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| 2003年09月27日(土) | 夢の扉 |
数週間前、私の元に一通のハガキが届きました。
誰からのハガキなのかと裏返して見てみると、
差出人は調理師学校時代の友人からのものでした。
ハガキには
「9月１８日に新しく洋食レストランをオープンしたので
時間を作って是非遊びに来て欲しい」
といった内容が書かれておりました。
ちなみに、この友人は既に結婚しているんですが
私自身、夫婦共に良く知っていたりします。
・・・と申しますのも実はこの２人は学校の同級生なんです。
２人は学校を卒業して去年めでたく結婚をしたわけなんですけど、
彼らのそこに到るまでの過程が面白いんですよ。
在学中、２人がコソコソとデートしてる現場をクラスの
みんなが度々目撃してるにも関わらず、本人達は
全然バレてないと思っていたらしく、学校内では常に
付き合ってる素振りを見せずに２人して、そ知らぬ振り
をしたりと色々と演技をしていたわけですが、実は他の
クラスメートは全員2人が付き合っていた事を知っていたという
なんともお間抜けなカップルなのです。
クラスメートの前では２人は殆ど話をしないどころか
仲が悪いんじゃないの？って位、何にも話をしないくせに
学校外では手を繋ぎラブラブデート。
当時は、そのギャップが本当に可笑しくて可笑しくて・・・、
本人達がバレてないと思ってる以上、私たちも
知らないふりをし通そうということで、
クラスメート全員、事の真相を喋りたいのを我慢して
ひたすら温かい気持ちで見守っていた辛い記憶があります（笑）
ちなみにこの友人、結婚式の時
「俺たちが付き合ってたって知って驚いただろ？」
って、みんなの前で自慢げに言ってたけど、
知らぬは本人ばかりなりって感じで「みんな既に知ってたんだよ」
っていう真相を話したら、急に顔を真っ赤にして照れておりました。
そんなちょっと抜けた所のある彼らが、この度２人で
お店をオープンしただなんて聞いちゃぁ行かないわけにはいきません！！
っていうか誰よりも先に駆けつけて驚かしてやりたかったので、
早速土曜日に行く事にいたしました（笑）
（顔に似合わず手にはプレゼントの花を持って（笑））
お店の場所は意外と遠くて青梅線沿線の某駅にある
んですが、町自体は田舎（失礼）とは思えない程とっても綺麗でした。
・・・そして、そして、肝心の２人のお店はどうだったかというと
こちらも本当に綺麗で、店内は２０人ばかりが入れば満員といった
感じのこじんまりとした小さなお店ではありますが、
清潔感のある、とってもオシャレな感じのお店でした。
店内に入り、久しぶりに２人と再開したわけですが、
当初、素で「いらっしゃいませ〜」って言われたのには参りました。
・・・ってか！！
すぐ気づけよ！！！（汗）
そんな感じで（どんな感じ？）久々の再開を喜び合ったわけですが、
２人は仕事中の為、あんまりしつこく話し掛けるのも悪かったんで
早速、メニューを見せてもらい注文をすることにしました。
ちなみに頼んだ料理はハンバーグランチ。
なんでハンバーグなんだって感じですが、
昔から良く言うじゃないですか？
チャーハンを食えば、そのラーメン屋のレベルがわかる！！（ホントか？）
厚焼き卵を食えば、その寿司屋の技量がわかる！！（マジで？）
ハンバーグを食えば、その洋食屋の手腕がわかる！！（怪しい？）
っていう格言？があるくらいハンバーグは洋食屋の
重要メニューなのでハンバーグを食べる事に致しました。
注文してから待つこと１5分。
お腹を空かした私の目の前にジュージューと
音を立てた美味しそうなハンバーグが現れました。
これがまた、なんって表現したらいいのかわからないんだけど
「見るからに旨そう！！！」
そんな表現がぴったりなくらい（マンマやん！！（爆））
美味しそうなハンバーグが出てきました。
デミグラスソースがたっぷりかかったハンバーグ。
付け合せの、じゃが芋、ニンジンのグラッセ、インゲン、
どれをとってもプロが作ったとしか思えない上品な仕上がり。
・・・って、勿論プロなんだけど彼って専門学校時代
私と同じで劣等性だったから（笑）あまりの上手さに
ビックリしてしまいました。
ちなみに、こんな風に言葉で説明するよりも
写真を載せれば一目瞭然なのですが、なんと申しますか・・・・
食べるのに夢中で写真を撮るのを
すっかり忘れてしまいました（爆）
いやはや、なんたる失態。
んで、肝心のお味の方はどうだったかというと・・・、
これがまた充分、合格点をあげてもお釣りがくるくらい
美味しくて上品なお味でございました。
ハンバーグのソースにしたって、普段私が作るケチャップと
中濃ソースとオイスターソースを混ぜ合わせて作るハンバーグソース
とは、わけが違いました（当たり前（爆））
ハンバーグを食べていると料理を作り終えた彼が
私の所に来たので、私はあんまり無いボキャブラリー
を総動員して旨い旨いと、賛辞を言ったわけですが
そんな私に対して彼は一言、
「当たり前だろ！！こう見えても、
これで飯喰ってるんだからさ」
と申されました。
・・・いやはや、お見事（汗）
見た目だけでなく中身もすっかりプロとしての自覚が出ていたようです。
なんだか彼の一言を聞いて「この２人ならきっと上手くやって
いけるだろうな」って、そう思い安心しました。
正直、私が行った日はオープン当初まだ3日目だったということもあり
お客さんの入りは鈍いらしく、なかなか大変な経営をしいられてる
ようでしたが、今後も美味しい料理を常に提供し続けていけば
きっと徐々にお客さんも増えて地元の人に愛される立派な
お店になっていくんではないかと思います。
恐らく、これから長い年月２人でお店をやり続けていけば
辛い事もあるだろうし苦しい事も悲しい事も楽しい事も嬉しい事も・・
色んな事があると思うけど、初心を忘れずに二人で力を
合わせて頑張って欲しいって思います。
それにしても、なんだか力を合わせて夢を実現した
２人の姿を見ていたら、もの凄く幸せそうで素敵だな〜
って思って、羨ましいを通り越して、ちょっと妬けました（笑）
まぁ、彼らに限らず夫婦寄り添って助け合いながら
生きてくって素敵ですよね。
・・・・・・な〜んて思ったのもつかの間、
後々になって良く考えたら四六時中一緒にいるのは
さすがに嫌かもなんて思いました（汗）
なにはともあれ、これからも夫婦２人
仲良く頑張って欲しいと思います。
って、無断で載せちまったけど、こんだけ縮小して
セピアチックにしとけばわからないからいいか？（汗）
篠原ともえも応援しています（笑）
