2001年04月30日(月)
交差

そして話は
平行線をたどることになる
歩み寄るチャンスは
ついさっき通り過ぎた

さりげないやりとりの中に
いつも危険は潜んでいて
まるで地雷を踏んだかのように
二人の距離が離れていく

もう一度同じ道を歩くために
平行線を近づけていく
それは一見簡単で
でもすごく難しいこと

平行じゃなくなったとき
二本の直線は交差して
そのままどんどん離れていく

あなたの頑固なその性格じゃ
曲線なんかになれやしないから
そのままどんどん離れていく



2001年04月29日(日)
鳥篭の中で

ひさびさに見上げた
都会の空は
大きなビルに囲まれて
四角い形をしてました

大空というには程遠い空
あれじゃ鳥たちも
自由にはばたけないね

青色というより灰色
これじゃ僕たちも
自由にはばたけないね

せっかく手に入れた翼なのに
ここじゃ何の役にも立たない

大きければ大きいほど
僕は身動きが取れなくなって…



2001年04月28日(土)
プライド

もう何年も
僕を他人から遠ざけてきた
余計なプライド

高すぎるっていつも言われてた
自分でも高いって分かっていた

そんなに自分が大事だったんだろうか?
僕はそんなにすごい人間だったんだろうか?

生きていく上で必要でないものは
少しずつ削っていかなくてはならない
そうやっていかないと
いつかその重荷に耐え切れなくなるから

この余計なプライドは
いつになったら捨てられるのだろう
ずっとずっと捨てられないままで
僕は壊れてしまうのだろうか?

飾らないあなたのすがたが
とてもまぶしく見えます
飾らないあなたのすがたは
僕よりもずっときれいに見えます



2001年04月27日(金)
僕にとっての春は

心の引出しの中に
長い間眠っていた思い出が
ふとした言葉でよみがえってきた

なにもしなくても楽しかった
傍にいるだけで安心できた
心が落ち着くっていう感触を
体で理解した毎日だった

でも春という季節は
僕にとっては別れの季節でしかなくて
あんなに楽しかった時間さえも
春になると泡のようにはじけてしまう

せめてこの春だけでも
出会いの春であってほしいと
散り行く八重桜を見ながら
どこかに出会いを探した



2001年04月26日(木)
これは詩じゃない

この言葉は詩なんかじゃない
そんなかっこいいものじゃない

この言葉は詩なんかじゃない
誉めてほしくて書いてるんじゃない

心の中でいっぱいになって
行き場を失った気持ちたちの結晶
癒えることのない傷口から
途絶えることなくこぼれだす感情

ただ書くことで癒される心

いつからこんなふうになったんだろう

感情を羅列して
僕の言葉と称して
いったい何の価値があるのだろう

それでももう止められない
今日もまた感情という名の言葉を
形あるものに変えていく



2001年04月25日(水)
ものさし

あのときあなたは
愛をものさしで測ろうとして
必死になって引出しの中を探ってましたね

まだお気づきになられませんか?

まだものさしを探してらっしゃいますか?

形のあるものはいつか壊れてしまうのです
形のない愛が壊れてしまうとしても不思議ではないでしょう?

何かが足りないって感じたとき
きっと愛は壊れそうになって悲鳴をあげていることでしょう

まだお気づきになられませんか?

右手につかんだそのものさしで
まだ愛を測れるなんてお思いなのですか?

愛はもう、そこにはいられなくなったのです

ものさしなんて、もういらなくなったのです



2001年04月24日(火)
二人の距離

人には
一番落ち着ける距離というものがある

遠すぎると寂しくなって
近すぎると逃げたくなる

僕が見てきた人たちは
「好きだから」の言葉だけで
自分の落ち着ける距離を勘違いしていた

愛は盲目
心配だから不安だから
あの人の落ち着ける距離を
自分の落ち着ける距離と思い込んで

愛は盲目
あの人の落ち着ける距離に立って
あの人の安心する姿に喜んで

そして少しずつ
心が悲鳴をあげていく
落ち着ける距離を求めて
心が悲鳴をあげていく



2001年04月23日(月)
傍にある歌に

幼いころ耳にした曲
今も記憶の奥底で流れつづけている

If you think that tomorrow is happy,
It'll be greatful day , tomorrow !!

