高校時代から好きだったミュージカル映画が「ラ・マンチャの男」。 映画は何度も見たし、幸四郎の舞台も2回見た。 3年半ほど前に知って、プッチーニのオペラと並ぶほど気に入ったのが 「オペラ座の怪人」、、、これは本当にすばらしい音楽だ。 しかし、それらはちょっと内容的にも音楽的にも重い。 「サウンド・オブ・ミュージック」ももちろんいいけれど、少し重い。
楽しいミュージカルというと、「メリー・ポピンズ」が好きで、 数回は見ていると思う。 ディズニーのアニメなどはほとんどミュージカルアニメで、 魅力的な曲が多い。 キャラクターの絵があまり好きになれないので積極的には見ないけれど、 見始めたら、巧妙なアニメーションと音楽の楽しさに引き込まれて、 ついつい夢中になって目が釘付けになる。
きょうは輸入盤の「プロデューサーズ」と「チキチキバンバン」の サントラ盤が届いたので聞いた。 どちらも、映画を見たら楽しい音楽がいっぱいだったので、 先日、ふと思いついて注文しておいたのだ。 こういうのをわざわざ買って繰り返し聞こうとするのは、 楽しみだけでなく、吹奏楽譜も出れば、レパートリーに加えられるからだ。
どちらも、聞いているだけでも、これでもかこれでもか、というくらいに 楽しい気分にさせてくれる。 ただ、「プロデューサーズ」はちょっと全体に騒々しすぎる。 「チキチキバンバン」はその点、たいへんバランスがいい。
しかし、ディズニーのアニメの場合はそういうことはないにしても、 こういうミュージカル音楽を聞いていると、 たいていヨハン・シュトラウスの「こうもり」を思い浮かべるのはなぜだ? 音楽的にも実に優れた、あの底抜けに楽しいオペラが、 私の中では、楽しい舞台音楽の最高峰として君臨しているのだろう。
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