ロングヘアの切れ長の眼をした美少女(着物で宜しく!)連れて撮影旅行に行きたいのですってば‥

卒塔婆  [2001年06月21日(木)]

このところ、卒塔婆が気になって堪りません。
小さい頃から墓参りに行く度、沢山の卒塔婆を見て胸をときめかせていたのですが、子供心にもこれはむやみに触れてはならないものだと、自制心を働かせていました。今でも軽々しくスキと言っていいようなものでないのは承知しているのですが〜。

天井桟敷の『身毒丸』でもありますよね(ビデオでしか見られない‥万有引力が再演するらしいので楽しみです)、卒塔婆に釘を打ちつけるシインが。あれ、好きですねぇ‥卒塔婆そのものは出てこないにしろ、三島由紀夫の『卒塔婆小町』、タイトルいいですねぇ‥つい舞台観にいっちゃいました。今、卒塔婆って素材をどうやって描こうかそればかり考えてます。ホラー系&ダーク系の素材サイトに行くと卒塔婆モチーフがあるので研究に行ったり(もっとやること他にないのかしら‥)

そんなわたしは今、先日の抜歯手術により、顔の片方が特殊メイク並みに腫れあがってます。お笑いショウのようです‥。せめて『四谷怪談』になりたいのに、ただのお笑いにしか見えないのは元のカオの所為でしょう‥

袴の女の子  [2001年06月15日(金)]

袴の女の子を描かなくちゃならない。
と、ずっと思っているんですけど〜描かなきゃなんですけど。ユキ子に着せることも考えているのですが、隣に軍服がいると定番というだけでなく、何処かで見た構図に‥は、『はいからさんが通る』?

というわけで読み返してしまいました。『はいからさんが通る』(大和和紀先生)。やはりわたしの大正時代への憧れって小さい頃にこの漫画に出会ったのが最初なんだろうなあ。女学生時代の紅緒のヴィジュアルが好き。小さい頃は少尉と紅緒が好きだったのに、大きくなるにつれ編集長と環の方が良くなるのは不思議です。

わたしも卒業式で袴はいたのですが、ハーフブーツ履きたかったのに草履でしたのことよ。未だに悔いが残ります。

郵便局(写真貼)  [2001年06月12日(火)]

先日、山の方へ行きました。まだ古い建物が残っていたりして思わず写真を撮ってみたり。



変に色加工してしまいましたが、上の写真は郵便局。今は使われていないようですが。写真ではわかりませんが、鬼瓦にちゃあんと『〒』マアクが入っております。素敵。中に入りたかった。

その他、お蔵のあるお宅も多かったです。古い町に撮影旅行に行きたい‥。赤い着物におかっぱ頭やおさげ髪にセエラア服などの美少女も同伴で行けたらどんなにか心弾む旅でしょう‥。(少女を配置して撮るのですわ。ウキウキですわ。)嗚呼、それこそ白昼夢‥。

病院にて  [2001年06月06日(水)]

本日は、病院に行きました。イエ、親知らズを抜く、というだけのことなのですけれど、何やらワタシの親知らずは横に生えていまして手術でなければ除去できないとのこと。掛かり付けの歯科医院より紹介され総合病院の口腔外科へ参ったので御座います。

予想はしていましたが、相当な混雑ぶり。皆がみな、何処か病んでいるのかと思いますと、胸がモヤモヤいたします。不謹慎なのでしょうが、ワタシは病院と云う場所が基本的に好きなようなのです。それも自分が耐えきれぬ程の苦しみや命にかかわる病気をしていない、気楽な身分だからなのに違いないのですが。

予約もなく新患扱いですので、それはそれは待ちました。最初の内、持参した文庫本など読んでいましたが(読み返したくなり、夢野久作。古びた病院の細い廊下のソファで『瓶詰地獄』。外は雨‥。見事な阿呆ぶり‥)昨夜の夜更しがたたり、腰かけたまま寝入ってしまいマシタ‥

結局、今日のところはレントゲンを撮っただけで終わりました。
‥『書簡』と銘打ったからにはショカン調にすべきなのデハ?と思い、今日は莫迦なノリにしてみました‥(阿呆)

色合わせ  [2001年06月02日(土)]

やりかけたらやってしまわなくてはならぬ性格、故に頭が痛くてもひたすらサイト作りを続けていますが。

色、今メインで合わせている色。大変美しいとは思うのだけれど、和になれてるのかと言うとちょっと不安。イエ、これだってちゃんと和であるのは確かなのですが、パっと見のお話ですよ。支那風に見えたりしないかしら‥
困ったことにはそれも好きなので‥

あとは違うPCから見た時、今見ている色そのままに表示されるわけではないということ。かなり暗い群青色を使ってしまったので、ほとんど真っ黒に見えるブラウザもあるかもしれません‥。もしくはやけに明るく見えるか‥こちらは支障ないですけど、読むにあたっては。

細かい修正ばかりで何時になったらメインコンテンツに取り掛かれるのでしょう‥
ユリ子とユキ子のお話もあるのに(苦笑)。

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高戸キワ