月の夜のつぶやき

2013年08月02日(金) 何が「当然」といえるだろうか

お盆が近くなってきた。
私の心は、まだ落ち着いていない。

夫は実家に帰省することに疑いがなかったらしく、
夫以外の人から「帰省するそうですね」と言われて驚いた。
なんの相談もまだしてないよね、と。

その日、自分に尋ねてみた。
「行けるかな?行っても大丈夫かな?」
と。

答えは早かった。
涙と吐き気が解答だった。

そうだよね…。
まだ辛いという気持ちはあるよね。
また同じ思いをしたくないよね。
毎年、行くと必ずいやな思いをして、
それでもなんでもない顔して我慢してきたよね。

そう、誰が悪いって、私が悪い。
その場その場でちゃんと伝えなかったのだから。
でも、「いやだ」という選択肢が
去年までの私にはなかったんだよね。
そんなこと、許されないと思っていたから。
いやなこと言われても、ね。

カウンセラーは言う。
いやなことを無理にしなくていい、と。
少なくとも、今の私には無理はしてほしくない、と。

なんとなくわかる。
帰省するんかな、やっぱり…と思ったときの
どうしようもない気持ちの不安定さ。

「やだやだやだ!!」

と思い切りの反発。
子供じみているのだけれど、
正直な反応がこれなんだ。


理由は簡単。
義父以外のメンバーがそれぞれに不快を提供してくれて、
私は遂に、滞在中に頭痛が出るようになってしまった。
そして、ひどく頭痛がして辛くなり、
他の人に先に入浴してもらっている間に休んで小回復しても、
気にしてくれるのは義父だけ。
義母は言葉だけ「先に寝ていいよ」とか言って、
こちらの返事も様子も待たずに、
愛息子である私の夫の方に体ごと向き直って、
「それで・・続きやけどね」
と、会話に戻ってしまったほどだった。

要するに、明らか過ぎる行動での表明だろう。
こんな憎たらしい嫁なんかどうでもいい、と。

また、言われてないことを推測しているけれど、
あんな露骨な態度はなかったと思う。

他にも、
「**(夫の名)らはおつりを返さん、って?」と。

バーベキューの買い物を私たちが毎年している。
義父が先にお金を渡してくれて、おつりは取っておいていいよ、と。
お駄賃と夫は理解していて、それで話はついているはずだった。
義父と義母の間に説明が不足しているのが事実。
だけど、すごくこれは嫌味だと思った。
「そんなことないよ」と夫は返していたが、
義母は納得していない。
短すぎて、義父も夫も真意はどちらも伝えていないだろう。

補足する気も起きなかった。
不愉快極まりなかった。
返すべきお金を返していないでしょ、と言われたわけだ。
これでもめないのは、血のつながりがある人だけだろう。

もう、義母とは終わったと思っている。
脱輪して傷が入ったから夫の新車の価値が半額になった、とか
そういう心無い言葉もくらった。
納車2週間で大事な車に傷をつけて落ち込んでいるのに、
そんなことをいう人なんだ。

祖母の死のときの言葉もそうだし、
義母とはそういう人なんだ、とあきらめるしかない。
あきらめた上で、どう付き合っていくのか。

ここに書いていないいろんな些細なことも重なっている。
だから、無理なんだ。帰省は。
吐き気と涙が出てきてしまう私の魂の答え、と言ってもいいと思う。
夫の大事な親だから、とか
年にほんの数日のことだから、とか
嫁として当然でしょ、とか
いろんな世の中の「常識」があるけれど、
今年の私はまだ無理なんだとしかいえない。
私の精神が病みかけている。

これを圧して行けば、行かれないことはない。
でもね、それは危険な賭けになると思う。
夫は、多分まだ事態をきちんと見てくれていないと思う。
夫が思うよりもはるかに、私は重症なんだと思う。
多分、本当は私自身すら現況をきちんと把握してないんだ。
まさか、吐き気と涙の返答がくるなんて
あの自問をしたときは予想もしてなかったんだから。






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