断片的に記憶の浅瀬へとでてきては
僕を励まして

Just feel with your heart.
Just trust yourself.
"You" are the best partner of you.

自分を見失うなと囁いてくれる

僕がこのまま歩きつづけて
夢見た場所にたどり着くまで
ずっと記憶の片隅にあるもの

僕がこのまま歩きつづけて
夢見た場所にたどり着いても
ずっと記憶の片隅にあるもの




2001年04月22日(日)
舞台裏

静かに幕は下ろされ
時間が一瞬とまる

ある一点から広がった
盛大な拍手に
幕の裏側は安堵の表情を浮かべる

舞台裏へと引き上げていく
共演者のうしろ姿

そこには
なによりも綺麗な笑顔があって
そこには
なによりも綺麗な達成感がある

わからないものに
わかってもらおうなんて思わない
自分の満足のために
僕はここにいるんだから

あの拍手を聞くたびに
僕の希薄な存在が
色付いてゆくような気がするから



2001年04月21日(土)
儚さの嵐

静寂に浮かぶ
今にも消えそうな月

儚さの嵐


時の河へと身を投じ
ただ流れるままの今宵

薄雲へと消える月に
弱々しい運命を信じた

儚さの嵐

壊れゆくものに囲まれて
我という存在は陽炎

いつ消えるのかすら
知ることのない陽炎



2001年04月20日(金)
信じてあげよう

いつもと違う環境で
いつもと同じことをする

ずっと難しいことだって思ってた

いつもと違う環境で
いつもと同じことをした

案外簡単なことだった

無理だって思って
何もしないなんて
きっと一番悲しいこと

絶対にできるだなんて思わなくていい

せめて自分を信じてあげようよ

頑張ってる自分の姿は
きっと自分が一番知ってるはずなんだから




2001年04月19日(木)
あなたと共鳴する音

僕だけの音が欲しくて
ピアノを弾いていた

他のすべての音と調和し
共鳴できる音なんて
絶対に存在しない
そんなことにも気付かなかった

世の中の人すべてと
仲良くできるはずがない
そんなことにも気付かなかった

あのとき僕は
あなたとの調和が欲しかった
あなたと共鳴できる音が欲しかった


そんなことにも
まるで気付けなかった




2001年04月18日(水)
出発

この夜があけて
あとどれくらいしたら
僕はここに帰ってこれるのだろう

待つのは嫌いじゃない
だけど
やりたいこともできないこの状態は
僕にとって苦痛でしかない

孤独な夜を過ごすのが
なによりも恐いから
僕は何かを創りだすことで
孤独から逃げていくんだろう

もう会えないなんて思わない
もう帰れないなんて思わない

時間が流れている限り
絶対に思わない



2001年04月17日(火)
心の奥に

なんでもないことが
あとになって
すごく印象に残っているときがある
きっとそういうのを
本当の思い出って言うんだろう

心の中で
可愛らしく着飾らせた思い出は
いつも窓際に飾ってあって
太陽の光を浴びつづけた結果
色褪せてしまった

そして昨日
心の奥のほうで
ずっとずっとしまわれていた記憶が
思い出に形を変えて
僕の目の前に姿をあらわした

僕はもう一度
心の奥にその思い出をしまいこむ

色褪せてしまわないように
もう一度心の奥に



2001年04月16日(月)
本音

まだ
あなたのなかに僕がいるのなら
はやく捨て去ってください

なにもかも捨て去って
心を白紙に戻して
新しい景色を
あなただけの景色を
もう一度見つけてください

これは残酷な言葉ですか?
これは非情な言葉ですか?

