2009年から始まる裁判員制度の啓発活動の一環で 法務省で催し物があった。
初めて法務省に行った。 なんか霞ヶ関全体にいえることだけど独特な雰囲気がある。 まあ休日ってのもあるんだけど、 妙に澄み切っていると言うか静かと言うか人工的というか。
で、法務省でいろいろなイベントを満喫してきた。 まずは、「刑務所の試食」! さすが臭い飯!!って程でもなくて、うちの社食と同格かwww 質素な感じでバランスは考えられているし、 ダイエットに悩んでいる人は刑務所に行くのはどうだろうw
模擬裁判はなかなか凝った学芸会。 というか、出演者は検事官なんだけど、けっこう玄人はしりで 特にスナックのママは最高の演技だった。 彼女が最高裁の検事なら日本も安心だ☆
で、劇の最後に見学者に量刑を求めた。 飲酒運転での死亡事故。検事は被告に懲役8年を求刑したが、 参加者の大多数は刑が軽いと判断した。
この辺りが裁判員制度の難しいところで、 一般人は被害者の遺族の証言でかなり心証を動かされたように思われる。 でも、コレは刑事裁判なので重要視すべきではないし、 遺族への保証は民事裁判の範疇だろう。 素人にはやっぱり難しいなと思わせた。 遺族が裁判員になればみんな死刑になると思うしね。
それとは別に、劇は思惑通りにいかなかったようだ。 裁判官役の検事がそのようなコメントをこぼした。 実際は8年の量刑は重い部類なのだが、 世間の飲酒運転に対する認識との乖離も感じた。
そういった意味では裁判員制度は必要なかも知れない。
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