やくざ風味の日記
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| 2001年11月28日(水) |
ビューティフル・デイ |
本日は大忙しの日であった。なんつーか一日、スーツで行動したのって教育実習以来じゃわい。本日は昼ゼミ終了後、すぐにM小学校の研究授業を見に行く予定だったので、朝から講義びっちりの水曜、家に帰る間もないので朝からスーツだったわけですよ。昨日の夜、雪が降っていたくらいもうすっかり寒いので、上に黒のロングコート着ていたわけなんですが、なぜかオレを見た知り合いはみんな怖がっていた…何故だろう?
M小は遠いので、車で移動する事になったのだが、オレの乗った車はF井先生のツードアカー。メチャメチャ運転荒かった。踏みたくてイライラしてたカンジで前を行くY田さんの車をあおりまくっていた…バカが! んで、まあ道中それなりにいろいろ話しつつ(最近馴れてきた)M小に着いたわけなんですが…ここがまたスッゴイいい学校でした。車から出て玄関にさしかかると大縄で遊んでいた子どもたちが一斉に元気良く「コンニチワー!!」もう、模範的ですバイてなカンジのいいアイサツっぷりにオレ様鼻血がでそうだったバイ、拓さん!!いや、冗談抜きで学校全体のムードつうんか、なんかいいものを感じました。最近、そういう気配に敏感になってきたなあ。子どもたち全員が体操服を着てる姿も田舎っぽくてナイスでした。 肝心の授業は、3年生の国語で『きつつきの商売』という教材を取り扱った音読による「読み」に学習のねらいを焦点化させた授業だったんですが、これがメチャメチャ良かった!!もしかしたら、今まで見せてもらった国語の授業の中で一番良かったかも…て思うくらいいい授業でした。うーん、どこがいいというとキリがないのですが、やはり授業を受けている子どもたちの顔がこれ以上ないくらい、生き生きと輝いたいい顔をしていだろう。最近、色々な授業を見に行って思うのだが、授業を受けている生徒の顔でその授業の室が分かると言っても過言では無いと思う。今回の授業を受けている子どもたちは、今か今かと自分の出番を心待ちにしていて物語が生み出す言葉の世界に浸っていた。 こんな場面があった。教卓の一番前列に座っている女の子が手を挙げて発言したが、どうやら音声言語障害がある子らしかった。その子は、たどたどしくも一生懸命意見を述べていた。その内容は、はっきり言ってその前に発言した子の内容と大差ないのだが、その子は自分の考えを懸命に、絞り出すように、述べていく。教室の子どもたちは皆しっかりと、誰一人無駄口・陰口をたたこうとせず真摯な視線をそそいでいた。意見を言い終わったその子を、先生は暖かく誉めてあげる(この誉め方がこの先生は、絶妙に上手かった。やはり上手い誉め方は子どもの能力や意欲を伸長させる重要な鍵のひとつである)すると、その子は着席した後、小さく腕をグッと曲げガッツポーズをした。ホントに小さな動作でほとんどの人が見ていなかったかも知れないが、確かにやっていた。頑張った自分に対する満足感が動作になって表れたのだ「ああ、これでこの子にとっての今日の授業はかけがいのないものになった」と見た瞬間感じた。 なーんか、長くなったが、それぐらいこの授業はナーイスだったのだ。F井先生がビデオを回していたので後で、ダビングさせてもらおうと思っていたら、バッテリーを充電してくるのを忘れていたらしく、撮れなかったようだ。バカが… その後に、行った研究会も講演会もオレ様にとっては非常に勉強になるものだった。うーん、参加して良かった…500円とられたけど(笑) 最近、ホントに教育関連の知識を身につけることに、今までにない充足感を覚えるのだ。なんかマジモード入りつつあるなあ…
と、まあここまでが本日の第一部。夜になり、第二部「黄金の血統」…てはなく、「飲み会だよ!全員集合!!」編に突入するのであった…
(後編に続く)
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