☆パワーの源☆
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2004年12月25日(土) 虎とライオンと五人の男

凝ったセットと暗く濃い色彩。
ひねくれてるんだかストレートなんだかわからない台詞。
長い長いプロモーションビデオを見ているような気分。
あまりにもマニアックな世界。・・・いいの?ゴールデンでやって。(^^;
深夜にチマチマ15分づつ小出しにしてく系の作品じゃないの?
慎吾と木村がイキイキしてるね。こういうのって作ってる側は最高に楽しいんだろうなぁ〜

飄々としたジュンサと バブリーなジュニア
おバカでキュートなアジーとオットー
そしてやる気なさげな謎のマスター。

さすが脚本が麻生さんだけあって、ホテルビーナスの残り香がするね。
言葉の掛け合いが面白い。っていうか、「わかんないよぉ〜」なオットーかわいすぎ。(*´∀`)
オープニングの音楽がなんかハリポタみたいだな。


冒頭のデパート前での歌とダンスにワクワクしていたんだけど
スマさんたちはやっぱり歌って踊らないのね・・・慎吾は微妙だったけどさ。
踊ってほしかったなー。特にジュニア。(なぜそこに。)
中居と吾郎はスケジュールがうまく合わなかったのかしら。
やっぱり突貫工事で作った感がいなめないドラマだけど
クリスマスというイベントに“やってみました企画”としてはイケてたと思う。うん。


剛はサンタ二代目だったのか。

「カレー一口分は働いてもらわないと。」
「結局食い逃げされてる。」
「置いてきマース。」

奇抜な世界で個性的なキャラがひしめく中、
ひとりだけフワンと無機質だったのは サンタだからだったからかしら。
ジェットそりはフツーにかっこよかった!ちょっと東京海上の吾郎を思い出した!(いいの?)
あぁ、それでトナカイカレー!・・・って、食っちゃうのかよ。(笑)
あのブクブクはトナカイの呪い?

「オトナは強いとか思ってない?」
「親のプライドにプレゼントしてるわけじゃないですよ」

ポツポツと出てくるマスターの言葉。
でもそれはきっと誰かに伝える為じゃなくて、自分自身に言ってるんだね。

「届けるものがない」と悩むサンタ。

サンタは誰の為のサンタなのか?
なんの為のサンタなのか?
だたプレゼント配るだけのオジサンなのか?


レオは幸せについて悩む。自分の座標を確かめたくなる。
「レオと虎之助とハナは兄弟でぇす。それでいいじゃん。」
続けるアジー。
「うじだって言うぞ。ハナとはホントの親子でぇす。」
どっちがホント? どっちもホント。

うーん。 うーん。

ハナは温かい布団ときれいな洋服と優しい親にめぐり合えたら幸せなのか?

そう思うと頭がこんがらがってくる。
たとえ貧乏でもおなかがすいても、大切な人と過ごす方が幸せなんと違うのか?

でもここでサンタが来る。

ただ存在を知らしめるだけで、それが希望になってパワーにすることができるサンタが。

ならば、ここで大切なのは
愛する人が幸せに暮らすことを願うレオと虎之助の“願い”なんだろう。

だって クリスマスだから。

誰かの幸せを願うこと、祈ること。

だって クリスマスだから。



言ってしまえばこのドラマに意味は無いのかもしれない。
結局ハナはそのままで、絵は盗めなくて、サンタはサンタ。
ジュニアがどうなったのかはわからないし、ジュンサは相変わらず捕まえる気がないし。
そう、意味は無いのよ、メイドの妄想もアベサダオの前髪にも。

ただ、大切にしたい人がいて、その人の幸せを祈ることって

そのこと自体がとても幸せなんだということ。

それだけがわかったら、いいや。



「一番売れているものが一番欲しいとは限らない」


んだね。



*****



ちょっと不安になったことが。
中居ってこういう企画、乗り気じゃないのかなぁ・・・。
あのね。別にいいのよ、好き嫌いはあるだろうし。
でもそれをこっちに悟られるのはダメでしょ。
そこにアイデンティティ見出すなよ。

いつのまにか道徳の代表みたいになってしまったSMAPがもどかしいのかもしれないけれど
それはそっちの問題でしょ。 なんて冷たいファンかしら。



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