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■ 思いやりのプロ仕事・・・レコーディング
ドロドロ昼ドラの 曲追加メニューのレコーディングがあった。
初めて、その現場を見学させて頂いた。
代々木の、細部が行き届いてて素敵なスタジオ。
エンジニアさん、アシスタントエンジニアさん。
師匠。師匠の会社の社長。私。
ギタリストさん。ヴァイオリニストさん。
皆 フォローしあっているの。
自分の至らない点は反省しつつも、
外にマイナスの気は 発しない。
誰かのマイナス要素に関しては、
その人を傷つけずに いかによくなるか 考えた言動を取る。
冗談を言ったり 全然違う視点の話を持ち出して 場をなごませたり。
相手のミスに対しては、自分のミスをさらけ出して 安心させたり。
意見の相違があっても 基本的には相手を立てる。
自分の感想や意見を、全体のバランスへの配慮なしに主張する人はいない。
すごい・・・・・・。
一流、って、 こういう意味なんだ。
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作曲家は、
ミュージシャンが最短ルートでイメージしている音を
出してもらえるように、合理的な楽譜を作る。
ミュージシャンは 楽譜に書かれている 少量の情報の中から
その音楽に求められている表現を 短時間に見つけ出していく。
その為の 沢山の情報量を処理していく。
ギターなら メロのどこでスライドを入れるか、
コードのポジショニングはどれが他楽器とハモるか、
ヴァイオリンなら どこで弓を返せば 自然なメロディとして繋がるか、
テヌートやマルカートなどのアーティキュレーションはどうか、
楽器の鳴り具合はどうか、etc・・・・
短時間に 自分の出来る事を すごい集中力で やるんだ。
日頃の練習、研究の量と密度が物を言うんだろうな。
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一方、こちらの地方では。
出来ない事に関しての 言い訳をする事にばかり頭を使い
出来てるフリをして 人を圧したり、欺いたりして
仕事をする・・・
そんな人と出会う機会が多かった・・・
それは 私自身の無知さや 未熟さが おのずと そういう出会いを招いていたんだろう。
そうじゃなくて、
人として 正しくて 誠実な
内容の充実を測るために 頭を使って、出来てる事を増やし、
出来ない事は 欺いたり卑屈になったりせず
対案を考えていく。
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出来る事を 出来るだけ 無理のないよう配分して、やる。
出来そうにもない 難易度の高い事を 無理くりやろうとせず。
そういう事に、頭を集中して使っている。
ああ、こういうノウハウを一度でも見せて頂けたので
もう少しで 私も
物事が 常に よくなり続ける為の動きを
出来る人間になれるかもしれない。
2004年10月14日(木)
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