来客


 過去 : 未来 : メール 2006年04月15日(土)


3大美祭の一つと言われる祭りが行われた。

お祭りの時は友達が遊びに来て、一緒に周ったりすることが多いのだが今年は誰も来る予定がなかった。

しかし前日に実家の母からメールが入る。



「隣りのおじさんそこに泊めてくれない?」




えええええぇぇぇぇぇ?

隣りのおじさん??

なんで??







で、60歳のおじさんを一人泊めることになった。(爆






そのおじさん、3月に仕事を退職し一人でぶらぶらと遊んでいるというのだ。

退職金が入ってお金はたっぷりあるのに宿が取れないらしい。



夕方、おじさんの荷物を受け取り、そのまま夜祭へ放置。
私たちと8時に街の中で待ち合わせをした。
すごい人ごみの中でもみくちゃになりながら逢うことができた。



酒好きのおじさんのために辛口の酒を買い、家に帰って宴が始まった。
小さい頃から知っているおじさんだが、こんなにゆっくりと話したことなどない。
でも彼も教員だったこともあり、ダーリンと話があうようだった。

そのうちダーリン、トイレに席を立ち、そのまま二階へ行って寝てしまったようだった。

仕方ないので私の番だ。












↑エンピツ投票ボタン

My追加


おじさんの家族の話、仕事の話、教育論、そして私の小さな頃の様子など話が尽きることはない。

ばりばりの名古屋弁も懐かしい。(笑

退職したてのおじさんは何か思うところがあったのかもしれない。

私は不思議と眠たくなることも嫌になることもなくずっと話していた。


気付いたら20度ある辛口の一升瓶の酒はほとんど無くなっていた。




次の日、おじさんはミホやカホと手をつないで露店を冷やかして歩いた。

子どもたちはお小遣いまでもらってたし・・・。

昔は厳しくて近寄りがたかったのにすっかり優しいおじいさんじゃん。(笑




リュックサックを背負ったおじさんは電車に乗って帰っていった。


「初めての一人旅でよぉ、今度はかみさんと来るための下見なんだがや。」






今度は是非お二人で泊まりに来て下さいね^^








なんとも今年は不思議なお祭りだった。







■ 目次 ■