「あのさ〜このTV録画しといて欲しいんだよね」 「なんでよ、タイマー予約にしたらいいじゃない」 「いや、これケーブル繋いでるじゃん、普通にタイマーできないから・・・」
「なに?じゃあその時間まで私は家におらんといけんの?」 「う、うん。ちょっとONしといて回しっぱなしにしてていいから」
「10時45分まで拘束されるの?時間給いくらよ?!」 「なんでお金取るの!」
「当たり前じゃないの!私に関係ない事で、どうして拘束されないかん?」 「頼むよ!オレしかこの番組録れる人いないんだから!」
「・・・」 「頼んだよ〜(フェイドアウト)」
〜帰宅〜 「あれ?ほんとに2時間録ってたの?」
「だってそう言ったじゃない」 「あーそっか、でもこれ実質5分しか放送されないんだよね〜(笑)」
「・・・・・・・(怒)」 「(録画の再生しながら)あーチャンネル違ったか〜なんだー・・・ 9か13どっちかだったけど、やっぱこっちだったか」
「・・・それはなに?私のせいなの?アナタがチャンネル設定してたんだよね」 「う、うん。いいんだ夕方からも2回やるから」
「・・・・だったら最初から、夕方早く帰って自分でやりなさいよ(激怒)」 「(無言)」
〜翌日〜 「ねえねえ。新しいビデオテープあるよね」
「買わないとないよ」 「え?そうだっけ?」
「ケーブル繋いだ時、録画したい時はこーやるんだよって 設置しに来たお兄さんが言ったって、言った筈だけど あなたやってくれなかったじゃない、だから録画の仕方わかんなかったんでしょ」 「そ、そか(汗)」
〜数分後〜 「このテープダビングできるとこないかな」
「は?」 「会社に渡すからさ」
「なんでそこまでウチがせんならんの!」
「だ、だって 本社と営業所に渡さなきゃ・・・」
「ほしたらアレ?その分の費用は出るんだよね? テープ代とダビング代と私の時間拘束料と」 「そんなの出るわけないじゃん!」
「じゃあ、ウチは無駄な出費をこうむると。」 「(無言)」
〜翌々日〜 「今日ちょっと出かけようか」
「え、珍しいね、こんな天気悪い日に」 「たまには、おいしいお昼でも食べようよ」
「(ご機嫌)」 ―カメラ屋さん到着― 「なに?」 「ビデオのダビング・・・(引きつり)」
「なるほどね、君は自分の用事がある時は 大変に腰が軽いと見たね」 「(無言)」
―回転寿司到着― 「・・・・・」 「・・・・・」
もくもくもくもく・・・・・
「ちゃ・・・茶碗蒸し食べ・・」
「食べる(即答)」
1枚480円の皿数枚が重ねられる。
愛ってなんだろうね。
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