DiaryINDEX｜past｜will
| 2003年10月24日(金) | ぶらり鎌倉１人旅 |
一年のうちで一番好きな季節はなんですか？
って聞かれたら私は間違いなく秋と答えます。
私は、それくらい秋が好きだったりします。
冬は寒さに震え、春は花粉症で苦しみ、夏は暑さにグッタリ・・・。
その点、秋は最高です。
暑くもなく寒くもなく、花粉も飛ばない、9月下旬〜１１月
位にかけては何をするにしても本当に最高です。
そんでもって、この秋は是非とも鎌倉に行きたいなって前々から
思ってて本日、朝早起きして一人で鎌倉日帰りの旅に行く事にしました。
一人旅と聞いて「寂しい奴め！！」なんて思う方もいらっしゃるかも
しれませんが、・・・実は私は一人旅が好きなんですよ（笑）
周りの人からは寂しい奴だな！！ってよく言われるんだけど、
何を言われようと好きなものは好きなのです。
勿論、大勢で行く旅行や観光も楽しくて好きだけど、
私はどちらかと言うと周りに気を使う方だから、大勢で
旅に行ったり、遊びに行くと疲れてしまったりするんです（汗）
その点一人旅は気楽で良いんですよ。
自分の行きたい所に好き勝手に行けるし
見たいところも自由に見れるし、なにより気に入った景色を見つければ
何十分でも見ることも出来るし、疲れたりお腹が空いたら
ご飯を食べて一休みなんてことも出来るわけです。
・・・そんな、何にも束縛されない自由な旅ほど
楽しいものはないって私は思うんですね。
ってわけで、ぶらり鎌倉一人旅に行ってまいりました。
鎌倉っていうと一見、結構遠いイメージがありますけど
実は、そんなに遠くなくて東京から電車で１時間チョットで
行ける距離なんですよ。
そんなわけで、私が家を出たのが７時３０分だったわけですが、
9時頃には、もう鎌倉に着いておりました。
事前に鎌倉観光案内を買って綿密に鎌倉観光プロジェクトを
練って準備万端、意気揚揚と鎌倉へと乗り込みました。
ちなみに以下が事前に立てた計画だったわけですが・・・、
◎鎌倉七福神めぐり。
◎鎌倉の大仏を見に行く。
◎美味しい懐石料理を食べる。
◎江ノ電に乗る。
◎稲村が崎で夕日を見る。
そこはお気楽一人旅。
かなりの計画変更を余儀なくされ、いつのまにか適当な
旅へと変貌しておりました（汗）
・・・予定は未定とは良く言ったものです（爆）
そもそも、最初に、どうせ行くんなら縁起の良い事をしようと
鎌倉七福神を巡り、全てのお寺で記念の朱印を押してもらおうと計画して
いたわけですが、最初の淨智寺で、朱印を押してもらう為の
色紙を購入し、説明を受けたところ、朱印を押してもらうのに
一回につき３００円かかるとの説明を受けました。
「聞いてないよ〜！！！」と思いつつ、冷静に考えてみると、
単純に計算しても７×３００円で２１００円ものお金が
かかるわけなんです。
しかも最初に色紙を８００円近く出して買ってるから
合計で３０００円近くもかかる計算になるではあ〜りませんか！！
お金を増やすため・・・、ご利益を得るために七福神巡りの計画を立てた
のに、こんなにお金をかけたら意味無いじゃん！！などと冷静になって
考えてたらバカらしくて朱印を集める気が失せました（爆）
そもそも、ただでさえ、お寺を巡るのに一軒あたり１００円〜３００円もの
入場料（拝観料）を取られるっていうのに、そんなもん、こちとら
七福神めぐり以外にも沢山お寺を見て周ろうと思ってるんだから
余計なお金なんて払えるかっちゅ〜ねん！！
ってわけで、朱印を集めるのは止めて、七福神の祭られている寺
巡りだけをすることに致しました（我ながらセコイねしかし（汗））
詳しいコースは
こちら
を参照してくだされ（・・・手抜き）
ちなみに最初に訪れたのが、布袋さまの奉られている淨智寺。
布袋様のお腹を擦ると縁起が良いという言い伝えがあるとかで
私も例にもれず必死にお腹をさすってきました（笑）
布袋様って意外と腹黒いのかな？（汗）
・・・って、みんながお腹を摩るから手垢で汚れてるだけだって？（笑）
◎一人旅は周りに気を使わずに、自分のペースで寄り道したり
出来るから好きなのです。
例えば、道端で偶然こんな珍しい石碑を発見しました。
■陰陽師 安部晴明大神の石碑■
お、陰陽師？？？
この場所にどんな、ゆかりがあるのかは知らないけど
なんかちょと得した気分。
■さざれ石■
国歌の君が代に出てくる「さざれ〜石の〜いわおと〜な〜りてぇ〜」
の部分のさざれ石って、どんな石かご存知ですか？
鶴岡八幡宮にあったんですが下の写真がその「さざれ石」なんだそうです。
個人的に６０へぇ〜くらいのオドロキがありました（笑）
◎それにしても鎌倉には本当に色んな神社仏閣があるものです！！
どのお寺も本当に素敵で、その場所にいるだけで癒されます。
