TENSEI塵語

2007年12月31日(月) 明るいと思えない未来

何と起きたのは11時半で、餅つきは終わっていた。
別に餅つきを手伝うつもりではなかったのだが、
そのころには買い物に出るつもりでいたのだ。
要するに、買い物から帰っている予定だった時間にようやく起きたわけだ。

昨夜、ゲームがなかなか終われなかった。
第10のダンジョンに入ったのだが、鍵はあるけどどうしても運べない、
2本の蝋燭にどうしても火がつかない、、、とうとう手詰まりになって、
攻略サイトを探して読んだりして、何とか2本の蝋燭に火をつけて、
何やら壁の動く音がし、謎の鍵の部屋はおまけであえて行く必要ないことが
わかったけれども、どうしても先に進めない。
ぐるぐる点検に回ったりしている内に、入り口近くに出たので、
外に出てセーブしてもどったら、すべてリセットされていて、やり直し。。

今度は、攻略サイトの説明に従って、順々に進めて行ったが、、、、
あれあれ、、?? やっぱり進めない。
またもや、何度も部屋を行き来して確認するが、どうしても先に進めない。

・・・ふと気がつくと、もう朝の5時近かったので、
DSの蓋を閉じてスリープ状態にして寝た。
それで、起きたのが昼前の11時半ということになってしまったのだ。

夕方その続きをちょっとやったのだが、やはりしばし点検。。。
攻略サイトも3つくらいを子細に読んだが、やはりやり残しは何もない。
今までこの先進めないと思っていた部屋は、
このダンジョンの途中ですでに通った部屋だという確信も生まれた。
それで、2本の蝋燭の部屋を、腹を決めてしつこく探ってみたら、、、
、、、なんだぁー?! こんなところに通路ができてたなんてーー!!
・・・で、ようやく、10個目のボス戦を終了させることができた。

妻はこの数日間、ドラクエ4の最終章の途中で足踏み状態のようだ。
クラスの児童に、もうとっくに全クリしてる子がいるらしいから、
電話して聞いたら? と勧めているのだが(笑)
さっき攻略サイトの該当箇所をプリントアウトして持って行ってやった。


ところで、その妻のクラスの、ゲームの得意な児童なのだが、
宿題も何も、家で勉強などまったくやって来ないでゲーム三昧だそうだ。
父親が何でも次々に買ってくれるのだと自慢げに話しているそうだ。
ところが、実はこの子の家は離婚した母子家庭で、生活保護を受けている。
しかし、この離婚して出たはずの父親は、最近はしょっちゅう家にいる。

その団地内にはそういう家庭がわりと多いそうだ。
実質は離婚してないのに、書類上は離婚して母子家庭にして、
生活保護の認定を受けて、さまざまな金銭上の補助や免除を受ける。。
生活保護家庭なのに、高級車に乗って子どもを迎えに来る人もある。。。
一般家庭よりもかえって裕福な生活保護家庭もあるようだ。
役所はあくまでも書類上の処理しかしないから、
実質はどうあれ、認定は堂々と継続することになる。

そういう生活の知恵というか、法の死角をついた悪知恵というか、
それでこの世を乗り切って行く人たちもいれば、
働いても働いても低所得な上、不安定な雇用に苦しんでいる人も多い、
というか、どんどん増えている。
私の兄も、3年ほど前に20年ほど勤めていた会社が倒産し、
何とか警備会社に拾われて、夜間勤務で辛うじて食いつないでようだが、
幸い、子どもは2人とも独立しているので、それほど悲愴めいてはいない。
しかし、20代、30代で、リストラや倒産で失職した人たちは大変だ。
正採用はなかなかしてもらえないので、いろんな職を渡り歩くことになる
が、30代後半からは年齢制限の壁に阻まれる。
さらに、若者がなかなか定職に就けないし、いったん就けても、
昔のような終身雇用の原則が取り払われて、いつ捨てられるかわからない。
ネット難民というのが今年の象徴的な一社会現象として問題になった。
要するにホームレスの年齢分布・居場所分布が広がり、
ますます増加しつつあるということだ。

雇用問題というのは、政治の根本的な問題のひとつだと思うのだが、
これについて考えていると、実に複雑な矛盾の中に入り込んでしまう。
まとめようがないほどの、複雑な矛盾である。

小泉・竹中両クンは、格差社会をよかれとした。
経済の活性化のためで、それは成功したようにも言われているけれど、
活性化したのは、儲けることのできる大企業と富裕者層の話であって、
多くの人々がいったん職を失い、低賃金の不安定就労者になった。
中小企業の多くが倒産した。
これだけでも酷い政策だと思うのだが、それを勝ち負けの原理に置き換え、
「勝ち組」を称え、「負け組」を君たちの責任だ、努力不足だと断じた。
そう簡単に断じていいものではないと思うのだが、
あっさり断じて憚らないところに、彼らの冷酷さがある。

企業は賃金節約のために、正社員を減らし、非正社員を低賃金で雇い、
さらには、社内のいくつかの部門を海外に移動し、
国内の労働者よりもさらに低賃金の労働者に働かせようとするから、
ますます国民の雇用機会を圧迫する。
表向きの失業率はそれほど深刻に見えないけれども、
それは、低賃金と不安定な就労に耐えている人々も就業者に数えているから
で、実は、憲法で保証された「文化的で最低限度の生活」は捨てて、
みすぼらしく辛うじて食って生きるのがやっと、という人たちが増えている。
これからもますます増えるだろう。
とにかく政府が奨励しているのだから、企業は限りなく低賃金を追求する。

大企業はほくほく顔で儲けているけれども、そこからは税金を取らない。
大企業の儲けからの税金は減額される一方な上、
輸出品に関わる消費税還付で、我々の納める消費税の20%も献上。。。
で、税収が足りないから、消費税を上げるしかないぞ、と言う。
雇用は厳しく、不安定な雇用に常に不安を感じつつ、
やっとのことでかつかつに暮らしている人たちには、
年金払え! 健康保険料払え! 消費税は当然! 消費税上げるぞ!!

で、貧乏人から巻き上げた税金を一生懸命自分たちの利益のために使い、
仲良しのブッシュのために使う。
泥沼化するばかりの対テロ給油活動に使う。
協力すれば協力するほど、泥沼化に協力してきたと庶民は思うのに、
国家の代表者たちがなぜあれを国際正義だと堂々と主張するのか、
ちゃんと説明してくれないとまったくわからない。

・・・話題が逸れつつある。
逸れたついでに、もうひとつの憂慮。

2週間前まで開かれていたCOP で、数値目標設定に反対したのは、
アメリカへの追従かもしれないが、国内の産業界への配慮だろう。
子々孫々に負の遺産を残さぬように、また、美しい地球を守ろうと
開かれた会議に、目先の利益しか眼中にない産業界の欲望を優先する。
何という浅はかな為政者たちであろうか。。。

そして彼らがそうやって常に優遇している産業界は、
今後ますます不幸な国民を量産しようと、あらゆる知恵を搾り続ける。


唯一、未来を明るくする方法があるとすれば、
当面は、自民党と民主党の政策に国民の大多数が厳しい審判をすることだ。
その兆しが、晋三ぼっちゃんと福田翁の時代になってようやく現れ始めた。
国民の大多数が、中身のない盲目的信仰に陥ってきた戦後60年が、
かくも不幸な時代を創り上げてきたのだ。
唯一の原則はこれである。
「国民本位の政治をしない限り、政権は任せませんからね(きっぱり!)」

・・・と、最後に今年を振り返ってみた。





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