赤ちゃん返り


 過去 : 未来 : メール 2005年06月15日(水)


最近二人目の赤ちゃんを産んだ友達とメールのやりとりを少しだけした。

今まで両親の愛を一身に受けてきた上の子にとって、妹または弟の登場はすんなりと受け入れることができないようだ。

年齢にもよるが、急に熱を出したり、お漏らしをまたするようになったり。

その友達もまた上の子の変化?に少し戸惑っているようだった。






そんなメールを読んでいたら自分の時のことを思い出した。






カホはミホが2歳9ヶ月の時に生まれた。

お腹が大きい時から女の子とわかっていたし、産まれたら「カホ」という名前にしようと決めていた。



ミホは病院へポポちゃんという赤ちゃんの人形を抱っこしてやってきて

「カホチャン、カホチャン」

と言っていたのを覚えている。



退院して家に戻った。
私は二人とも実家に帰らず自宅へ帰ったので、すぐに昼間は新生児のカホとミホと私の3人の生活が始まった。



ミホは特に赤ちゃん返りもなかったように思えたが


寝ているカホの頭の上でおしっこをしたことがあった。
頭ではわかっていても、心の中では何か訴えるものがあったのだろう。


これにはかなり驚いた。


その頃のミホの3歳児検診で、ある小児科医に


「下の子は寝ているだけだから、とにかく上の子を抱いてやりなさい。」


と言われ、なるべくミホと関わる事を大事にした。


同時期にカホの3ヶ月検診でまだ頭のすわりの悪かったカホを見てまた他の小児科医が


「しっかり抱いてやっているか?」


知能的に心配があるとも言われた。



ガーン!



その頃、私は子育てに一杯一杯だった。
だからその時のショックはかなり大きかった。


どうしたらいいのかわからない状況だった。







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育児サークルや相談室に参加した。


家にずっとこもっていたらどうにかなってしまいそうだった。





ダーリンに相談してカホを一日預け、ミホと二人でバス旅行をしたことがあった。


3歳のミホが


「オカアサン、楽しいね^^」


と言ったのを聞き、思わずバスの中で泣いてしまった。


こんなに小さい子が私に気を使う。
こんなに小さい子を可愛く思えないなんて。





今思えばあれは育児ノイローゼだったのだと思う。




子育てによって自分も育てられる。

ってことで、今も私は子どもと一緒に成長中。






そして、ミホもカホも私の大事な宝物。

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