でこすけ日記

2001年10月05日(金) 秋大〜〜〜!

 はてさてやって来ました、本番の日。秋大会二日目、一発目は我が演劇部の「アクマノ アザケリ」です。
 七時半に部室に集合してメイク&衣装にお着替え。会場が学校のすぐ近くなので大道具搬出用のリヤカーを引っ張りつつ徒歩で会場へ。大会役員の我が部の顧問、あいもてーに楽屋の鍵をもらって楽屋入り。ブースのモンシロちゃんや筆ちゃんに声をかけたり、お手伝いに来てくれた先輩達とお話ししたり緊張をほぐしました。それにしても今回ほど本番前まで空気がピリピリしなかったのはなかったと思います(^^ 
 さてさて、最初にも書いたとおり一発目なので楽屋入りしてまもなく私たちの出番はやって来ます。九時半からのスタート。すでに今回の舞台が五回目ともなる私ですら心臓がばくばくしてきます。ましてや自分のプチアクションが幕開けにあるこの劇(自分で書いておいて・・・自業自得や)、緊張は増します。本ベルが鳴って客電が落ちます。この会場は幕がないので暗転の隙にスタンバイに入ります。そうして所定の位置に立った私。始まりのMEが鳴って照明がつく。そして客に向けていた背。ゆっくりと振り返る私。ぱっと顔を上げて気合いを入れるかけ声・・・。

 動き出せばいつもの通りでした。これより前の舞台も始まってしまえばいつもの通りの緊張感で演じられる・・・。私は「綾川浩二」に心からなりきって劇を演じることができました。やっぱり「綾川=私」で台本を書いていただけあって何の違和感もなく演じられました。練習重ねたんだからそれくらい当たり前ですけどね(笑)
 とはいえ、部員全員それぞれに小さな(大きなのもあったけど)ミスがあってもったいなかったですな。何があったかは勝手にばらすと本人達にしばかれそうなので自分の犯したミスを・・・。
 小道具のチョーカーつけ忘れました!
 あの、中盤からさくらちゃん(綾川が思いを寄せている女の子)からもらったチョーカーをつけて、それが後々綾川の命を救う役目を果たす代物だったのですが、銃で撃たれてどうして助かったんだと尋ねられてチョーカーを示すシーンでつけ忘れていたことに気づいたんです。「チョーカー・・・?」という岩瀬さん(@じゃがぁ)の台詞もあるということで思いっきりマイムでごまかしました・・・。く、くやしい。

 まあそんなかんじで無難に(?)こなしていって無事時間内に劇を終えることができました。で、劇が終わったあと、メッセージボードへのかき込みを見に行ったのです。メッセージボードというのは各学校の劇についての感想を書くもので、私たちが行くとたくさんの人が書き込んでくれている最中でした。その人の山を後ろから見つめる私たち。今回の劇ではハドケンがものごっつい(勘違いヴィジュアル系な)メイクをしていたので、「この人達振り返ったらびびるよねー(^^」などと語っていた矢先、女の子数人が振り返りました。すると、「きゃー」という声とともに何故か私が追っかけられました!近くの陰に隠れるもあっという間に囲まれて握手を求められる始末。ふと見れば向こうの方でじゃがぁたちも他校の方々とお話を。しかし・・・なんで私は女の子に追っかけられているの!??そしてよく見ると私を囲んだ女の子達は大会一日目に劇をやった役者陣の方でした。しかも結構好評だった(そして美人!) ひとりの女の子が言いました(ちなみにこの子、筆ちゃんの友達だったらしい)
女の子1「あ、あのー、何か喋ってください・・・」
カノン「え・・・えぇ?」
女の子達「きゃーしゃべった!」
女の子1「舞台の上と声全然違いますねー。なんか少年役の声優さんって感じでしたー」
カノン「(てれてれ)そ、そうスか?」
女の子1「あ、私一日目(劇に役者として)に出てたんですけど・・・」
カノン「あ、見ましたよ!上手かったですよねー」
女の子2「あ、私リズ役でした」
女の子3「私ベベ役でした」
と、こんな具合の会話を交わす。彼女たち、メッセージボードには
女の子1→「おっかけしてすみませんでした」
女の子3→「(私が書き込んだお礼の言葉&綾川イラストの隣に)持って帰りたーい byベベ」
女の子2→「私も byリズ」
と書き込んでくれました(笑) 固定ファンゲット!?ともあれ嬉しかったです。

 で、この後は他の学校の劇を観るだけだったので特筆することはなく、結果発表です。今回は九校参加のうち三校が選ばれ、その中から更に中央大会への参加を許可される学校がでるのです。まずは講評やらそれぞれの高校に一番良かった点を表彰など。講評ではいろいろ参考になる意見を聞かせてもらいました。今年の審査員の方々は非常に公平な立場でものを見てくれていて講評を受ける側としてもすごく気持ちがよかったです。
 さあ、いよいよ上位三校の発表です。・・・結果から言ってしまえば中央大会には進めませんでしたが、上位三校のうち一校委選ばれました!自分の台本でやった劇が選ばれるなんてすごく嬉しかったです・・・なんて陳腐な感想しか述べられませんが(笑) 感動で目がうるうるして・・・みんなと喜んで・・・。大道具搬出の時、ぺちゅさんの胸の中でようやく大泣きできました。思い上がりかもしれないですけど、脚本書いて舞監やって・・・努力の量はともかく、時間的には一番長いこと大変な思いしていたのが自分だったもので・・・。けど、がんばって来れたのは他ならぬみんながいたからであって・・・それでもやっぱり自分、がんばったんだーと思うとますます涙が出てきました。
 演劇やっててよかった・・・。

 他にもいろいろあったけど、上手くまとめられないのでこの辺で。


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イズナカノン

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