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2004年12月29日(水) イヌと呼ばれた男

あのぉ… すっごいかわいいんですけど。綱吉が。


去年の秀吉でだいたいの流れは掴んだ剛の時代劇。
もともと歴史には詳しくないから 細かい部分はわからないけれど
アリエナイ設定の中でも ちゃんと考えさせられるものはあったと思う。

それよりもなによりも 田舎から江戸にやってきて「ヒャッホ〜」ってウカレてる綱吉が
かわいくてかわいくて・・・(*´∀`)
ピントのずれた法を作って得意満面な笑顔に重ねて“ピヨピヨ♪”と鳴いてたり、
徳松のすずめの絵に「からすか?」と尋ねてるところが笑える。
もう 正面から見たときのちょんまげのポチッとしたかんじすらかわいいよ。[盲目]

フードファイトで共演した田辺さんの吉保もよかったぁ〜。
綱吉に対する忠義がすごく感じられて。それは部下としてだけではない気がして。
(もちろん史実は違うのだろうけど。)
堀田役の西村さんも いかにも“悪”って感じがしておもしろいね。
いかにもといえば“どこから切っても悪い人”な竹中吉良もすごかった。
あんなに豪儀な浅野は予想もしてなかったけれど。
あ、“はた迷惑な上司を持ってしまった”として吉保と大石を繋げたのかしらね。

と、のん気な綱吉にポーッとなっていたら。


綱吉が現実がわかった瞬間、声が変わり顔色が変わる。
世間知らずの頭でっかちが悩み、どうにかして変えられないかと考える。
ポツポツと差し込まれる 横顔。悩み、廊下にたたずむ姿。そして背中。

このドラマで描かれたのは悩める男の背中と 生まれることと死ぬることだと思う。

ついでに描くなら吉保も悩み、大石も悩んでいた。

綱吉と大石が初めて話をするシーンが印象的だった。
「かけがえのないものを傷つけられ 踏みにじられた時」にこそ「生きることを考える」。
これって現代にもいえることだよね・・・
大きいことも・・・小さいことも・・・・

対照的な場面もすごく印象的だった。
大石や吉保が忙しく動き回っている時の 綱吉の無鉄砲な御触。
吉良邸での殺戮シーンに挟まれた 吉保の子の誕生シーン。
どんどんと奥へ進んで行く赤穂浪士と吉保の子をあやす綱吉。
討ち入りシーンのスローモーションと、時代劇とは思えない音楽。
“時代劇”ではない“何か”を、
ただ史実をなぞって“おもしろかった”で終わらない“何か”を伝えようとする。

その前の徳松に関する堀田の件でもそうだけれど、
綱吉は自分の子が関わっている時ですら殺生を可とすることがなかった。
庶民に笑われても、それを貫く姿勢は評価に値するのではないだろうか。
・・・って、私は一体誰なんだよ。(苦笑)


江守さんの現代人の目を通すようなナレーションも淡々としててよかったね。
さすがドモホルンリンクル☆



と、ドラマの感想はこのへんにしておいて。

やっぱりこの作品を時代劇と出すのはどうなんだろう、と思ってしまう。
ファンの欲目でも、剛を主人公にして時代劇なんて「?」だもの。
例えば、スマスマ枠の特別編なのだとすれば 上出来の作品になると思うのよ。
(まぁそれはそれでSMAP主体のユルイ企画に映ってしまうだろうけれど。)

もしキチンとしたものを作りたいのであって
そこに剛を使わねばならない(嫌な言い方だな)のだとすれば
せめて剛が演じるのは青年期だけにしてほしいのよ。個人的には。
高橋英樹さんとかでてきたとき、安心してしまったもの。
剛は所作も未熟だし、老けメイクとかでカヴァーできるのにも限りがあるし。

そーしーてー!

今、見返しているんだけど、ツルッとつなげてみると存外に良いのよ!
キャプ打ちをしていた時にすでに気づいていたのだけれど CMが多すぎるのなんの。
2時間半のドラマでCMを切ったら2時間、
そういうものなのかもしれないけれど、それならばきっちりまとめてCMを流したらよいのにね。



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