フミハズシマクリ
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2018年03月21日(水) 保護猫譲渡日

前日からの天気予報で知ってはいたものの、
予想以上の大雪。

大きな雪がどんどん降ってくる。

保護主さん宅は山間の住宅街で、
雪が降ると私の家とは比べ物にならないほど積もるはず。

様子見て無理そうだったら延期で。
なんてメールがきた。

いやいやいやいや、ダメだよ。
もう待てないよ。
来てくださいよ、止みますって雪。
って気持ちでハラハラしながら雪が止むことを願った。

午後になり、雪の勢いも弱まってきた。
行くも止めるも連絡がないまま約束の時間に近づいたので、
しびれを切らしてこちらから連絡してみると、
もう家を出たそうで、うちから30分ほどの場所にいるそうで。

ああ、良かった。

そして到着の電話があり、
駐車場まで迎えに行くと、
布で覆われたケージと保護主さんがいた。

保護主さんの旦那様が車を停めるので、
先にケージをもって私の部屋に向かう。

重い。
ここに猫が。
私の猫が入っている。

お部屋に入ると保護主さんはさっそくあちこち見て回り、
ケージから猫を出してまず落ち着いてもらうための
居場所を作り、キャットタワーの下に段ボール箱を設置。
中にクッションとブランケットを入れる。

そこに猫を押し込む。
ちらりと見えた猫。

かわいい。
私の家に猫がいる。

仲良くなれるか心配ではあるけど、
時間をかければきっと大丈夫。

保護主さんたちがお帰りになっても
猫は物音一つ立てずに箱の中にじーっとしている。
私もじーっとしといた。

夜になり私は寝室で寝た。
2時過ぎくらいだろうか。
聞きなれない音で目を覚ます。
最初は何の音かわからなかったが、気付いた。
猫の声。

「にゃーん」というより「なー」とか細く鳴く声。
ああ、怖いんだなあと胸が痛む。
名前を呼ぶとしばらく静かになるがまた鳴きだす。

そのうちトイレの砂を掻く音、
カリカリを食べる音が聞こえてきたので、
ホッとして私もまた眠る。


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