Gift -spiritual song- 
Bordeaux Snow



 合理的、円満な 別離。

 今まで ちょっと違う・・・と思いながらも

 芸の為と思って、やってきた、クラシックピアノ。

 小さなコンクールながら全国優勝、色々なコンサート出演、

 体験してきた。

 それらの世界から

 ついに、別離する時期がやって来た気がする。


 これから関わる音楽に クラシックの要素が なくなる訳ではない。

 ドラマの作曲も 9月末からのドロドロ昼ドラとかは

 クラシック曲、といっていいジャンル。

 だけれど、

 ジャスト その世界で 生きる人間では やっぱりない。


 クラシックの生徒さん、最近 上手になってきている。

 大人から始めて、コンクールの地区予選に通る程になった。

 最近 ベルリン音大から帰国した同級生の大学講師に
 
 彼女達の臨時レッスンをお願いした。

 私の対応出来ないレッスンを 彼は行ってくれる。

 細かいアナリーゼ、手や身体の使い方・・・。

 私は 音楽の根底にある魂や 表現に関する事は 何かお手伝いできるけれど

 それを 実行する為の 技術的な事は とんと弱い。

 
 彼女達の レッスンの足が ここ数ヶ月、ちょっとにぶっている。

 ベルリン帰りの彼のレッスンの方を 優先している様子。

 もちろん、それはよく理解出来る。

 私が これから目指している ポピュラーも含めた
  
 アーティスト、作曲家としての活動と

 方向が 大分 ずれてきたんだ。

 ラウンジ仕事や ドラマ、ライブ活動を ここ1,2年で実現している私を

 彼女達は 「遠くに行ってしまうなぁ」という目で 見ていたのかもしれない。

 私は 相反するものじゃなくて 一緒に どちらのジャンルも

 楽しんでいきたいけれど・・・・・ 

 そうもいかない。


 彼女達を、ベルリン帰りの彼に お願いする事にしようと思う。

 皆が 自然で いい方法だと思う。
 
 彼のレッスンは レベルが高いので、

 そこまで 持って行くサポート、位で 私は丁度いい。

 
 目指してる方向と同じ目線の 生徒さんだけ 残るかもしれない。

 または、創作活動や ライブの準備などで

 「レッスン」自体を 廃業にするかもしれない。

 どちらにしても、

 私は ポピュラー、クラシック、ジャズなど 垣根のない

 「作曲家&ピアニスト」というアーティストになりたい。


 その方向に、まっしぐらな活動が出来るように、

 生活を 整理する。
 
 

2004年09月17日(金)
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