TENSEI塵語

2008年01月22日(火) 消費税還付金の問題

国会で暫定税率継続か廃止か、という論議が始まっているようだが、
少なくとも、この暴騰の間はちょっと外してもらってもいいんじゃないか、
というのが庶民の感覚である。
また2、3カ月前の水準に落ち着いたら、元に戻して、
それから「暫定」なんだから改めて議論してもらえばよい。
もちろん、いろんなところで税金を取られて、
政府自らも、官公庁も、無駄遣いばっかししてきたことを知らされてるので
野放図な課税には大反対である。
今までの無駄遣いへの反省なく、今までどおり無駄遣いするのなら、
今までどおりの課税などもってのほかである。
無駄遣いをしっかり粛正して、教育や福祉など、使うべき所にしっかりと
配分して、庶民に納得のできる使い道を示した上で、
どういうところにどれだけ課税するかを決めてほしいものだ。

ガソリンの暫定税を廃止したら財源はどうするんだ? とうるさい。
道路くらいだったら、しばらく我慢すればいいんだけどね。。。
自民党が土建屋にゴマをするために必要な財源なのだったら、
もちろんそんな財源は知ったことじゃない。
国民から集める財源じゃなくて、自民党が拠出すべき財源だ。
(しかし、実際、長年の地方での自民党信奉というのは、つまるところ、
 税金を利用しての地方へのごますりによるものだったのでは、、?)
自民党は地方が困るぞ、と繰り返している。
どんな風に困るのか、どうも我々にはわかりにくい。

とにかく「正当な」財源に困るのだったら「暫定」に頼るのがおかしいし、
それよりまず、あの莫大な「消費税還付」なるものを廃止したら?
と、最近常々思っていたのである。
しかし、いまいち理由付けがよくわからない「消費税還付」である。
どう考えてもおかしいのに、なぜまかり通っているのか、不思議である。
さっき改めて検索してみて、「輸出企業に消費税が還付される仕組み」
というPDF ファイルを見つけて読んでみた。

そこにはまず、普通の消費税の仕組みが書かれていた。

4 消費者  100000円で買う。 税5000円は小売業者に。
3 小売業者 100000円で売る。 税5000円を預かる。
        70000円で仕入れ。税3500円は卸売業者に。
                  差額1500円を納税。 
2 卸売業者  70000円で売る。 税3500円を預かる。 
        50000円で仕入れ。税2500円は製造業者に。
                  差額1000円を納税。
1 製造業者  50000円で売る。 税2500円を預かる。
                    2500円を納税。

あ、な〜るほど、こんな風に分けられて我々の消費税が納税されるわけね。

しかし、輸出品の消費税は、実に微妙な話になる。

3 輸出業者 100000円で売る。  税   0円。
        50000円で仕入れ。 税2500円は製造業者に。
2 下請業者  50000円で売る。  税2500円を預かる。
     材料を20000円で仕入れ。 税1000円を材料業者に。
                   差額1500円を納税。
1 材料業者  20000円で売る。  税1000円を預かる。
                     1000円を納税。
4             輸出業者に  2500円を還付。

これは誰も損をしていない。
輸出業者の仕入れ値の消費税2500円が堂々巡りするだけだ。

しかし、こうして分析してみてよくわかった。
我々は日本国内で何らかのものを買う限り、消費税から免れない。
輸出業者だって、国内で仕入れる限り消費税から免れない。
それを国内で売ろうが、国外で売ろうが、それは彼らの勝手である。
国内で売れば消費者が消費税を負担してくれるけれど、
国外で売ればそんな保証はない、、、と言うだけのことなのだ。
それは業者の選択であって、国が責任を負うべきものなのだろうか?

輸出業者が材料なり、部品なり、製品なりを買ったのは国内である。
国内での消費については、国内のルールを守らねばならない。
それを売る先を国外にするか国内にするかは、業者の勝手な選択である。
国内にすれば、消費者がちゃんと販売価格に見合う税を預からせてくれる。
しかし、輸出して儲けたい。
そうだったら、それはもう企業の選択の問題であって、
国家がわざわざ親切丁寧に保護してやる必要などまるでない。

とにかく自民党の政策というのは、庶民に冷たく、大企業に甘い。



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