姉妹愛


 過去 : 未来 : メール 2005年07月16日(土)


10歳のミホと7歳のカホはよくケンカをする。

というより、何でもきちんとやりたいミホは『ガサツ』なカホが許せないのだ。

だからいちいち母親のように監視してチェックする。

「手洗ったの?」
「うがいはしたの?」
「そんなやり方じゃダメだよ。」


などなど。。。


カホはカホでお姉ちゃんの言う事など聞く耳もたず。

それどころか憎まれ口を言うので、いつまでもお互い嫌なことを言い合う。


こんな場合私はカホを叱ることが多い。

そしてダーリンはミホを叱ることが多い。


今夜も子どもたちとダーリンの3人は寝るために二階へ上がっていった。
しばらくするとダーリンの大きな怒り声が響く。
暑いので網戸にしてあるし、10時過ぎていたのでご近所にも丸聞こえだ。

二階へ上がっていくとミホが布団の中で泣いていた。




いつものケンカのようだった。




ダーリンはミホを強く叱ったようだった。

カホは目を丸くして私のほうをじっとみた。


「ミホ、言いたい事があるなら言いなさい。」

と私は言った。

カホにも

「カホはミホが怒られて嬉しい?」

と聞いた。そんなわけではないことはわかっているけど。



カホは涙をポロポロとこぼして

「ミホちゃん、ごめんね。」







そのうちカホのほうが涙が止まらなくなってしまった。





↑エンピツ投票ボタン

My追加


「ミホ、カホがミホがかわいそうだって泣いてるよ。」








喧嘩ばっかりしてる姉妹だけど、姉妹にしかわからない絆があるんだな。





将来、若貴みたいにならなきゃいいけど。

財産ないから大丈夫か。^^

■ 目次 ■