だとすれば
そうなのかもしれません

でも
この言葉がなければ
なにも変化しない毎日で
いつかどこかの彫像みたいに
二人固まってしまう日がやってきそうだった

僕は自由を求めた
僕は大空をはばたきたかった

固まるなんてまっぴらだった



2001年04月15日(日)
教科書

教科書にあることだけが
すべてだと思っていたあの頃
僕はまだ
なにもしらない子供だった

目にうつるものすべてを
文章化された教科書と比べては
納得して
満足して
それ以上もうなにも考えることもなかった

教科書にない世界へと
旅立とうとしている今
僕に必要なのは
まっさらなノートと
1本のえんぴつだけ

なにも描かれていないノート
ここに僕は
僕だけの世界を創る

もう子供なんかじゃない

もう、子供なんかじゃない





2001年04月14日(土)
春風に

時計が正確なリズムで時を刻む
その音だけが
部屋に響いている

窓の外には
おだやかな春の色が
輝きを見せはじめる

--
春風と
たわむれるとき
夢を見た
かすかな記憶に
とまどうばかり
--

またこの季節が来たよ
寂しい思い出しかないけど
嫌いじゃない季節

春の風にさそわれて
いろんな記憶がよみがえるから
ちょっとだけ
悲しい顔になったりもする



2001年04月13日(金)
なにもしたくない一日

いろんな言葉が突き刺さった心
もう疲れ果ててしまったから
なにもしたくない一日

あなたはその優しさのために
私に背を向けてしまった
この想いはもう届かないの?
辛いよ、そんなの…

この気持ちを捨てたときに
心にできる大きな空洞を
いったい誰が埋めるのですか?

