2002年12月13日(金) 『水の女』観てきました
一人で小さな映画館で映画。嵌りそう。居心地良すぎます。
坂好きなんだってば。東京好きなんだってば。
ここに居られるとは幸せだなあと折に触れて思うものです。
■冬眠中
UAの声、方言、彼女から発する音のセンスというか。とにかくいいなと。
女2人の会話もいい。水の描写もあの、良い意味で人工の水らしくてですね、
とてもよかったです。雨は発端であったけど終末でもあって、
雨と湯がもうさながら別のものでありながらひとつの水の女の生をつくっている。
演出もですね。なんか、描写が具体的に好みで。
水を映す映画であると共に炎を映す映画でもあるから、
暗がりと光が素直且つ効果的にフィルムに写って来ている感じ。
脚から写して行く、ゆらゆらとしていたあのシーンは特に良かったと思う。
実は昨日たまたまリアルプレイヤーのメルマガで予告見ちゃって、
どうしても見たくなって即日決め込んで見に行ったんだけど、ほんと正解でした。
うー、やっぱり語るより見て欲しい感じかも。とにかく雰囲気です。
そういえばこれも音楽管野よう子でした。どうしても惹かれるのらしい。
スペイン坂、今度ゆっくり見たいです。坂上ったところにあったの、映画館が。
今回の映画館、建物のつくりからちょっと素敵げで、
劇場内部も良い感じに高低差がよくついていて、壁が落ち着いていて、
というか地下だったので、階段の素敵げさも手伝ってどうも飛び気味だったのですが、
いつも舞台稽古を見るときのように真中の列の一番高いところの右から2番目の席に
座ったら、本当に急激に舞台を身近にしていたことの嬉しさなんかがちょっとあった。
何故か暖房が熱いくらいに効いていたんです。しかも湿度のある感じで。
なんかこう、空気ってわかるじゃないですか。匂いとかも同じで、あれは、
視覚より直接思い出に語りかけてくる距離にあるような。なんだか。
どうもそれぞれがひとりである人間が集まった場所というのが好きらしく、
他人事のように音が聞えることも好きなのらしいです。
いや、金払って見てるんだから他人事も何もないんですが、
いつでも自由に意識を飛ばせて、戻ればまたあの良い雰囲気がスクリーンに映ってる。
あの中途半端にマットな光も好きなんです、とか。いつまで語る気だろうな…。
今日借りたCD。『CRUISE RECORD 1995-2000 / globe』、
『evil and flowers / bonnie pink』。ZIGZOのアルバムはまた今度。
能動的にメディアに触れたいと思ったときに触れられる環境は、
私が欲しかったものなんだと思う。以前子供を東京で育てたいと母に云ったら、
いいと思うと云ってくれたのが嬉しかった。私を田舎で育てたことを、
よかったと思っているのだろうなあと思ったので。
云わば私は今(も)感性を磨いているわけだ。
や、だから19になったわけなんですけど、っていう、
だけどこの若いっぽさが田舎付随属性なわけだよね、つまり。もしかしたら、得かも。