鍋をたたく...鍋男

 

 

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CD Pan All Night - 2001年06月05日(火)

CD REVIEW
DE4022 Pan All Night -Steelbands Of Trinidad and Tobago
1993 Delos International, Inc.

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1993年のアルバムだが、このアルバムを最初に聞いたのは1997年だった。93年にトリニダードを初めて訪れて、Moodsにお世話になった。2度目に訪れたときにMoodsのアレンジャーを訪ねて、このCDを聞かせてもらった。

Delosから出ているこのCaribbean Carnival Seriesのアルバムでは、その年のPANORAMAで優秀な成績を残しているバンドを中心に特集されているものが多く、順を追って紹介していきたいと思う。
今回紹介するこのアルバムでももちろん、この年に優勝したRebegades、2位のPhase�◆�3位のExodus、Small band Categoryの優勝者Moodsと、この年のPANORAMAを代表する演奏が収められている。録音は2/11から2/21の間に行われており、PANORAMAの決勝前のパンヤードで録音されているようだ。ちなみにこの年のPANORAMA決勝は、手元の資料では2/27となっている。
PANORAMA本番での尋常ではないテンションの高さはこのアルバムでは聞くことはできないが、自分達のいつも練習している場所で、リラックスした演奏を聴くことができる。

自分が世話になったバンドを、ひいき目にしているのは許していただきたい。
このアルバムのMoodsのライナーで、レコーディングプロデューサーの、Sanch- Simeon L. Sandifordはこう書いている。
"The tonal puality and balance derived from the recording emphasizes the point that steelbands do not have to be excessively large to sound "full"."
うーん、なんて書いてあるんだろ。僕流に訳してみます。
"この録音の音色の品質とバランスはこのポイントを強調している、スティールバンドは"フルサウンド"の為に無茶にでかい音を出す必要はない"。つまり、この録音は音色のクオリティとバランスがよく、そのためには、かならずしもがんがん叩く事は大事ではない、と言うことだろう。実際にSANCHIにあった時にそういう話をしたことがある。50人規模のsmallbandではあるが、そのパランスと音質の良さはSANCHIも太鼓判を押していた。

ちなみに、このシリーズはSanch Electronix の録音によるもので、「旅行記」的な 粗悪な録音なものから逸脱した丁寧なバランスで録音されており、個人的には大好きだ。 DELOSはアメリカのレーベルのようだが、Sanchは録音を続け、後にトリニダードからの発行で、多くのスティールバンドのCDを出している。Sanchについてはまた改めて書きたい。

一時はメジャーなCD店で必ずと言っていいほど目にしたCaribbean Carnival Seriesだが、最近ではあまりお目にかからなくなってきた。積極的には入れていっていないようだ。


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