☆パワーの源☆
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見て参りました、及川ミッチーの、いや、唐沢キャプテンの、 いやいや紀里谷監督の「CASSHERN(キャシャーン)」!!!
いやぁー、キリキリやりたいこと全部やったかなぁって感じ。 画面の隅々まで監督の思った通りにできてるんだろうなぁ。 もっとマニアックというかオトナとしての見方で作ってあるのかと思ったら 割りと子供っぽいというか、ベーシックな作り方。
戦闘シーンは文句なくカッコイイ! 個人戦はどこかゲームチックなんだけど。あの、2人で対戦するゲームあるでしょ? キャシャーンvsブライ(バラシン・サグレー)の個人戦は 画面の上にパワーグラフがついてて勝ったら「YOU WIN!」みたいに見えた。 それでもカッコよかった。強いんだか弱いんだかわかんないけども(笑)。@キャシャーン ・・・実は一番強いのはあんなに薄着&ピンヒールなのに最後まで生き残っているルナだと思ったりして。( ̄ー ̄)
唐沢演じるブライがいわゆる形としての悪人でなかったことが意外だった。 それがキャシャーンの、っていうかあの時代のアニメの核であったんだろうけど。 でも結局は上条親子に押し付けてしまっただけなんじゃないだろうか。 そして 憎しみの連鎖がA→B→A→Bというふうに二つの点でしか繰り返されないんだけど 実際はA→B→C→Dっていうパターンもある訳で。 そこでDの立場の人がA〜Cまでをやっつける武器を持った時どうするか、どうすべきか。 それが人として試されるとこなんぢゃないでしょーか。・・・誰にかはわからないけれどさ。
他人の痛みを知るだけでは自分の中の凶暴を抑えることはできない。 (この辺の葛藤は最近読んでる宮部みゆきの作品で繰り返し描かれているんだけど。)
結局はリセットしなければ争いは終わらないのだろうか。
剛の「ホテルビーナス」が個としての存在を考える作品だったのだとすれば これは個の集合体が思わぬ方向へ加速していく怖さが描かれていて 集合体の中での個を考えさせられる作品なんだと思う。
・・・なんつって(笑)
とりあえず、あんなにミッチーが目立つ(←語弊あるかな?)とは思わなかった。 んで、キャラにすごいハマってるなぁ、と。 あのギリギリの刹那さはすごくグッときた。下手すればただの狂気になってしまうから。 ミッチー、いい仕事に出会えてよかったね。 そして宮迫もすごく良かった。ありがちなキャラではあるけれどちょっと泣けた。
この作品でひとつ気になったこと。
この手の作品ではよくあるんだろうけれど、でてくる女性に聖母を押し付けてしまったところ。 それでは繰り返しにしかならないように思う。 私は聖母よりもジャンヌダルクやナイチンゲールのほうが好きだ。・・・好みの差ですわな。(^^;
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帰り道、なんかモヤモヤした気持ちだったんだけど、あるCDを聴いたら気が楽になりました。 松田聖子の「Best of Best 27」!!! いや〜 脳みそ溶けそうなほど平和です。ラブ&ピース☆@“私の周りだけ”。
小学校低学年の頃、バリバリ聖子ファンだった私。歌詞って覚えてるもんだねぇ〜。 すごい歌える歌える。(笑) 「風立ちぬ」や「小麦色のマーメイド」「蒼いフォトグラフ」が入ってないのが惜しいけど、 なかなかよいCDでした。(^^)
いかがでしたか? お気に召したら・・・
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