キーンコーンカーンコーン

昼休みのチャイムが鳴った。トモコンはお弁当を片手に食堂に向かう。
いつものテーブルに着き友達を待つトモコンの目に、憂い顔の青年の影が映った。
はすむかいのオバチャンが読んでいる週刊誌。
表紙には噂と幸せへの欲望が渦巻いた露骨な文章が所狭しと書かれている。
トモコンは最近ガクッと視力が落ちてきた目を細め、それを捕らえようとした。
・・・ま、まさか？

思わず席をたち、目を凝らしたままオバチャン[Ｋ]のテーブルに向かう。
「ん？どうしたのトモコンちゃん」
「Ｋさん、それって・・・」
「あぁ、クサナギくんね。」
「！！！！！」
「・・・あ、ファンなの？あげるわよ。」
Ｋは無造作にページを破り始めた。
トモコンは内心“あぁ、丁寧にお願いします”と思っていたが
紙は想像よりもたやすくハラリと剥がれ落ちた。

「はい」
Ｋが笑顔でトモコンにグラビアページを手渡す。
舐めるように見たい気持ちをぐっとこらえ、「ありがとうございます」と答えて
トモコンは静かに席についた。

ふぅぅ・・・
そこにはアイドル誌やテレビ誌とは違った剛の顔が並んでいる。
トモコンはため息をつきながらそれに見とれていた。

・・・浮かれた心とはうらはらに、トモコンの心が曇った。
あぁ、なんでもうひと言いえなかったんだろう・・・・


「・・・表紙もください。」



〜トモコンお昼の劇場『言えなかったひと言。』〜　　完。




いや、あとで言ったんだけどね「読まなくなったら表紙もください」って。（＾＾；
Ｋさんありがとう。今度竹野内豊モノがあったらとっておくからね☆

さてさて女性自身ですよ。
前に慎吾のグラビアがあったやつだよね？　篠山紀信さんのMEN'S KISHINシリーズ。
うらやましかったんだよぉ〜　慎吾のやつ。　
慎吾のたまにでてくる[毒]あごのラインが、なんて色っぽいんだぁ！って。

前にも書いたけど、剛って湿った感じの質感の写真のが合ってる。
笑顔がドーン！ってのも「にゃはは」となってしまうけれど
こういう表情の写真ってドキドキしちゃうわね。
ロケで太陽光が前からくる写真って
いつもだとビックリするほどジジくさくなっちゃうのに　これは違うねぇ・・・

そして女性誌にありがちのツルツルピカピカのお肌とは違って
匂ってきそうな（無臭だけど）感じ。　肌に落ちた影がきれい。
がっしりした二の腕。短く切った爪。薄ピンクの唇。
アミアミ・・・スケスケ・・・うへへへへ。[壊]

あぁ〜　んもぉ！　ごちそうさまでした☆

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