月の夜のつぶやき

2013年04月04日(木) 親 子

親ってなんだろう。
子ってなんだろう。

そんなことを思う。

子供にとって、
その子供が小さい間は
親は神にも等しい。

自分の小さい世界の真ん中にいる神に
どうか嫌わないでください、と
一生懸命になる。

少なくとも私はそんな子供だった。


自分は愛されるべき存在だ、という自己認識。
それが私には長く欠けていた。
私は迷惑をかけるかもしれない存在。
私は機嫌を損ねるかもしれない存在。
私は自分の意志を表明しても無駄な存在。

自分が中心にいて、
誰もが自分を当然に愛してくれる、なんて
これっぽっちも思ってなかった。

ある種の人間不信を私も抱いている。
人とそこそこの関係を築くと、
やがて不安がやってくる。
とんでもないトラブルが起きるかも?と。
この人を不興をかってしまうかも、と。
私が何かをしくじることで、そうなるかも?と。

変なの・・・・・
自信過剰の傲慢になるのも困るけど、
自分で自分を不幸にするのは、
これまた大変な問題だとは気づいた。
気づいて今、少しずつ忘れ物を取り戻している。
はるかな時間の向こうにある忘れ物。

どんな忘れ物をしてきているのかも、
時々分からないのだけれど、
そんなことを思い出しながらの旅だ。


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