TENSEI塵語

2007年01月16日(火) 楽しいミュージカル

高校時代から好きだったミュージカル映画が「ラ・マンチャの男」。
映画は何度も見たし、幸四郎の舞台も2回見た。
3年半ほど前に知って、プッチーニのオペラと並ぶほど気に入ったのが
「オペラ座の怪人」、、、これは本当にすばらしい音楽だ。
しかし、それらはちょっと内容的にも音楽的にも重い。
「サウンド・オブ・ミュージック」ももちろんいいけれど、少し重い。

楽しいミュージカルというと、「メリー・ポピンズ」が好きで、
数回は見ていると思う。
ディズニーのアニメなどはほとんどミュージカルアニメで、
魅力的な曲が多い。
キャラクターの絵があまり好きになれないので積極的には見ないけれど、
見始めたら、巧妙なアニメーションと音楽の楽しさに引き込まれて、
ついつい夢中になって目が釘付けになる。

きょうは輸入盤の「プロデューサーズ」と「チキチキバンバン」の
サントラ盤が届いたので聞いた。
どちらも、映画を見たら楽しい音楽がいっぱいだったので、
先日、ふと思いついて注文しておいたのだ。
こういうのをわざわざ買って繰り返し聞こうとするのは、
楽しみだけでなく、吹奏楽譜も出れば、レパートリーに加えられるからだ。

どちらも、聞いているだけでも、これでもかこれでもか、というくらいに
楽しい気分にさせてくれる。
ただ、「プロデューサーズ」はちょっと全体に騒々しすぎる。
「チキチキバンバン」はその点、たいへんバランスがいい。

しかし、ディズニーのアニメの場合はそういうことはないにしても、
こういうミュージカル音楽を聞いていると、
たいていヨハン・シュトラウスの「こうもり」を思い浮かべるのはなぜだ?
音楽的にも実に優れた、あの底抜けに楽しいオペラが、
私の中では、楽しい舞台音楽の最高峰として君臨しているのだろう。


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