不可能と
思った時点から
不可能が
始まっているんだ
そんなこと
わかってるのに
楽なほうへと流れる
この体が
憎らしくてしょうがない
言いたいことはたくさんあるのに
なにひとつ言えてない
そんなもんだとあきらめるか
こんちくしょうと声を出すか
僕はいま
未来への分岐点に
立っているんだと思う
会いたい
たった４文字が
友達や
プライドや
恋人や
環境や
世間体や
仕事や
欲望や
葛藤や
時間や
雑踏に
邪魔されて
切り出せない
助けたいと思ったのは
独りよがりの感情
良かれと思っても
それはただの
マスターベーション
わかってんだ
結局は愛されたくて
愛されたい気持ちだけが
僕らを動かしてるって
欲望を持つのが人間だから
人間らしくていいだろって
そんな言葉で片付けながら
心の矛盾を隠しているんだ
正当化してなきゃ
どこかで壊れてしまいそうなんだ
蟻の子が歩く
隙間もないくらいの
過密さの中で
心の余裕が失われていく
狭くなる笑顔の入り口で
引き込まれながら手を伸ばした
朝日が妙にまぶしかったのは
眠れない夜を越えたからか
自由の上で踊る
あなたが羨ましかったからか
運び込んだものは
自由を飛び越えていく
そのための翼
置き場所の困るくらいの
大きな翼は
僕一人には大きすぎて
一緒に飛び立つ
誰かを待っている
僕にもわからない答え
だけどきっと
答えはもう決まっているんだろう
神様
あと少しだけのわがままを
残された時間にください
わずかな希望がある限り
あきらめないと決めたのですから
約束という
束縛が
心地よく僕を
縛り付ける
そして
その心地よさに
嫉妬する
本当に欲しかった約束は
ずっと遠いところ
小さくまとまるな
そんな言葉を思い出す
このまま流れに揺蕩うか
流れに逆らい立ち止まるか
孤独に支配される前に
孤独と仲良くなる前に
僕のかけらが散らばった
この部屋を
僕自身が拒んでしまう
自己否定とは
内包する自我を
打ちのめす行為であって
込み上げる悔しさは
太陽と地球と星々を超えて
宇宙の一番端っこで
想像不能な世界との
境界線を闊歩する
散らばった僕のかけらを
集めてみようか
そこに答えはなくとも
僕の中の僕に
新しい光を届けることはできる
変わらない
って言う
その気持ちだけは
変わらない
けれど
あなた以外のすべては
遠慮なく変わっていく
変わりゆくものの中で
変わらないでいること
それができたなら
僕らが別れることはなかった
言葉になる前の
ドロドロのスープ
みたいな混沌を
かき混ぜては
すくいあげる
期待するほどに
ちっぽけな
ありふれた
つまらない
言葉だ
伝えたいことは
もっとある
形にならない
もどかしさが
悲鳴となって
響き渡った声が
自分のそれだと
気付けなかった
悪いのは
僕か
僕以外のすべてか
途切れがちな連絡が
完全に消えてしまう前に
もう一度
つながりを求めた
僕らのエネルギーは
寂しさと愛しさと物足りなさ
からできているらしい
すべての言動に理由を求めるなら
僕はこの弱弱しいつながりを
なんと説明すればいいんだろうか
つまんないって言うんなら
ぱぱっとやめてしまえばいいのに
なんだかんだで言い訳をして
結局ずっと続いている
好きなんだね
それを認めたくないんだね
でもわかってしまうんだ
わかってしまうから
僕は笑うしかできなくなるんだ
いまどこで
なにをしているか
何一つわからないけれど
時々
アナタの幸せが
風の噂に乗って舞い降りる
それがとても嬉しくて
とても嬉しくて
胸が痛くなってしまう
激しくときに穏やかに
静と動を繰り返す
僕らの時間は
途方もなくワガママだ
なのに
弱弱しい僕らには
時間から逃げることなど
宇宙までジャンプするくらい
困難なことなんだ
だから
ワガママと付き合うことにする
操れない未来を受け入れてみる
流れに身を任せ
そのスピードになれたとき
もしかしたら心の余裕が
顔をのぞかせるかもしれないから
瞬きのあいだに
君が消えてしまわないかと
不安になって
瞬きができない
過呼吸の海に浮かぶ
不必要なものたちを
うまく捨てることができないんだ
まるで現実アレルギー
なんでもないとわかっている
わかっているけど
あらゆるものを恐れてしまう
続く悪循環
断ち切ることは
自分を否定するということ
覚悟はしてたつもり
でもそれは
つもりでしかなくて
