幼い頃は当たり前、普通の事だと思っていた事が、当たり前じゃないのに気付く。気付く前は一直線に当たり前、普通なのだと信じていた事を。
朝起きて……。朝食の席では家族揃って「いただきます」「ごちそうさま」 学校から帰ったときには両親が揃って「おかえり」と声を掛けてくれる。「宿題は?」「おやつは戸棚にあるからね」 ごく当たり前だと思っていたけど、他の家庭ではこうではない事を知っていった。 友達との遊び。「じゃ、2チームに別れようか」「グッチーね」ええ!?グッパーだろ? 友達の家に遊びに行って「ゆっくりしていってね」と出された麦茶。うわお。砂糖が入っている!なんで? 「夕飯も食べていってよ」メニューはロールキャベツ。う、嘘でしょ?トマトソース!?ロールキャベツはコンソメだろー! 普通の事だと思っていたのに、決して普通ではなかった事。普通の一部であっただけ。
そして、今日。十月一日は都民の日。都民の日はお休み。そう思っていたのに……学生時代は休みだったのに、休みではない。当たり前の事ではなかったのだ。
大きくなったら、戸惑う事が多くなる。それが当たり前、普通の事。
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