向山佳絵子と仲間たち〜12人のチェロ・アンサンブル�此� - 2002年05月30日(木) 今日はJTアートホールアフィニスでのコンサートを聴いてきました。 この12人のチェロのシリーズ、去年は気が付いたらチケット発売日が過ぎていて、チケットを取れず行かれなかった。今年こそは!と思い発売日当日にチケットを予約した。これでバッチリ、と思っていたら・・・ なんと昨日になって、そのチケットがないことに気付いた。買ったのが1月で、その頃の記憶を必死にたぐり寄せ、一体チケットはちゃんと届いたのか、いやチケット予約自体忘れてたのか??などといろいろ考えたけど、どうもチケットは届いたけどなくしたらしい・・・ガビーン。とりあえずホールに電話したら、当日券が15枚くらいあるということなので、当日券で聴くことにしました。当日券なかったら泣いてたよ・・・ まず外苑前へ行き、ネコかるのチケットを購入。 そして虎ノ門のJTホールへ。今日は蒸し暑かった!少し歩くと汗が出てきました。 しばらく待って無事チケット購入。昨日電話した時も、今日も思いましたが、このホールの係の方たちの対応はとても感じがいいですね。 開演までの時間で軽く食事、そしてホールの中へ。 今回、右はじの席を選んでみた。理由は、私は人に囲まれるのがあまり好きじゃなくて、できればはじっこに座りたいから、ということと、このメンバーだと藤森さんは左側に来るのでは・・・という予想から。リーダー格だしトップの方を弾くかなぁと単純な考え。 ステージ上には椅子と譜面台が横いっぱいに並んでます。やっぱ壮観ですな。 これで全員が音を出したらどんなことになるんだろう・・・ワクワクです。 いざ開演。ここって予鈴がないんですね。静かに客電が落ち、12人が入場。 私が知ってるのはN響の藤森さん・銅銀さん・桑田さん・山内さん、そして向山さん。あとの方たちは初めて見ます。 さて藤森さんは、ほぼ真ん中に座りました。予想が外れた・・・ 後ろの方だし、よく見えないかなと思いましたがなんとか見えました。猫背をぐっと伸ばして(笑) 1曲目はクレンゲルの「12のチェロのための讃歌 Op57」。 ちょっと厳かな雰囲気のある、美しい曲。音は、やっぱり独特ですねぇ。 厚みがあって圧倒されます。ぐいぐい迫ってくる。 2曲目、ヨンゲンの「チェロ四重奏のための2つの小品」。 これ、ラ・クァルティーナの1stCD「シャコンヌ」に入っています。 今回のメンバーは、藤村俊介さんのかわりに山内俊輔さん(名前が同じじゃないか)が第2チェロ(っていうのかな。左から2番目ね)を担当。 いやぁ〜素晴らしかった!!個人的には今日のコンサートで1番良かった。 緩急自在というか、テンションの緩むとこと高まるとこのメリハリがとてもあって、とても惹き付けられる演奏になっていた。 何より、藤森さんがメロディをとっても表情豊かに歌い上げていたのが良かった。 やっぱり、普通に弦楽四重奏で弾くのと、チェロ4人のトップになるのとでは、弾き方全然違うんでしょうね。。。もう、文句なくブラボー!!でした。 この曲、チラシによれば6月15日のラ・クァルティーナのコンサートでも演奏される予定になってます。まだチケットあるかな・・・この曲、オススメですよ!! そして3曲目ヴィラ・ロボス「ブラジル風バッハ第1番」。 先ほど登場したN響の4人以外のメンバー8人で演奏。 ラテン系のノリで、情熱的な曲。皆さん熱演されてました。 菊地知也さんの音色が美しくて映えていましたね。 でもチェロでユニゾンていうんですか、同じメロディ弾くのって難しいんだろうな。ちょっとのズレが結構目立ってしまう。 さて、休憩を挟んでいよいよルロイ・アンダーソン。 いろんなポピュラーな曲を作った方で、有名ですよね。 今日は小物楽器もたくさん登場するということでとても楽しみでした。 12人、衣装をかえて登場。女性2人はドレスですが、男性はラフな格好。アメリカっぽくということなんでしょうか・・・藤森さんは真っ赤なシャツ。 ちょっとN響の「イケるじゃんクラシック」の時を思い出した・・・(笑) 今回、ルロイ・アンダーソンの曲を、川島素晴さんという方がアレンジしています。なんか聞いたことある・・・と思ったら、この方、去年の2月に聴いたコントラバスの池松宏さんが弾いたあの名作(迷作?)「パgani蟹」を作った方じゃ〜ありませんか!あの曲は素晴らしかったですよ。爆笑でした。 こういう面白いものがお好きなんでしょうか、川島さんて。 1曲目は「フィドル・ファドル」。もう1曲目から楽しくて! まさに古き良きアメリカ!ディズニーランドみたい、って発想が貧困だけど(笑) ウキウキしちゃいます、こういう曲聴くと。