☆パワーの源☆
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| 2004年01月27日(火) |
僕と彼女と彼女の生きる道<4> |
先週の時点で徹朗と凛の向かう方向が決まって、今回はどうなるんだろうって思ってたんだけど 義朗を描くとは思わなかったな。そして、こっちもまたツライ・・・。 徹朗には自慢話ばかりするのに実際は慕ってくれる部下もいない。 時計の音、靴音、バーでの横顔。義朗のシーンはまるで違うドラマのようだった。 それでも 徹朗には微塵も弱音をみせない。それが義朗の父親としての理想なのかな・・・。
とはいえ、自分が生まれた年すら仕事の思い出のほうを“忘れられない”って言われたら 酔っているとはいえ、いくらなんでもショックだわなー。 しかもキャッチボールのことも「覚えてないよ、そんなこと。」なんて。 “そんなこと”だったんだ・・・・・義朗にとっては。 それでも、義朗は自分の人生は間違ってないって信じてる。
・・・実は私もよく似たことが。中1の時、自分の誕生日に初めて自分でケーキを焼いた日のこと。 帰ってきた父に「ケーキを焼いたんだよ見て見て!」って言ったら「何の日だ今日は」って言われたん。 もともとイベントごとには関心のない父だったけど ・・・やっぱりショックだった。 思えばそれ以前も、それ以降も、父に何かを相談するということが全く無かった私。 まさに“自分が普通”と思っていたから、友達が「父親に相談した」なんて言ってるのを聞くと スゲーな、お父さんって話を聞いてアドバイスしてくれるんだ、なんて思ってた。 ま、母や姉とは仲がよかったから、ひねくれながらもすくすく育ったけどね。(ええんか?)
徹朗はソファで眠る父に“過去の自分の行く先”を見たのかもしれない。 今までは父親と息子という関係だったけど、 これからは同じ“父親同士”という形で向き合っていけたらいいのになぁ。。。 このまま義朗をほおっておいたら、“仕事”と“生活”をスッパリ切り離してしまうことになっちゃうもの。
義朗の今後とともに気になるのが上司の井上のポジション。 言葉はキツイけれど「仕事」という面だけをみればいい上司だよね。うん。 井上の背景はかかれていないけど、案外こういうタイプの方が公私の切り替えがうまかったりしてね。
いくら凛に対する姿勢が変わったとはいえ、凛と徹朗が似ていたように、徹朗の中に義朗がいる。 鉄棒ができない凛に対しても、部下に対しても、徹朗の中の義朗がチラついてた。 でも、人って変わることができるんだよね。 逆上がりがピッて決まって凛が叫ぶ「お父さん見た?!」 その瞬間の徹朗のきょとんとした顔。凛の笑顔。徹朗の笑顔。
細かいとこだけど、ちゃんと二人がお互いにかけよってくるのがよかったぁ〜。 そのあとのジャイアントスイング、徹朗、高すぎ〜! コワイコワイ!(笑)
ただ、逆上がりができた。それだけのシーン。 なのに泣けてきた。かけていたメガネが曇ったことに自分が一番驚いた。 「うわ、なに泣いてんだろ、私。」って。
だってわかりやすいバックがあったわけじゃないっしょ? たとえば凛ちゃんが学校で友達に馬鹿にされるとか、一人でこっそり練習して傷だらけになってるとか。(ベタやなヲイ。) 普通に親子で練習して、突然できるようになる。 ただそれだけなのに、徹朗の嬉しさが伝わってきて、泣けてきた。 よかったね。。。ちゃんと凛ちゃんに関わってるんだよね。凛ちゃんの人生に。
*****
鉄棒の練習のために起こす、最初の朝。
「凛」
なぁーーーんてやさしい声なのよぉぉぉぉ!!!!(´∀`) あんな声で毎朝起こされたら・・・えへへへへ[壊]
最後のシーン、笑顔の凛の「おかえりなさい」に対する
「ただいま」
会社でマミに言う「ただいま」とぜんぜん違う! あんな声で帰ってくる人がいたら、仕事でヘトヘトでもがんばれちゃう☆
凛の鼻についたゴミをチョイチョイってとる指。 アイロンをかけたハンカチを折るしぐさ。 洗濯物をたたむシーンや義朗と食事がシンクロするのは前作と一緒だね。 ・・・ラストの「わかっていることがひとつだけある」のとき、 一瞬「砂肝」が浮かんできちゃったのって私だけ・・・じゃないよね?(^^;
いかがでしたか? お気に召したら・・・
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