慌しさの中で
はじめて
生きていると実感する
何も考えない
何も動かない
空白の海に浮かぶ僕は
たぶん死んでいた
生きている
忘れがちだけど
忘れちゃいけないこと
前を向くことも
落ち込むことも
同じくらいのエネルギー
だとしたら
落ち込むだけ
損な気がしないか？
そんな単純なことが
落ち込まない
前を向いて
生きていられる
秘訣になっていたりする
ひとつ歳をとるたびに
これまでの自分を振り返る
25歳の僕は
25歳でしかできないことを
なにかひとつでもしたか
何もしなくても歳はとる
何かを成し遂げても歳はとる
同じ1歳ならば
密度の濃い1歳を積み重ねたい
さて また始まる1歳
速度を増していく時間に
抗うようにあがいてみようか
ヨーイドンで飛び出した
僕らの長い命の旅は
目的地すら決まらないまま
着々と進んでいく
ステージを変えながら
僕らの長い命の旅は
次へ また次へ
誰かに出会い誰かと別れ
ただ 着々と
わからないことすら
楽しみながら進む
終わりはまだまだ先だ
楽しむだけ楽しむのがよい
片方が熱くなると
片方は冷めてしまう
ふたりしてちょうどよい温かさなら
くっついていても苦しくはない
君と僕の温度差は
現在３℃
ほんのちょっと僕のほうが
熱い気持ちを押し付けています
たぶん
１０年間会えなくても
僕は君を好きなままだ
そう言いきれることが
今の僕を支えている
根拠なんかない
けれど
その言葉に嘘もない
いつもそうだ
本当に伝えたいことは
君に届く直前で
ほんのすこしだけ歪んでしまう
というのに
そのもどかしさがまた
僕を君へと向かわせる
伝わればきっと変わる
君の心に触れられる
期待ばかりが先を行く
この旅の終着駅を探している
何も言わずとも
分かり合える関係を
待っているのかもしれない
自分もいつか
そうなれると
信じているのかもしれない
まあ 平たく言えば
世界はいたって単純だ
ということだ
太陽は昇るか沈むかしかできず
地球はただ一方向に回るだけ
僕らを作る素子だって
幾分かの元素の組み合わせに過ぎない
悩める人はたくさんいるだろう
整理されない問題の中で
問題を右から左へと投げて
何も解決されていないと嘆くんだろう
世界の単純さに気付こう
どんなに複雑な問題でも
単純なものの積み重ねに過ぎないんだよ
何も考えず生きるより
目を凝らし耳を澄まし
野望を抱いて生きていたい
長い地球の歴史を思えば
人生なんて一瞬だ
無為に過ごす時間など
本当はないのかもしれない
わずかでもいいから
この世界に爪痕を残してやる
チャンスを見逃さないために
僕は再び 背筋を伸ばす
毎日は
一日ずつ
変わらないようで
変わっていくんだ
昨日と今日
何も変わらない一日
一年前の今日と今
大きく変わった自分
でも
変わらないこともあると思う
来年の今日
僕と君は
やっぱり笑っているだろうから
ひらめいた瞬間の
どこまでも続いていくような
世界が開けた感じが好き
アイデアにつまって
閉じられた扉の前に立ち尽くす
なんともいえない閉塞感が嫌い
ことあるごとに切り開く
それが生きるということ
扉を発見するたびに
その扉を開く方法を考えていくんだ
その先に道がのびている
そのまた先に次の扉が見える
戦いに身を投じることが
勇敢だ ということではない
遅かれ早かれ誰もが
何らかの戦いに巻き込まれていく
その先で
何を思い 何を守り
いかに戦うのかが
勇敢であるということなんだ
見渡せば 戦地でした
誰も期待なんかしていない
自分の思うままに
おもいっきり暴れたらいい
上向きの自分と
下向きの自分が
いつも同じ自分の中で
戦っているようだ
長い周期で繰り返される
気力と無気力の波の中を
僕はただ漂うだけで
もう少し強くなれたなら
そう願っても
もう少し強くなれたなら
簡単に変われるわけじゃないから
日々の戦いは続いていく
変わらないように見える時間も
実は変わり続けている
ただ僕らが
大きく変わろうとしていないだけ
大きな一歩を踏み出してくれた
君に敬意と感謝を
一人で歩くよりきっと
二人で歩くほうが楽しいね
二人三脚みたいな感じで
歩幅あわせて歩いていこう
僕の言葉に
君が微笑むから
また僕は言葉を探して
深い海へと落ちていく
どこにでも落ちている
言葉を拾い集めても
そこに感動は生まれない
そう思っていたけれど
どこにでも落ちている
言葉ほど愛着があり
時と場合によれば
どんなに稀有な言葉より
ずっとずっと力強いんだと
長い間忘れていた
