先日から、思いもかけなく風邪を引いた。
最初は風邪をひいたとは思えなくて、ただ、コメカミと目の奥が
ガンガン痛くて、起きていられなくなった。あんまりキツイので、
布で目を覆って、光が当たらないようにして、根性で寝た。
そしたら、夜に彼が帰ってきて、どうしたの?って聞いてくれた。
ボソボソと事情を説明したら、彼は「具合が悪いんだねぇ。」と言って、
氷を詰めた袋をタオルで覆ったものを、私の目の上に置いてくれた。
…驚いた。だって、とても素早かったから。
私はその時、「こいつは、本当にいいやつだなぁ。」と思った。じんとした。
彼のとてもいい所は、こういう即効性の愛情があるところだ。
本当に具合の悪い時、丁寧な言葉や高級な水枕なんか、役に立たない。
それよりは、一秒でも早く痛みを押えてくれそうな、ビニールに入った氷の方が
ずっと役に立つ。たとえ不恰好でも、それでいいのだ。一番、私に効果があるもの
を知っててくれてる。それがとても嬉しかった。
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