DENONカセットデッキDRR-7.5Sのトレイがボタンを押しても出ない。修理し
ようとダメ元で開けて見ると、カセットを押さえつける樹脂のせいでカセット
が出ないことが判った。その樹脂はテコになっていて反対側にバネが入っ
ていてそれで押さえつけているのだ。カセットが出ないのは、カセットを押し
上げるメカの力が弱くなって樹脂の押し付ける力に負けているので出なくな
る事が判った。押し上げる部分は奥まったところにあり手がつけられないの
で、樹脂の押圧を弱めることで修理する事にした。

分解は、側面の飾り板を外すのだが、ネジ2本を外して少し前にスライド
させれば前面側にあるはめ込みが外れる。




背面のネジ1本を外して反対側の側面を同様に外すとカバーが外れる。



トレーが引っ込んでいる状態。メカ中央の長方形のがカセットを押さえつ
ける樹脂。支点があり後ろ側にバネが入っている。


押さえつけ樹脂は、トレーを出した状態で支点の一方が爪状になって
いて抑えれば用意に樹脂を外すことができる。かなり強いバネだ。


受け側の樹脂を指で広げて押さえ樹脂を外す。


樹脂を外した状態。


バネを切るのが一番簡単だが、元に戻せなくなるので、手近にあった
懐中電灯の電池バネを外して、ラジオペンチとプライヤで掴み、根気
良く直径を小さくして代用バネを作った（汗）
そのままの形でも弱いバネとして使えるのだが格好悪いので整形した。

元の電池バネ


ラジペンとプライヤでクネクネと曲げて細く加工した。
左が自作バネで右がデッキのバネ、元バネはかなり強い。


自作バネと交換し、何回もカセットテープを入れ出し入れしてバネの強さ
を加減して調整を繰り返しカセットが定位置でもわずか押さえる位にした。


しかし、良く考えると、バネの強さを変えたこの押さ
え樹脂の目的がカセットを押さえる事なら、カセットが定位置に入った時に
しっかりと押さえ付ければいいのに、この構造では、カセットが最も下に
下がった定位置で最も押さえ力が弱くなる。それでカセットを出す時に最
も押さえ力が強くなりカセットがよけい出にくくなる構造だ。

色々考えた結果、水平置きを前提にすると、押さえ樹脂に重りを載せて力
を加えるのが良い方法だと思う。これなら押さえ樹脂の角度に関係なく常に
同じ力で押さえつけられるので合理的だ。本機はカセットを水平置きで挿入
するので、水平置きでしか使えないから水平置きの条件は何の問題もない。

重りが入手できたら、押さえ樹脂に重りを両面テープで貼り付ける様に改造
しよう。

閑話休題

話は変わるが、DVDドライブがCDやDVDを認識しなくなり壊れたので、
急遽会社帰りに日本橋のPC1'sに行って、同型ドライブを購入した。
最新タイプのファームウェアがメーカーサイトに出ていなかったので、同型
（GH22LS40）を探したのだ。交換してファームウェアを書き換えたのだが、
そこで前回の記録を見ていたら、ドライブのファームウェアのダウンロード
専門サイトがあって、メーカーで公開されていないものでも入手できるのだ。
それがFirmWare HQだ。http://www.firmwarehq.com/

なぜファームウェアを書き換えると言うと、DVD読み込みに速度制限がか
かって読み込みに時間がかかるからだ。DVD再生時にドライブの騒音が
大きくなるのでそれを抑えるためにそうなっているのだだが、制限速度は
統一されているわけではなく、メーカー毎に勝手に行っている。

で、ファームウェアを速度制限されない様に書き換えるのだ。それを行う
為には、ドライブのファームウェアを入手することと、ファームウェアを
書き換えるソフトMedia Cord Speed Editを入手すれば良いのだが、この
ソフトも書き換えられる対象ドライブの一覧に出ていないと使えない。
Media Cord Speed EditはここからDLする。http://ala42.cdfreaks.com/MCSE/

まぁ、次回DVDドライブを購入する時に思い出せれば良いのだが（＾＾；
そうそう、パワーＤＶＤのバージョン７が付属していたのだが、これはCPRM
対応なので、地デジ録画のVRタイプのDVDを再生することができる様にな
った。焼きソフトは、ＮＥＲＯ７が付属していたのだが、ＤＶＤシュリンクと連動
するのは、Ｖｅｒ６のＮＥＲＯだけなのでそのままにしとくことにした。




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禁煙時間 4年 8月 7日13時間44分
吸わなかった煙草 51347本
浮いたタバコ代 718858円
延びた寿命　196日 2時間48分

さべ ｜MAIL ｜HomePage

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