いまもう一度
使い古された言葉を使おうと思う
仔犬のように
コロコロと笑う
その満面の笑みを
世界に散在する
あらゆる困難から
護りたいと思った
真冬にしては
少し暖かい日差しをうけた
心も少し温まって
小さな決心
たぶん君は気づかない
僕から僕への極秘任務
驚くほどのスピードで
過ぎていく僕らの日常
その流れに逆らっては
何かを残そうとする習性
歩いてゆく道に
僕は何を残せるんだろう
過去の偉人が築き上げた
たくさんの作品たちを眺めて思う
みんながむしゃらに
生きた証を残そうとしているんだ
後世ずっと忘れられたくないと
必死であがいた結果なんだ
安住の地など
結局どこにもなく
いつどこで
どんな事件が起こるか
予測なんてできない
時代になったね
それでも
朝起きたときに
君におはようと言えることが
心安らかにしてくれるなら
その場所が僕の安住の地
笑われたって
本心だから譲れない
"がんばろう"
おんなじ言葉でも
君が言うと違うみたいだ
気持ちは
距離を越えて届くんだね
つながってるって思いながら
呼吸していられることに感謝を
小雪降る深夜２時にも
起きている人は溢れていて
僕らは不幸にも
全天候全時間対応型生物に
なってしまったことに気付く
生きていることは
光に溢れた喜びだった
生きていることは
恐れを知らない冒険の日々だった
弱さと甘えを手に入れた
僕らはきっと
最後の砦の扉を開けて
見えない敵の進入を許した
無意味だと思うことへ
努力を続けていく
自己矛盾と戦いながら
あるかどうかもわからない答えを
僕は探しているんだと思う
明日が晴れなら
少しは救われるかもしれない
振り返れば怖くなるから
戦い続けるしか
道はないみたいだ
この時間が
どれだけ大変だとしても
１秒の長さはいつも同じ
暇で暇でしかたないときと
同じように時間が過ぎて
悩んでいても決断のときは
あっという間にやってくる
過ぎてしまえばもう
無理して振り返る必要もない
時間も忘れて
没頭できる
ものがある
僕は幸せだ
彷徨わずに歩いていけるのは
歩きたいと思う道を見つけたから
まっすぐに遠くを見つめて
困難すら楽しんでいる
優しさを数えること自体
ナンセンスだったね
出会えたすべての人に
優しくありたいと思う
何かのために
優しくするのではない
どれだけ優しくしたかを
誇る姿ほど醜いものはない
心の健康に気を遣えば
見えなかった優しさが
理解できるようになった
心身ともに健全であれ
そうでなきゃ
わからないことがたくさんある
見えない優しさに包まれて
今の自分がいるってこと
忘れないように
ときどきは右手の甲をつねる
ほら
また忘れかけていた
ちいさなため息とともに
積み上がった試練を見上げる
ただひたすらに走っても
頂上はいまだ見えず
死ぬまでを
ひとつのレースとするならば
困難でさえ
楽しんでいられる
心の強さが必要なんだ
そうすればきっと
何事からも逃げ出さず
まっすぐに笑っていられる
キリトリ線で区切られた
右と左で
たった２ミリしか違わないのに
生き残るもの
捨てられるもの
生まれたことに
罪なんてない
平等に生まれたのに
わずかな差が未来を変える
生き残るため
自分じゃ決められない
神様のサイコロが決める
そういう部分にどう抗うか
生きてくことって
実はとても偉大な
戦いなのかもしれない
何の為に頑張るのか
わからなくなるときがあるね
誰かの為に頑張ることを
馬鹿らしく思うときがあるね
それでも
一人で生きていけるほどに
僕らは強くはないんだから
すくなからず
矛盾を飲み込んでいくしかないんだ
気持ち悪さを忘れるな
自分にとってのプラスを探し出せ
困難を乗り越えた場所にはきっと
君にしか見えない花が咲くだろう
お元気ですかを繰り返し
細い でも 長い
関係は続いてゆく
故郷をはなれ
遠くへ散った友たちの
笑顔もまた戻ってくる
つながりとは
切れるものではない
ただ透明になって
見えなくなってしまっただけ
僕らが出会った
という事実が
消えることはないんだ
ハッピーから生まれた言葉が
誰かに届いて
心の中からハッピーを生み出したり
苦悩から生まれた言葉が
誰かに届いて
下向きの心をちょっと上向けたり
そういえば原点は
誰かに届けたい
ということだった
思い出したよ
僕が何を伝えたいのか
誰かのかわりに
言葉にならない感情を
言葉にかえていきたいんだ
最近はmixiでも公開中。←mixi直リン注意。
こんなこともしています。『ぼくのせかい』
