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fantasia diary*
ほどよくダラダラをモットーに。 アコギをゴロゴロ弾くように。
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2003年02月18日(火) 空中線
今こうして靴の裏と仲良く静かにだんまりを決め込むアスファルトも 夏になればさらりと事無かれ主義を捨て蝉と一緒になって騒ぎ立てるわけなのだ。 空一面を覆う真っ白な、冬の曇り空は確かに黙ったままだったが、 あの夏空の饒舌さを思えばこの一時や二時静かにしていたっていいだろう。 雪を降らせるのならもう少し水が無くてはいけないし、寒くなくちゃいけない。 晴れるのも億劫だ。 なんとなく居座っているだけなのだからこちらの事は気にしないでくれたまえ。 どいつもこいつも冬だ。暫くは面倒臭がりの理由にもなる。
道端に除けられた少量の雪と目を合わせる機会があったのだが、 排ガスに触れてやや煤けた灰色を情けなさそうにしながら語っていた。 ほんのこの間まで上に居たんだがね、どうも重たくなって降りてきてみたんだが。 もう何度かほど北に降りれば良かったんだなあ。 派手に一帯の電車の止まった先は一寸楽しくなかったですか。 いやあ、一番楽しいのはいつだって子供達さ。そうだろう。
コードを編む傍らに電熱器を置いた。ヤカンを載せて、段々に立ち上る湯気を眺める。 糊をふやかしながら夕餉の仕度を考え、思い返すものを整頓し、 要らないものは煮炊きの湯気と空に返した。
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