昨日彼とくっついて寝たとき、二人の体温が同じで、泣きそうになった。
私が彼を好きなのは、その体温が私といつも違うからで、それが同じ温度に
感じられた時、私は怖くて仕方が無かった。一瞬、ぞっとしてしまった。
側にいて、ふと触れた時、自分と違うものがいることで、私は私を確認する
から、ふと触れたあの人の肌の感触や温度が自分と同じであったとき、私は
世界に自分だけになった気がした。あの人はあまり喋らないし、その肌は
暖かいけど、もしかしたら。…そんな事を考えてたら、おかしくなった。
ちゃんと私と違う温度で居てくれないと困るから、わざと、彼の体温が上がる
ようにしむけて、そうして私は、夜半頃に、ようやく安心と横たわって眠った。
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