ずんだいありー
□■□モクジ□■□→→コレマデコレカラ←←


2004年03月18日(木) immature

この前の土曜日。

朝の6時に出社をしなくちゃいけなかったあっしは彼氏Mの家に泊まった。
楽しく過ごしつつ、適当にわがままを言ってみたりして、眠って起きて
会社にちゃんと出かけた。

朝、仕事中にMにメールした。
【件名】寝てるけど
【本文】おはよ。今朝は眠いのに付き合ってくれて本当にありがとう。
ワガママをいいまくっちゃった昨日ですがそれを受け止めてくれるMの
ことが大好きです。これからも困らせちゃうけど好きの気持ちだと思って
くれたら嬉しい(笑)じゃあね。

と、ドリカムの「未来予想図」みて〜。って軽いメールを送った。

それから2時間後、Mから返信が。
3/13 11:16
【件名】こちらこそ
【本文】21日と28日のイベントには俺、参加していいかな?ずんだが気疲れ
するんだったら無理して付き合わなくてもいいよ。でも正直意外だった。
ずんだってすごく社交的かと思ってたから。俺は今まで彼氏の友達とどんどん
仲良くなって下手すると本人よりも仲良くなっちゃうような付き合いしてたからさ。
まあずんだは酒飲まないから余計に気疲れしちゃうのかな〜。でも俺にはずんだの
友達どんどん紹介してよ!ずんだにどんな友達いるのかすごく興味あるから。二人の
関係や時間はもちろん大切だけど二人だけで内向きで閉鎖的な付き合いは俺あまり
したくないんだ。二人だけで刺激しあうだけって限界あると思うし、カップルとして
他のみんなとかかわっていたほうがもし二人の関係がぎくしゃくしてもそれが鎹として
機能すると思うしね。でも俺も慌てるつもりはないから。もっとお互いの関係がしっかり
してずんだ自身の気持ちに余裕ができたら是非俺の相方として皆に紹介させて欲しいと
思ってる。今回は俺がわがまま言ってごめん。でもこれが俺の今の正直な気持ち。では
お仕事頑張ってねん!愛してるよ

→あっし、恋人と社交界デビュー的にみんなの前にお披露目されたりするのがとにかく
苦痛。彼氏の言っていることはもっともだと思うし、相手も30代後半でみんなとお酒
飲むのが楽しみ、っていう人だからそんな中で彼氏とあっしだけの関係を排他的に
考えたくないっていうのはよくわかってるつもり。でも、最初はどうしても排他的に
閉鎖的に付き合いをしてみたいんだよね。自分の中で彼氏です!って心から言えるよう
になれるまで。きっと。
割りに社交的に見られるあっしですが実は内弁慶なところもあって仲いい人には特に
それが顕著に出る様子。早速突かれた!って感じ。

そしたらそれから20分しないうちにMからまたメールが。
3/13 11:37
【件名】追伸
【本文】俺はずんだの態度ちっともわがままだと思ってないよ。だけどわがままをきいて
くれるイコール愛されているって言う恋愛の仕方をする歳ではもうないような気がするな〜。
自分がわがまま言ってるかな〜と思ったらそれをセーブしようとする気持ちって大切だと
思うんだけど。御免、言い過ぎたかな〜

→激鬱入った。
わがままを聞いてねっていうのは別に本気で言っていたわけではないけれど確かにそれを
許してくれるくらいの人がいいって思ってたし、実際彼氏もそういう人だけれどそれに
対してこんなにもストレートに返信されてしまうと返す言葉が見つからない。
わがままを聞いてくれる=愛されているっていう恋愛の仕方をする年齢ではない、という
のも全くをもってご名答!そのと〜りっ!
彼氏はおそらくそういう恋愛なんてとうの昔にやってきてるしそれがどういうものか
なんとなくながらも解っているからこそそれだけ言い放つことができるんじゃないかって
思う。
一方、アッシは30を過ぎてこれほどに安らげる気持ちで人と付き合ったのはまだ1度ある
かないかって感じ。大学院時代に付き合ったRちゃんくらいだ。そしてその彼にはとても
不義理を尽くして一方的に終えてしまった。
歳の数だけ重ねながら恋愛の遍歴があまりにも少ないから、幼稚な恋愛願望から脱皮する
ことも、願望を経験して吐き捨てることもないまま、そこから成長することもなく、
幼稚な願望と加齢をブレンドした、半分オトナ半分コドモのような恋愛をする自分。
付き合いの「やりかた」がわからない自分に気づかされてはっとするし、すごい鬱になる。
付き合っているヤツとの生活って「夢」みたいに思っていたところが何年も何年もあった
からこそ、こうやって気づかされる「夢」に対峙した自分像があまりにもみすぼらしくて
嫌んなっちゃう。

ちょっと経ってから彼氏にメールをした。
3/13 12:30
【件名】Re:追伸
もう全部言う通り。でも恋愛ごっこぐらい最初はしたくない?社交的に行きたいのは
勿論そうなんだけどとにかく気疲れすんのが辛いんだ、それだけが。Mがしたいこと、
よ〜く解るんだけど今は二人でいる時間をとにかく大事にしたいんだよ。社交的なのは
それ以外の時間で「死ぬほど」やってるし(笑)他の誰かと居るより自分を判って
くれてる人といたいんだ。それくらいの余裕しかないんだ。カップル同志なんて勿論
素敵だと思うよ。なんか暗くなってくるよ。鬱。

→どうがんばってもこんな「言い訳」めいた内容でしか返信できなかった。あまりにも
ご名答過ぎるメールに反論もできやせず。でも、とにかく二人で会う時間すらままならない
2月3月の忙しさを判っているはずなのに、他の人ともっと交わることをしたいんだって
言われてもね〜。2月残業時間140時間・・。1ヶ月でまるまる2ヶ月働いているとしたら、
毎日16時間働いてて、そして二人だけじゃない時間を作る?二人の時間も作る?できる?
そんなこと。
意味なく忙しくて、何をモチベーションに残業を死ぬほどしているのかすら判らない中、
彼氏にこういわれちゃうと返す言葉も見つからなくて鬱々としてしまった。

彼氏からはその後、彼自身が急いで考えてしまった早急さを詫びると同時にこれからも
もっと二人仲良くしよ〜ぜ的なメールがきて一件落着。

それでも自分の中に残る不快感。
口の中に砂が入ったままのような、じゃりじゃりとした想い。
これまで隠してきた、ふたをしてきた自分の足りないところを
バシっと突かれた、その焦り。

それが抜けない。


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