・・・しっかし何でお寺にいると、こんなにも落ち着くんだろう？
きっと私は前世は日本人だったような気がします（笑）
下は私が巡ったお寺の一部です。
どのお寺も凄く雰囲気が良くて最高でした。
正直、この寺は何々寺で・・・なんて説明出来ないくらい多数見て
まわったんで名前等は覚えちゃいないです（爆）
でも中でも一番素晴らしかったのは長谷寺です。
鎌倉に行ったら絶対に長谷寺には行ってもらいたいです。
長谷寺（クリック）
長谷寺からは鎌倉の街が一望できるんだけど、本当に綺麗でしたよ。
他にもこんな所に行きました。
■佐助稲荷神社■
なんだか異世界に迷い込んだ錯覚にとらわれたくらい物凄く神秘的でした。
■銭洗い弁天■
ここでお金を洗うと、そのお金が何倍にもなって戻ってくるという
言い伝いがある、なんともありがたい神社です。
「お金よ増えろツアー」をする上で、ここは外せないでしょ？（笑）
この洞窟の中にお金を洗う場所があります。
・・・勿論私も「お金よ増えろ！！お金よ増えろ！！」って感じで
しっかりお金を洗ってきましたよ（笑）
■ふと迷い込んだ路地裏■
鎌倉は路地裏１つとっても、なんだか風情というか趣があります。
■小学校■
これ、小学校の入り口なんだけど・・・、都会の小学校とは全然違うでしょ？
なんか凄く良い感じです。
◎午前９時に鎌倉に着いてから、昼の2時過ぎまで歩きまくったせいで、
さすがにお腹が空いたので、昼食をとることにしました。
鎌倉に来たら懐石料理を食べたい。
ってわけで下が待ちに待った昼食です。
美味しそうでしょ？
でも本当は、奮発して超高級懐石料理を食べる予定だったんだけど、
途中で道に迷ってしまい、ランチタイムの時間が過ぎてしまって
お目当てのお店が閉店してたんです（泣）
そんなわけで、適当に入ったお店で懐石風？の和食を食べた
わけですが、これはこれで、とっても美味しくて大満足でした。
昼食を済ませ、外に出てみると、威勢の良いお兄ちゃんが
人力車を引いていました。
まだ、一度も乗ったことがないので一度で良いから乗ってみたいです。
■江ノ電■
鎌倉の駅へと向い江ノ電のフリーパス切符を買い
待ちに待った江ノ電に乗ることにしました。
江ノ電には前々から本当に乗ってみたかったんですよ！！
あの、なんともホノボノとした雰囲気が最高に良いと思いません？
ちなみに江ノ電といえば、
「この星の1等賞になりたいの卓球で、俺は。そんだけっ！」」
の名セリフを残した映画「ピンポン」の主人公ペコが乗っていた
ことでも有名ですよね。
普通の江ノ電。
運が良いと、こちらの旧式カラーの江ノ電に乗れます。
個人的にはこっちの方が好き。
江ノ電は民家のギリギリの所を縫うように走っているんだけど、
玄関を開けたら目の前が線路なんて民家も沢山あってビックリした。
■神社の前だってこの通り■
鳥居の目の前が踏み切りって・・・（汗）
■高徳院■
かの有名な大仏です。
鎌倉に来て高徳院の大仏を見ずして何を見るって感じです！！
とにかくデカイです！！
間近で見る天然パーマはイカしてた（笑）
ちなみに体内拝観もしてきましたよ。
一見何の写真かわからないかもしれないけど、体内から
大仏様の頭の上を撮った写真です。
入り口や階段は狭いんだけど頭の中は空っぽ・・・もとい（汗）
意外と広かったです（笑）
■稲村が崎■
夕方になり日が暮れる前にどうしても行きたかったのが
この稲村が崎だったんです。
稲村が崎の夕日は絶対に見たかった景色でした。
日頃の行ないが良いせいかどうかは分からないけど、
本当に見事なまでの夕日で暫し時の経つのを忘れて
見入ってしまいました。
明治43年（1910）小学生一人を含む逗子開成中生徒が乗るボートが転覆し
12名の命が失われた海難事故の慰霊碑だそうです。
ちなみに、この像は抱き合ったまま発見された
兄弟をモチーフにしているんだそうです。
本当に素晴らしい景色でしょ？
小さなことにクヨクヨせずに頑張ろうって勇気が沸くって言うか
人間なんて、ちっぽけな存在なんだって本当に心からそう思えました。
そんな感じで稲村が崎を後にする頃にはトップリと日も暮れ、
丸一日かけて楽しんだ鎌倉の思い出を胸に家路へと帰ることに致しました。
今回の鎌倉一人旅は本当に楽しい一日になりました。
都会の忙しない日々の中で生活をしていると、どうしても
ストレスが溜まったりイライラしたりしてしまいがちですが、
時には、そんな日常を忘れて鎌倉をブラリブラリと歩きながら
自然や景色を満喫して心身をリフレッシュしてみるのも良いと思います。
また来年も行きたいな・・・。
「そうだ！！今度は京都にしよう！！」
って、なんかのCMのキャッチコピーみたいだけど（笑）
・・・でも、またどっかに行きたいです。