なにもしたくない一日は
なにもできない一日
これ以上この心に
刺激を与えることなんてできない

+++++
大切な友人へ。
なにもできないかもしれないけど
できることなら何だってするよ。
空洞なら響がうめてあげる。
だから無理だけは絶対にしないでね。



2001年04月12日(木)
AM2:00、自分を思う

眠れなくて
真夜中に冷蔵庫を開けた

真っ暗な部屋
冷蔵庫の明かり

しばらく座りこんでいた

孤独っていう言葉が似合う風景は
なにもかもが静かで
そして穏やかで
華やいだ日々との比較に
気付けば涙を落としていた

僕はなにを求めているんだろう

自分のことすら
よくわからない僕に
あなたを幸せにするなんてこと
本当にできるんだろうか



2001年04月11日(水)
嘘吐

一人になれたことを
解放されたと思う自分は
どこまでも卑怯で
どこまでも残酷だと思う

でも確かに
ココロは無理をしていた

僕は嘘吐なんだろう

僕は我侭なんだろう

ココロの中に溜めきれなくなって
外へと飛び出した本当の想いは
僕の喉をとおる瞬間
嘘へと変わるのがわかった

僕は嘘吐なんだろう

僕は我侭なんだろう

本当は僕だって辛いんだ
笑ってるけれどとても辛いんだ



2001年04月10日(火)
前向きに

こんなときだから
前向きになろうと思う

この人生には
辛いことがたくさん転がっている
これまで僕が出会った辛さなんて
そのたくさんのうちのほんの一握りなんだろう

でも
それを乗りきってみせると
心に誓って足を踏み出したんだから
もう立ち止まることはできない

すごく辛いことが
この先待ちうけているんだろう
でも逃げてもなんにもなんないから
僕は前向きに生きていく

いつかこの道のどこかで
あなたと出会えると信じている
いつかこの道のどこかで
幸せを見つられると信じている



2001年04月09日(月)
叶わぬ恋へと…

別れの言葉をきりだしたのは
もうこれ以上
自分を裏切りたくなかったから

自分の意思を貫けたのは
芽生えた気持ちに
嘘をつきたくなかったから

僕の隣にいる人と
僕の心にいる人は
あのときから違ってしまった

これが叶わぬ恋であろうとも
今の気持ちを大切にしたい
ただそれだけであなたを傷つけたこと

あやまっても
なにもかわらないだろうけど
離れてく僕を許してください

僕は
あなたという線路を走るのをやめます

僕は
僕だけの道を歩みます



2001年04月08日(日)
桜の雨

春の嵐に
桜の花びらは
雨のように降りそそぎ
笑いあう僕たちを包みこんだ

空を舞う花びらの向こう側
はしゃいでいるあなたの姿
泣きたくなるほど幻想的で

思わず手を伸ばしつかまえた花びら

その感触にこれが現実であると知った

はしゃぐあなたを
降りそそぐ花びらを
すべて目に焼き付けたなら

この風が消えようとも
悲しみは戻ってこない




2001年04月07日(土)
愛する資格

好きだってわかっていながら
興味のないフリしてる
そんな自分が卑怯だと思うときがある

自分を責めたてて
「こんな僕には人を愛する資格なんてないんだよ」って
空を見上げて叫んだ僕

だけどあなたは
「人を愛するのに資格なんているの?」なんて
そんなふうに優しくしてくれるから

僕はまた
あなたに惹かれてしまう



2001年04月06日(金)
好き

自分でも不思議なくらい
ドキドキがとまらなかった

僕は知らぬ間に
あなたが発する言葉のすべてを
自分の胸に刻みつけていた

いつからだろう
こんな気持ちを忘れたのは

いつからだろう
こんな気持ちを取り戻したのは

あなたをつなぎとめる言葉を
必死に探している
そんな自分に気付いたとき
好きという言葉の意味を知った

この気持ち忘れたくない

僕の心には
もうあなたが住みついているよ



2001年04月05日(木)
つよがり

消えてしまったものは
もう戻らない

消えてしまったものは
無理に探さない

消えてしまうことで
生まれてくる価値だってあるのだから

そこにいたことを
誰かが知っている限り
消えてしまったとしても
その人の心には残っている

だからもう探さない

なんて
そんなつよがりを言ってみた


+++++
“えんぴつ”のサーバーダウンで
4/3の『笑顔』が消えちゃったんですよねぇ…
バックアップしてなかったからもう同じの書けません。
ほんとにごめんなさいっm(._.)m
+++++
なんて言ってたら無事復活(4/6)
よかった〜\(^o^)/



2001年04月04日(水)
悲しみを溶かして

20年も生きていれば
いやなことなんていっぱいあるだろう

でも

20年も生きているから
楽しいこともいっぱいあった

偶然やってきた悲しみは
時間に溶かしていけばいいんだ
氷が水に変わるように
きっといつか流れていくよ

悲しみの中に楽しみを見つける術
悲しんでいるときこそ笑顔が必要
悲しみの中で溺れてしまわないように

ゆっくりゆっくり

溶かしていけばいいんだ




2001年04月03日(火)
笑顔

あなたの笑顔が好き
だから僕は
どうやってあなたを笑わせようかと
いつも考えています

ときには
バカなことをしたりします

ときには
バカなことを言ったりします

すべてはあなたの笑顔のため

それだけで僕は幸せになれるのです

だから
あなたはこれからも
僕のそばにいてください

その笑顔を見せていてください



2001年04月02日(月)
終末

すこしずつため息がふえていき
終わりが近いことを知る

こんな自分のままじゃ
あなたにとってプラスになれない

自分を変えようとしても
変われないもどかしさと戦ってきた

好きな気持ちだけでは
どうしようもないことだってあると
あなたから教わった

傷つけあうのを恐れたときに
すべてが終わっていたんだと思う
今となってはもう
取り返すことのできない時間だけど

あの日
二人で笑った記憶を
この心が忘れられないでいる



2001年04月01日(日)
忙しくても

いろんなものが押し寄せてきて
困惑してるあなたへ

忙しさに負けて
心に余裕がなくなることを
なによりも恐れてたよね

大丈夫だよ

心に余裕がなくなるまえに
僕が笑わせてあげる

たとえ笑顔が消えていようとも
精一杯の言葉で
あなたの微笑を取り戻すから

もうちょっとがんばってみる?
だったら僕は応援してるよ

がんばれ
がんばれ

その努力は
きっといつか花開くはずだよ



 一覧 
MY追加 / HOME / MAIL

最近はmixiでも公開中。←mixi直リン注意。

こんなこともしています。『ぼくのせかい』