Onry Me
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2007年03月11日(日) 狂った歯車

最近、職場の雰囲気がおかしい。
雑誌の売り上げが急激に落ち込んでおり、
社員同士の関係や歯車が微妙に狂いだしている気がする。

そんな中、営業部時代の自分の元の上司が
先週2日間にわたり無断欠勤した。
周りの人は風邪だと思っているようだけど
私と仲の良い同僚の2人だけは事の真相を
知っていた。

上司は軽い鬱になってしまったのだ。

私たちは上司を励ますために半ば強引に
会いに行ってきた。

上司の住む越谷の駅で降りて近くの
居酒屋で3人で飲んだ。

予想はしていたが、普段とは別人のように
青白い表情で元気がなかった。
普段は赤鬼のような顔して人を怒鳴り散らす
豪快な人だから、そのギャップに少なからず
ショックを受けた。

ただ、何気ないバカ話をしていくうちに次第に
笑顔が増えていき多少なりとも元気になったようで
良かった。

会いに行ってよかった。
心の底からそう思えた。

自分と同僚と上司の3人は本当の兄弟のような
関係だったりする。
ずっと同じ部署で苦楽を共にしてきた。
楽しいときは一緒に笑い、悲しいときは一緒に泣き
仕事においては毎日のように怒鳴られたりもした。

心から分かり合える関係。

友情とか仲間とか、そんな簡単な言葉では
言い表せないくらい自分たち3人の関係は特別だ。



急激に売り上げが落ちていくプレッシャー。
雑誌の売り上げ・運営管理・全てを任されている
責任。重圧。
自分が想像しているよりも遥かに重いことと思う。

普段、みんな虚勢を張って生きているけど、
それはガラス細工のように何かのきっかけで
もろくも崩れ去る。

実は最初、どうやって励ましたらいいのかわからなかった。

頑張ってる人に頑張ってって言葉をかけても
その人は既に頑張ってるんだから、その言葉は何の
意味もなさないように元気のない人に元気をだし
てと言っても意味をなさないと思うから・・・。

元上司は会社を辞める決心をしたって言ってた。

私は入社以来、この人のことを心の底から尊敬していた。

兄貴のように慕い親父のように尊敬し
自分もいつかああなりたいと心の底から思ってた。
太ってて、だらしなくて、口が悪くて・・・
見た目はかっこ悪いけど、自分にとっては
間違いなくヒーローだった。

そんな大切な人が苦しんでるのを見るのは
心の底から辛い。
何も手助けしてあげられない自分が情けない。


今回の一件で会社が心底嫌いになった。
営業部の状況。広告部の状況。
雑誌の実態をまったく知らない
社長の跡取りであるバカ息子。
こいつがいることで、どれだけの人が
傷つき辞めていったかわからない。

このまま自分の元上司が辞めることに
なったら自分は絶対に会社を許さない。

たかだか課長職の人間(個人)が
会社の責任を背負って辞めることは
あってはならないと思う。

責任があるとすれば
それはもっと上の方なのだから。

明日は朝から会議がある。

いつ自分の感情が暴発するかわからないけど、
自分は上司の為に出来うる限りのことをしたいと
思う。


パンチョ |MAIL

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