月の夜のつぶやき

2014年07月29日(火) 不自然

何かというと母が言う。

「おかあさんたちは、相手の嫌がることはしないから。
 向こうの気持ちを尊重するから。」

と。
不自然なくらいに繰り返す。
前回、前々回の内容の「おじさん」のことだ。

そもそも、母が自分と同じように行動させようとして、
私が怒って言った台詞が元になっていると思う。
母は、自分はちゃんとしている、とアピールしている。
そう感じる。

別に、アピールだろうとなんだろうと構わない。
ちょっとだけ気持ち悪いのだ。
ただそれだけ。

泣きながら「エゴを通したの」と言った母を思い出す。
娘からの痛烈なパンチだっただろうか。
若いゆえの石頭だっただろうか。


時間が経って思う。
母が私を相変わらずコントロールしようとすることの
あれは分かりやすい発現形態であり、
そして私はそれに猛烈に拒絶を示した。

恩着せがましかったり、
価値観の押し付けだったりに
私はすごく嫌な気持ちになるのだ。
誰だってそうなのかもしれないけれど、
私の場合はそれをしっかりと感じるまでに
随分と時間がかかってしまった。

案外、母も弱いんだよね、と
ここで私はかわいくないことをいってみる。
自分は大丈夫、強い、と言っているけど、
母だって他の人と同じように弱いところがある。
それでいいと思うけれど、
なんだか反発を感じないではいられないのは、
私の心の中でくすぶるものがあるからだな。


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