体が動いちゃいますね。 お次、「ワルツィング・キャット」。ここで向山さん・斎藤さんの女性組は、ネコ耳とネコ鼻着用、きゃわゆい☆ 曲も猫の鳴き声みたいな音が出てきます。で何故か最後、唐突に山本祐ノ介さんのけたたましい犬の鳴き声(笑)かなりウケました。うまかったです鳴き声。なんだろ、ストーリーがあるのかな?猫がたくさん鳴いてるとこに犬があらわれて「ウルサイ!」と吠えるってことなんだろうか・・・ 次は「ジャズ・レガート〜ジャズ・ピチカート」。こちらもいかにも古き良きアメリカ、な楽しい曲。ピチカートがたくさん出てきます。 次の「サンドペーパー・バレエ」、おもむろに銅銀さん・桑田さんが上着をはおります。あれは何だったのかなぁ、いまいち分からない・・・作業着?(笑) 2人がサンドペーパーのようなシャカシャカという音のする楽器をリズミカルにこすります。簡単そうに見えて、結構難しいんじゃないかな、あれ。2人ともなかなかの手さばきでした。そっちに気をとられて曲の印象がない(笑) お次は超有名な「タイプライター」。なんとステージ上に本物のタイプライターがセッティングされた。そして、丸くぶあついメガネをかけ、ネクタイをしめた、うだつのあがらない(?)サラリーマン風山本裕康さんと、赤いフチのメガネをかけたキャリアウーマン風の斎藤千尋さんが登場。山本さんがパチパチパチとタイプライターをうち、その横で斎藤さんはギロ(タケノコに溝が入ったような楽器・笑)と・・・小さい鐘?で、本来はタイプライターが出す「ガーーーッ チン!」という音を担当。元の曲を聴いたことある方なら分かって頂けると思いますが(^ ^; 言葉で書くのは難しい・・・ これは、山本さんが女上司斎藤さんにコキつかわれる図と解釈していいんだろうか??(笑)どうもそう見えたんですけどね。面白かった。 次も超有名「シンコペーテッド・クロック」。こっちは菊地さんがウッドブロックで時計のカチコチの音を表現。なにやら楽しそう。 すると桑田さんが目の前にあるメトロノーム、やたらに遅いテンポに設定して皆がそれに合わせて演奏するが、菊地さん不満顔(笑)すると今度はぐーっと高速に。結局、菊地さんが元のテンポでまたウッドブロックを打って満足顔に(笑) なんかこの2人は漫才コンビみたいで面白かったな。 そして、目覚ましみたいなベルがなる、と思ったら電話のベルで、「もしもし〜」とかいって皆で携帯電話(ホンモノ?)に出るという小芝居付き(笑)あははは。 次は「プリンク・プレンク・プランク」。このタイトルは音を表現してるのかな、ほとんどピチカートで演奏された。全部だっけ? この曲では確かチェロをくるくるってまわしてた・・・と思った。 別の曲だっけな。あんまりよく覚えてない。藤森さんがぐるぐるまわし過ぎだったのだけ覚えてるけど(笑) そして「そりすべり」。ああもう冬だ(笑)って気持ちになっちゃう曲。 いーなー。このメンバーでクリスマスの曲ばっかりやって欲しいなぁ。楽しそう。 最後に「舞踏会の美女」、盛大なフィナーレ! と盛り沢山な内容でした。やってる方も楽しいだろうなー。なんか、パーティーに来たような感じ。宴会とも言う?(笑)一発芸・・・とまでは言いませんが(笑) いいですね、こういうコンサートも。堅苦しくなくてね。 アンコールでは、もう1曲アンダーソンの「忘れられし夢」。タイトルどおりのドリーミーなゆったりした曲。いい夢見れそう。 あ、弾く前に編曲の川島さんが舞台上へ呼ばれました。若いので驚いた人多かったようですね。すごく普通っぽいしね・・・ そして曲紹介せずに弾き出したのは、「ムーンライト・セレナーデ」!! いやぁ嬉しい。今日にピッタリな曲だ。 演奏後の向山さんの説明によると、今日お客様の中に、留学時代に共に勉強した方が見えていて、その方が当時編曲した曲だそうで、その方を驚かすために演奏したということでした。アルテミス・クァルテットのチェリストだそうで・・・背の高い外国人の方で、ホール入ってきた時から目立ってました。 ホントの最後、もう一度「フィドル・ファドル」を演奏、盛り上がって終了しました。 いいですねぇ、ホントに。こういう楽しいコンサートは大歓迎! 何も考えずに楽しめるっていうんでしょうか。そして笑えて。 「仲間たち」という言葉がピッタリな、仲がいいのが伝わってくるコンサートで、ほのぼのした気持ちになれました。 皆さん、慣れないことをして大変だったと思います、お疲れ様でした〜!! そして次回の12人のチェロ、期待しています。 -
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