鍋をたたく...鍋男

 

 

panの種類 3-1 bore pan - 2002年09月04日(水)

前回、前々回と、二度に渡ってパンの種類について、お話をしてきました。
1.パート(音程)によるわけ方
2.シングルテナーパンにおける配列(デザイン)の違いによるわけ方
3.楽器の作りによるわけ方
今回は「作りによるわけ方」ってのを考えてみましょう。
書いているうちにすごく長くなったので、数回に分けて掲載します。
 ・bore pan(ボア・パン)
 ・no groove
 ・toy pan
 ・mid sized pan
 ・expanded pan
 ・xylopan
 ・stainless steel pan
 ・ping, pong, pang
 ・vibra pan
 ・brass pan
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 ・bore pan(ボア・パン)
作りが違うもので一番知られているのはこれでしょう。
一つ一つの音を区切るのに、groove (溝)を使わずに、bore(穴)を使って区分けされたものです。
サスティン(音の減衰)がながく、透明感のある音が特徴です。静かに叩くと、アタック感も小さく、きっちりチューニングされたものだと、ストリングスのような音色を作れます。
主にシングルテナーパンで良く見られますが、ダブルテナーも作られています。
ちなみに私の師匠のLeroy Thomas師は、2000年の「1st. International Conference on the Science and Technology of the Steelpan」という会議で、bore pan と no groove について、講師として呼ばれていました。実際、彼の作った、no groove や bore pan は完成度が高く、買い手も多くついています。
Sterling Betancourtという人が叩いています。彼のLiveはまだ聞いたことがないのですが。
今日はborepanについてでした。



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