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2006年04月29日(土) 『ハーフではなくダブル』について

“ママがダブルっちちゃんにはいつか話したいなあと思っていたこと”
という副題を、これを書いた当時(五年前)はつけていましたw

 オヤが わが子を「ダブル」と呼ぶとしても
「ダブル」の子どもと
「純部落(純ブラ)」の子どもに
 ”溝”を作りたかったわけではなかったの。
 
 でもどうしても、「ダブル」が気に障る人には
 ダブルっちちゃんの「ダブルっち」は
 いわば「愛称みたいなもの」と考えてもらえたら
 ありがたいなあって。
 
 
 終戦後にね
 アメラジアンや在日コリアンの人たちのあいだで
 自分たちや子どもたちのことを「ハーフではなくダブルと呼ぼう」という
 運動が起こったときに

 ママのアルバイト先の 解放同盟の支部の内外などでは
 当時、ボクのような(部落と部落外カップルの)子どもを
 冗談まじりに「ハーフ」と呼びあう体質がまだ残っていたの。
 それで
 T書記長が(書記長の子どもも、「ダブル」ね。ボクと同じ)
「われわれは、部落問題だけやっていていいのか!」
 と、目をギラギラさせて(笑)
 あっちでこっちでえっちらおっちら、指摘してまわって
 それで
 「ダブル」に変わっていったという経緯があるの・・・。

 
 要するに

 短い期間ではあったけれど、部落解放同盟T支部T書記長のもとで、アルバイトできた想い出と、
 
 それとあと、

 『ハーフではなくダブル』論議と同時進行していた友人たちの恋物語に立ち会えた想い出とが
 
 ママには珠玉の青春時代の想い出となった・・・ということだけ、

 キミには知ってもらえたらいいさ、といふことで。


 子どもどうしに「溝」はないことは、その後 オヤなりオトナになった私たちが何より 子どもたちから 学んだと思います。
 
 アメラジアン AmerAsian について追記させていただきますね。

 AmerAsianとはアメリカン(American) と アジアン(Asian) の間に生まれた子どものことです。

 ここ沖縄でいうアメラジアンは、父親が米軍人・軍属であるケースが大多数です。
 沖縄には、1千人とも2千人ともいわれるアメラジアンがおり、教育権が脅かされている子どもたちも少なくありませんでした。
 例えば、米軍基地内学校は、米軍人・軍属の子弟は無料だが、・母親一人で生活と教育を支えている場合は年間130万から150万円もの授業料がかかりました。
 そこで、同じような悩みを抱える母親たちが、1998年「ハーフではなくダブル」としての誇りをもち、 胸を張って生きていけるようにとの願いを込め開校させた多文化教育を目指すスクールを、アメラジアンスクール・イン・オキナワといいます。
 当初は卒業しても学歴として認められず、高校の受験資格がありませんでしたが、
 文部省は92年、激増する不登校児への対応策として、学籍のある小中学校長の裁量で「民間の指導施設」への通学をもって「出席扱い」にできるとの方針を打ち出しており、アメラジアンスクールをその「民間の指導施設」と認めた浦添、沖縄、具志川各市など5市2町3村でこれまでに小学生5人と中学生2人が卒業証書を手にしています。
 民家を改造した校舎での学習という教育環境も、2001年度、新しい校舎が完成し、改善される予定です。

 参考文献は「アメラジアン−もうひとつの沖縄」(上里和美、かもがわ出版1998)です。


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