西日が差したら枇杷の実を食べよう
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2001年04月03日(火) 地球さいごの日、又は愛しのロックハウンド様

「地球さいごの日を一緒に過ごしたいブシェミキャラは誰ですか?」
こんな質問をされたら、迷わず私はこう答えるだろう。
「アルマゲドンのロックハウンド!!」と。

映画『アルマゲドン』は、どうしたって好きになれないけれど、
ブシェミ演じるロックハウンドは、かなり好き。

女ずきで、いいかげんっぽいんだけど、天才地質学者。
計算高くて利己主義っぽいんだけど、ホントは優しいヤツ。

そんな「意外性の魅力」のステレオタイプみたいな、
シナリオスクールだったら、講師の先生に、
「もっとキャラクターに深みを」と言われそうな、
わかりやすいキャラに、単純な私のココロは、
あっさりと押し倒されてしまうのだ。

銀色夏生が何かの本に、こんなことを書いていた。
「そうだけど、そうは見えない人がすき」と。
たとえば、
「ビンボーなのに、ビンボーに見えない人」、
「頭がいいのに、頭のよさそうに見えない人」。
私は、この言葉に大きく頷いたものだ。

恋人にするなら○○、結婚するなら××と、
用途別!?に様々なお気に入りブシェミキャラがいるけれど、
地球さいごの日を一緒に過ごすなら、
私は断然、ロックハウンドがいい。

もしも、この世の終わりがきたら、
ほんとは怖いのに怖くないふりして、
ほんとは淋しいのに淋しくないふりして、
強がりでナィーヴな、
ロックハウンドみたいなヤツと、
飲んで、騒いで、陽気にすごしたい。

が、しまった。
ロックハウンドって、もしかしてロリコン!?


otozie |MAIL