オヤが わが子を「ダブル」と呼ぶとしても
「ダブル」の子どもと
「純部落(純ブラ)」の子どもに
”溝”を作りたかったわけではなかったの。
でもどうしても、「ダブル」が気に障る人には
ダブルっちちゃんの「ダブルっち」は
いわば「愛称みたいなもの」と考えてもらえたら
ありがたいなあって。
終戦後にね
アメラジアンや在日コリアンの人たちのあいだで
自分たちや子どもたちのことを「ハーフではなくダブルと呼ぼう」という
運動が起こったときに
ママのアルバイト先の 解放同盟の支部の内外などでは
当時、ボクのような(部落と部落外カップルの)子どもを
冗談まじりに「ハーフ」と呼びあう体質がまだ残っていたの。
それで
T書記長が(書記長の子どもも、「ダブル」ね。ボクと同じ)
「われわれは、部落問題だけやっていていいのか!」
と、目をギラギラさせて(笑)
あっちでこっちでえっちらおっちら、指摘してまわって
それで
「ダブル」に変わっていったという経緯があるの・・・。
要するに
短い期間ではあったけれど、部落解放同盟T支部T書記長のもとで、アルバイトできた想い出と、
それとあと、
『ハーフではなくダブル』論議と同時進行していた友人たちの恋物語に立ち会えた想い出とが
ママには珠玉の青春時代の想い出となった・・・ということだけ、
キミには知ってもらえたらいいさ、といふことで。