鍋をたたく...鍋男

 

 

発表会 - 2001年08月24日(金)

いやー、楽しかった。って、もう、こないだの日曜だから、一週間たっちゃってるけど。

19日日曜。朝から雲が多い物の、台風は太平洋上で私たちの出番が終わるのを待っていてくれている。今日は西宮勤労会館でスティールパンスクール キュレップの発表会が行われる。

勤労会館は、多少古くなってしまっているが、キャパ四百のこじんまりとした、いいサイズのホールだ。キャパ四百じゃわかんないか。うーん、大阪でいうと大毎地下劇場ぐらいか。マニアックかな。リバイバル物とか、ヘップバーン特集とか、そういうのを専門でやってる映画館なんだけど、それぐらいの大きさといえば、ちょうどいいんじゃないかな。

朝から、機材搬入、セッティング、立ち位置確認、段取りチェック、現場リハーサルと次々とスケジュールをこなしていく。生徒さんは多分、ほとんどの方が、こういったコンサートの経験の少ない方達だったのだけれど、それぞれがちゃんと考えて動いてくれているので、物事がスムースに動く。この分だと、本番もうまく行きそうだ。

いくつかの小さなトラブルはあったものの、本番を無事迎えることができた。

客席にはお客さんがどんどん入ってきている。発表会ということもあってか、後ろの方から席が埋まってくるのがおもしろい。(後で記帳していただいた人数を数えると70名あった。記帳されなかった方もおられたので、8-90名ぐらいは来て下さっていたようだ。無料のコンサートとしては大成功の部類だろう。私の個人的な意見だけど、有料の方がお客さんは呼びやすい。)
キャパ400での100人はちょっと寂しいくらいだが、逆に言うとお客さん同志は混み合って無くて、ゆったりした感じ。

ステージが始まる。全員での演奏。一人づつのステージ。うちのバンドからベースとたいことギターパンに来てもらって、バックの演奏をしてもらっている。私も生徒さんの横で、コードバッキング、オブリガード。いつもと違う内容の演奏は楽しい。ひとりひとり、ステージに立ち、ナベを叩き、ナベを持って帰る。私自身、全体の進行やら次の段取りが、脳味噌のほとんどを占拠してしまって、生徒さんをリラックスさせてあげる、なんてとこまで、頭が回らなかった。もっと余裕もたなきゃだめね。

あっとゆう間に、休憩。そして第二ステージ。

何組かの演奏が終わったら、ゲストタイム。このゲストタイムははっきり言ってお買い得だった。我々Steel Power Starsの演奏のみならず、大阪からAlicia Saldenhaに来てもらったのだ。たった一曲だったけど、トリニダードの歌手のカリプソを聞けたのは、生徒さんにとってはとても勉強になっただろうし、他のお客さんは充分にカリビアンサウンドの魅力を堪能できたのではないだろうか。僕自身、とっても気持ちよかった。

Steel Power Starsのステージを終えて、生徒さん達を呼び込む。総勢12名の生徒さんプラスSPSのちょっとばっかし迫力のある演奏。

やっぱりたくさんでやるのは楽しいね。これにあとベースパンが3人と、チェロ、ギター、セコンドがそれぞれ二人づつくらいいると、いい感じなんだけど。ついつい欲の出る鍋男でした。
今回は低音のパンは一人だけだったからね。

そしてそして、うちあげ!
はりきってまいりましょう、って乾杯した途端、座敷の端っこで眠りこけてしまいました、師匠鍋男。いやいや、面目ない。おかげで生徒さん同志、忌憚のない会話ができた?(笑)そういうことにしといてください。

いや、ほんと、準備は時間かかるのに、本番ってあっとゆう間よね。音楽って時間を操る芸術だからしょうがないんだけど、五分の作品作り上げるのに何時間もかけるんだもの、しかも、リピートきかないし。刹那いねぇ。自分たちのステージではめったにこんな事考えないんだけど、今回はなんとなくそう思えたなべでした。


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