一橋的雑記所

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2006年03月14日(火)

融先輩の名前間違えてました(何)。
つか、ホンマは弟さんの方がメインでした(何々)。
どおでもええ、初期設定の話ですが(だから何)。


そんな感じで。
二つ日付前から何やらやらかしているアレの。
元になった落書きやら断片やらを先日。
実家で軽く読み返して参りました。
でも、持ち帰ることは出来ませんでした……(逸らし目)。
つーか、あれです。
 直 視 で き な い 位 に 。
ネタがこっぱずかしかったんです……色んな意味で(伏し目)。

てーか、主役?の名前もあちらこちらととっちらかっててですね。
リアル友人と被るのもあったりして大問題(えー)。
だから、相変らずな一人称胡乱な代名詞の迷宮状態だったり。






生徒会室に立ち寄ったり、剣道場で連子先輩のお小言喰らったりしている内にあっという間に予鈴タイムになる。対抗戦が近いだけあって、校内は何処も騒然とした空気に満ち満ちていて、教室へと急ぎながら、何となくウキウキした気分になってくる。

「……楽しそうですね」

隣のクラスの綾ちゃんを、扉の前で見送っていたら別れ際、そんな事をつぶやかれてしまって思わずきょとんと目を瞠る。

「綾ちゃんは楽しないのん?」

扉に掛けた手を離し、穏かだけれどもやや和やかさに欠けるその顔を下から覗きこむ。虹彩に不思議な色が入り混じる綾ちゃんの目にあるのは、微かな憂いめいた感情。普段は少し癖のある前髪に隠れているから気づかれ難いけれども、表情に乏しい顔よりも、その眼差しは時に綾ちゃんの気持ちをごく正直に映し出す事がある。これもこの5年の間に学んだことの一つ。

「心配性やなあ。去年かて結局、万事丸ぅ収まったやん」

微笑んでその背中を軽くこづく。

「お陰で向こうの体育会とも繋ぎ取れたし、交流深まったって喜んでる子らも多いねんで。変な真似してくるのんは、武道会の連中くらいやし」

開星学院の運動部の部活組織は我が清陵とは違って幾つかに分派している。
去年、対抗戦での大敗を切っ掛けに過激化したのは所謂武道会、生徒会と共に我が学園が女子校だった時代から何かと行き来のあった体育会とは学院内でも微妙な関係にあるらしい。連子先輩からお小言を喰らいつつ交換した情報から、今朝、剣道部の女子を脅しつけていたのはどうやら武道会絡みの連中らしかった。
「あんな卑怯な真似しかよーせんのに、「道」を名乗るとは不届きな連中」とは連子先輩の評であるが、体育会、文化会などに比べて過去に数々の華々しい実績を上げている組織だけに、少なくとも開星学院内では正面切って批判するのはとても難しい存在なんだとか。

「今年は、あちらの生徒会も文化会、体育会も逸材揃いと聞いてるし、うちかて、ああ見えて融先輩が結構したたかやからなあ。うちらの出番は無い思うで?」
「……ええ」

微妙な間を置いて、綾ちゃんは薄く息を吐く。つい、と逸らされた眼差しが廊下を慌しく行き来する制服姿を見るとも無く眺め渡す。
こんな時、綾ちゃんの目には多分、他の誰にも見えない何かが映っているに違いない、と、オカルト関係には全く以って興味関心の無い脳味噌にふとそんな考えを浮かべてしまう。勿論、根拠は無い。これも、頭一つ分は高い所にあるその横顔を見上げ続けた歳月の内に気付いた事の一つ。ただ、気に為りはしつつもその事について、綾ちゃんに問い質そうと思った事はなぜか一度もなかった。

「まあ、何かあった時はあれや、頼りにしてるから」

その目が何を見ているのであれ。
綾ちゃんのことは、心から信頼してる。それは間違いない。
だから、その横顔を見上げる時はいつも笑顔で。
ただ、それだけの事なのだけれども。

「……それじゃあ」

いつものように少し、眩しいものを見る時みたいに目を細めて此方を眺め下した後、綾ちゃんは踵を返した。
またあとでな、とその背中に声を掛け、扉に再び手を掛ける。
綾ちゃんと二人なら、何も怖い事も困った事もあらへん。
何の根拠も無いままに胸の中に確りと存在するそんな気持ちを改めて確認すると、意味無くよし、と気合を入れ直し、ざわめく教室のドアを引く。


対抗戦まで、あと二週間とちょっと。





思いつきで書いているので、続ける気は無いんですけれどもね(えー)。
先行している内容とどんどん矛盾したり。
間違いが発生したりしつつだらだらと行くかもです(えーえー)。


一橋@胡乱。 |一言物申す!(メールフォーム)

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