TENSEI塵語

2006年05月03日(水) 憲法記念日

憲法記念日という言葉を聞くたびに、清水義範の名歌(笑)を思い出す。

  この味がいいねと君が言ったから 7月6日はサラダ記念日

という俵万智の名歌をもじった歌で「騙し絵 日本国憲法」にある。

  この味がいいねと君が言ったけど 5月3日は憲法記念日

そう、この日にどんなことがあろうと、何はともあれ憲法記念日なのだ。
日本中の大半の人が忘れていようと、
子どもたちの大半は学校を休ませてもらえるこの日の名前さえ知らなくても、
あちこちで人が溢れ、長い渋滞ができようと、とにかく憲法記念日である。

さて、きょうの1面トップの見出しは、改憲に関する世論調査で、
「国民投票法53%が慎重」
たった53%?? いったい何考えてんじゃぃ?
あの案(昨年の10月31日参照)内容はひどすぎたじゃないか。
小選挙区制など、自分たちに有利なルールを作って勝負をしたがる
ずるい人たちの考えそうな案であることが明らかだったじゃないか。
私はあの案を読んで、とんでもない、と反対である。

ところが、この調査の質問項目を読むと変だなと思う。
「手続きは必要なのだから早く決める方がよい  32%」
これはどういう意味の選択肢であろうか。
「手続きは必要」って、現に今手続きはあるではないか。
きょねん出てきた国民投票法の改案は、
「より簡単に安易に改められる手続き」という目的であって、
現在そういう手続きにあたる法がないというわけではない。
こういう質問項目を作る人や、これを選択して答えた人の真意がよくわからない。


「改憲の必要がある 55%  改憲の必要はない 33%
 第9条に関しては、必要がある 43%  必要がない 42%」

必要がないと考える人の考え方にはおそらく大差はないだろう。
しかし、改める必要があると考える人の中には、
自衛隊の存在と権限を明記して今までの精神を強固にする考えもあれば、
アメリカの起こす戦争にいつでも参戦して協力できるようにする考えもあり、
そういう正反対の考え方の間にさまざまなレベルのとらえ方があるはずだ。
いかに議論を要する問題かがよくわかるのである。
決して、小泉くんやその周辺の連中の趣味で突っ走ってよい問題ではない。
そしてまた、国民も、約半数が憲法をよく知らないという国民も、
こうして新聞に大文字で書かれたりする風潮に安易に乗ってはいけないのだ。


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