西日が差したら枇杷の実を食べよう
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| 2003年01月19日(日) |
海岸で、風に吹かれる白いシャツ。『黄泉がえり』 |
『黄泉がえり』。 息子がみたいというので、映画館へ。
『月光の囁き』、『害虫』の塩田明彦監督が、 小学5年生男子にもわかる映画をつくりました、という感じかな。 よくも悪くも。
中学生のシーンは、さすがのリリシズム。 塩田監督って、このくらいの年代の少年少女の、 言葉にならない切なさ、不器用なもどかしさを 切り取って、映像にするのが巧いですね。
あと、海岸を、風に吹かれて歩く、白シャツ姿の草なぎ剛のシーン。 美しかった。 物語的には、そんなに重要な絵じゃないのに、 なぜか、見終わって、このシーンが一番、印象に残っているわたし。
よくみると、意外と彫刻的できれいな顔をしているのに、 あまり「美しく」撮ってもらう機会が少ない草なぎくん。 ・・・ジャニーズなのに。 が、さすが塩田監督。 そんな彼の、内面も含めた「きれいな部分」を、 ちゃんとみつけて、スクリーンに映し出していました。
ところで、この映画のヒロインの名は「アオイ」。 『害虫』で素晴らしい演技をした宮崎あおいちゃん&蒼井優ちゃんへのリスペクトかしらん。
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