いざ
目の前に現れた現実に
いつも僕らは
打ちのめされるのです
現実はいつだって簡単に
想像の限界を飛び越えて
たったいまやってきた現実
それはまだ
僕の外側で浮遊している
いつか
いつか
受け入れなくちゃいけないんだけど
笑いながら
自分を殺す
転がった抜け殻を
少し離れて見つめる
冗談を言って
楽しげに笑う僕の中に
笑うことを知らない
もうひとりの僕がいる
僕が勝つか
もう一人の僕が勝つか
その勝敗で
気持ちは浮いたり沈んだり
不安定な日々の
終わりはまだ
見える気配すらない
期待なんてしなければ
落ち込むこともなかったと
無駄な思考でグルグル回る
この渦がやがて
大きな波紋を生み出して
その中心で笑ってられるなら
それはそれで幸せだけど
見えないものを見る
ということは
予想以上に困難でした
見えないものが見えたとき
新たな壁も見えてしまうのですから
過去は
通り過ぎるのではなく
連れて行くものだ
僕が連れてきた過去も
時間の波に削られて
丸くなって温かくなって
最近ちょっと輝きだした
昨日の未来は
明日の過去になる
その繰り返しで
今日が続いていく
うつむけば
ハッピーがこぼれ落ちるから
１日に一度は
笑うことにした
上を向いて
脳から心へ
ハッピーが流れ込む
その過程を楽しんでいる
簡単なことだ
困難を楽しんでみよう
ようやくわかった
僕のハッピールール
本当のことは
ウソみたいな顔して
気付かれないように
僕らの近くにうずくまる
ミステリアスな話ほど
とても単純な真実が
足元に広がっているんだ
ただ気付いていないだけ
世界を揺るがす
信じがたい真実さえも
となりで笑っているかもしれない
世界を揺るがす
信じがたい真実なほど
ある日唐突に現れるのかもしれない
終わったと思っていた
静止した時間が
またゆっくりと
動き始める
まるで
雪解けを待ちのぞみ
高みへと飛び立つ
雷鳥のように
高く飛ぶ
その感覚を忘れてしまった
這いつくばる地面が
思った以上に温かかったから
解けた時間が
何をくれるのか
まだ見ぬ未来に
目覚めたばかりの期待が
膨らみ始める
救いの手など
どこにあるものか
いつだって一人で
なんとかしてきたんだ
トカゲが尻尾を切るように
逃げ切る術を持っている
その強みを手に入れたくて
救いの手を拒んできたんだ
ムシが良すぎると嘲笑う
想定内の反応を
嘲笑うだけ笑えばいい
プライドなどもう
とっくの昔にドブに捨てた
どうせ変わらない
そう思う気持ちが
前向きな変化を拒んでいる
変わらないものを
変えられるかどうか
問題はいつだって
予想以上に根本的だ
がんばって
も
がんばらなくていいよ
も
あなたのこころを
圧迫する
その点においては
なにもかわらない
たとえ
遠回りしてたって
そんなの大した問題じゃない
目的地が見えているか
ただそれだけで
僕らは壁を乗り越えられるんだ
未来があるかどうか
そんなことはわからない
あと10秒後に死ぬかもしれないし
あと100年後も生きてるかもしれない
だから
いまを必死で生き抜こう
ふとした拍子に
この世から消えてしまっても
僕の手が生み出したすべてのものが
ずっとずっと
残っていきますように
天道虫がいっぴき
歌うかのように若い草をつたう
羽を広げる前の儀式
その姿は道化師のように
滑稽に滑稽に僕の目に映る
その咲くすがたは
鮮やかな光を放ちつつも
弾け飛んだならすべては
広い草原の緑に紛れて
月明かりに照らされるまで
道化師の欠片さえ
見つけることは難しいのでしょう
願わくば ただ
草原を赤く染めるような
粗野な存在が紛れ込まんことを
願わくば ただ
どの夜にも月明かりが灯り
迷子の欠片に光を届けんことを
繰り返して
繰り返して
わかったつもりで
また繰り返して
慣れてしまった失敗は
ただの失敗でしかない
間違っていると知りながら
間違いを犯す愚行を
受け流してしまう自分に
憤りを感じる
それさえも
生気のない
弱弱しい決意でしかないけれど
不安を隠せば
不安が不安を呼んで
抜け出せなくなる
負のスパイラル
落ちるところまで
落ちたなら
体の中から
崩壊が始まってしまう
くさびを打ち込め
不必要なしがらみを排除せよ
セットされたアラームが
高らかに鳴り響く
最近はmixiでも公開中。←mixi直リン注意。
こんなこともしています。『ぼくのせかい』
